思い出のスケッチブック

ページをめくるだけで思わず頬がゆるみ幸せな気分になれる1冊。
もしもプーさんにあの挿絵がなかったなら……。 なんだかちょっと想像できない。 だってほら、もしも…

本が好き! 免許皆伝
書評数:2238 件
得票数:70701 票
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。

ページをめくるだけで思わず頬がゆるみ幸せな気分になれる1冊。
もしもプーさんにあの挿絵がなかったなら……。 なんだかちょっと想像できない。 だってほら、もしも…

せつなくて、痛々しくて、懐かしくて、美しくて、まるで血を流しているかのように生々しくて、どうしてこんなにせまってくるのだろう。
1984年、社会主義政権下のルーマニアに生まれた著者は、混乱したポスト社会主義の中で少女時代を過ごす…





シリアスな中にも笑いがいっぱい、面白くて、愛おしくて、強くてやさしい、繰り返し楽しみたい極上のファンタジー。
魔法青少年担当省(ディコミー)に所属するケースワーカー、ライナス・ベイカーは、ある日突然、最上級幹部…





まずいよこれ、面白すぎる!!
タイトルや装丁から、人生に疲れた大人が癒やされるような、ファンタジーだと思いこんでいたから、主人公が…



歴史的建造物がならぶ貞洞通り(チョンドンギル) を舞台とし、歴史に名を残すそうそうたる面々を相手どって、10代半ばの若者たちが活躍する探偵物語は、筋運びに少々荒さはあるもののスリルたっぷり。
1910年の韓国併合によって日本の植民地支配がはじまる3年前、1907年に実際に起きたある事件を元に…

なんだか妙に面白くてこの世界から抜け出せない。
「ラテンアメリカ文学不滅の金字塔」「20世紀の奇書にして伝説的巨篇」「翻訳不可能と言われた幻のキュー…

これはやっぱり大人の読み物!?、初読みではあるものの、いろいろな意味でなかなかやりなおし甲斐のある作品だった。 #やりなおし世界文学
上流階級の令夫人が領地の森番と契りを結び、道ならぬ恋へと突き進む この小説を一文でまとめてしま…

笑ったり、怒ったり、うるっときたりとなかなかに忙しいが、ページをめくる手が止められず、思わず一気読み!うん!なんだか元気が出てきたぞ!
アメリカの人気テレビ脚本家が書き、2019年にケイト・ブランシェットの主演で映画化もされていると聞い…

あなたはなにをしているの?
カールは鳥ではありません。 クマでもなければ ビーバーでも カールはミミズです。 くる日…

この警察小説、フィンランドの歴史を紐解く物語としても興味深い。
銃声がヒルダの夢の中に割り込んできた。 彼女ははっと上体を起こし、慌てて息子のベッドを確認するも空…

水の中に入ると人魚になってしまうエミリときどきマーメイドシリーズ第2弾!
目を閉じて。 想像できる、いちばんきれいな場所を思いうかべて。 金色のビーチが見える?きらきらか…

さあ!みんなで一緒にぞわぞわしよう!?
2021年夏の刊行以来、多くの読者を引きつけてやまない 『赤い魚の夫婦』 に続く、現代メキシコを代…

仙台とジャズとジャズを愛する人たちと。
昭和20(1945)年9月、進駐軍は仙台入りし、東北大学のキャンパス内など、市内数カ所に米軍キャンプ…

思わずほろっとする場面もあるいい話ではあるのだが、少々複雑な気持ちを抱きもした。
だれだって、秘密にしていることってあるよね? ここだけの話だけれど、 オーエンの秘密は、人気のな…





とても悲惨な事件を扱ったノンフィクションなのだから、面白かったという言葉はそぐわないだろう。それでも手に汗握り一気読みせずにはいられなかったことは事実だ。
1998年11月のある夜明け頃、ボローニャの少年裁判所が発行した隔離令状をもって、ロレーナとその夫デ…

この本をガイドブック代わりに携えて、久々に京都に行ってみたくなった。
今日マチ子さんの表紙に惹かれて新刊情報に目を留めると、翻訳は永田千奈さんだという。 ということは原…

あなたもきっとかかしのファンに。
翻訳がやまねこ翻訳クラブのよしいかずみさんだというのでチェックしていた絵本です。 実際に手に取…

「素敵な本をありがとう。」と、あの人この人にお礼がいいたくなってきた。
内容も装丁もそそられることの多い出版社「共和国」が、今度はチェコの詩人の本を出した。 しかもそ…

実際に読んでみると、聞きかじりから想像していたような話ではなくて、思わずナボコフに謝りたくなった。でも、だからこそ、小説は読者によって完成されるものなのかもとも。
ナボコフの作品はこれまで何作か読んだことがあるが『ロリータ』を読むのはこれが初めて。 もちろん『ロ…

胸の痛みを感じずに読むことはできないが、この本を読むことで救われる人はきっといるはず。
この本のことは、発売前から気になってはいたのだけれど まずはナボコフの『ロリータ』を読んでからだろ…