ウサギ狩り人(上)




北欧の冷たい空気が感じられるミステリー。移民に不法入国、テロリスト、警察内部のもめ事に腐敗、てんこ盛りだけど、すいすい読める不思議なお話。
最初にコールガールがひどい目に遭う描写があり、北欧、スウェーデンが舞台ということもあり、ドラゴンタト…

本が好き! 1級
書評数:241 件
得票数:2343 票
日経書評を追いかけています。
しかし、読書時間が朝食時と入浴時のみなので、どんどん本が積み上がっていってます…
星の数はあくまでも私の好みの問題で、本自体の価値や巧拙を示すものではありませんので、ご了承ください。
画像の許容量が少なすぎるのでこんな写真しか載せられない…




北欧の冷たい空気が感じられるミステリー。移民に不法入国、テロリスト、警察内部のもめ事に腐敗、てんこ盛りだけど、すいすい読める不思議なお話。
最初にコールガールがひどい目に遭う描写があり、北欧、スウェーデンが舞台ということもあり、ドラゴンタト…



連載をまとめたものなので、一話完結の短編集みたいで読みやすいです。お歳の割には失敗談もそこそこ入っています。
新訳、超訳、誤訳、色々なんだよこれ、と思った時代もありましたが、日本語で世界各国の本が読めるという有…




芝居のことを何も知らない武家の娘が女形の女房になるから、おんなの女房、なのね。なるほど。
女形の女房ってどんな人がなるんだろう。読んでると女房を娶らない人も多いらしい。 確かに今と違って芝…




自分の子供の言い間違いを聞きながら研究ができるなんて、羨ましいねえ。実際の音声も聴けるなんて、音声学者さん達にはいい世の中になったんだろうなあ。
言語学の中でも音声学のお話。 子供の言い間違いやプリキュア、ポケモンと、世の中の人に馴染みがある素…




母親として娘が性暴力や偏見に打ち勝つためにどう育てるかは分かっても、息子が性暴力や偏見の対象になるということすら知らなかった。今、男の子を育てることの難しさは女の子を育てること以上なのかもしれない。
著者は男の子の母親。教育や報道記者の仕事をしているのもあって、女性の権利や両性の平等について一家言持…




安心のまかてさん。りんの根性話がこれでもかと書かれるけど、何か嫌じゃないのよね。
あらすじは他の皆さんがきれいにまとめていらっしゃるので、お任せして。 りんが画業を志すため、江…



読む、書く、聞く、話すの四技能を均等に伸ばす、なんて日本語でもできてないのになぜ英語ではできるようになると思ってるの?と当たり前のことを踏まえた上で、それぞれが目標、到達点を見つける必要がある。
最後のあとがきがやはりぐっとくる。 東大の英文学の先生で、5歳までは英語圏で過ごし、日本語よりうま…




「自画像」とは文字通りの自画像だけではなく、漫画家が漫画家、ひいては自分自身をどのようにとらえているか、とらえた自分をどのように表現しているか、のこと。膨大な知識量に圧倒されます。
可愛らしいひよこ色の上に散らばる漫画家たちの自画像がカバー。そこからめくると見返しに年表が。 んー…




著者は1974年生まれ。この時代になってもまだ黒人差別がこんなにひどいんだ、ということに慄然。
いわゆる釣り書的な情報からすれば、シングルであるとはいえお母さんは若いときから大学の教員として働いて…




最新の脳科学について偉い先生のご講義なのですが、思ったより分かり易くすらすら読めます。
脳科学流行りの昨今ですが、胡散臭いものも多く、信頼できる最新の情報を得られる本はないかなあとお嘆きの…




配膳さんっていう単語自体を初めて知りました。こんな魅力的な仕事があるとは、そして無くなっていっているとは、残念。
配膳さんは京都にいる特別なおもてなしの職人さん。 能、お茶、寺社、呉服屋という文化と歴史を重視する…


いよいよ秀吉と対決!と凄く面白い題材なのに、お姫様とのドタバタ、要る?
白川郷独立の道を選ぶまでの、前田や織田や秀吉との丁々発止のやり取りは面白い題材。 生きていた七…



普通の歴史小説と思ったら、思わぬミステリー仕立て。心地よいどんでん返しが続いて、読んだ甲斐ありました。
荒木村重は織田信長を裏切った人、黒田官兵衛を地下牢に閉じ込めてたって、大河ドラマでやってたなあ、以上…




認知機能に問題があれば反省も更生もできないけど、それがわかるまでにこんなに時間が掛かり。わかったとしても対応できていない状況がもどかしいし、怖い。
言わずと知れた大ベストセラー。どんなものかと楽しみに読み始める。 児童精神科のお医者さんが自分…



飛騨の小さな国が一向宗と織田信長の間に挟まれて大変!よりも、お姫様の恋模様がメインなのか?
雪深い小国のじゃじゃ馬お姫様紗雪が実は絶世の美女で、よそから来た爽やか青年七龍太との恋はどうなるの?…


あら、第二巻ってことかー!英語の項が興味深かったかな。
高校の時の夏休みの宿題の数学問題集が、わからなくて解けないのでできませんといって正面から踏み倒したく…



難破船の遭難者を助けるのって美談ばかりじゃないよって聞いてたので、少し安心しました。 達吉君の頑張りと純粋さが可愛いです。
日本ではエルトゥールル号の話を始めとして美談ばかりが残っているけど、実際には略奪しきれなかったものを…




彼女に文才があって良かったと思うと同時に、彼女の陰には声を上げられない無数の被害者がいるのかと思うといたたまれない。
スタンフォード大の学生がレイプ事件を起こしたけど、軽い処罰で済みそうなのはおかしい、と吹き上がってい…



第二次次大戦期の日本とドイツの状況を交互に描き、分かり易いんだけど、小説なんだって。気づかなかった。
ドイツだけの話なのかと思ったら、日本の話も出てきて、俯瞰で戦争に突っ込んでいく二つの国の様子が分かり…



今流行の空間除菌やワクチンの有効率から始まり、アルカリ電池とか無添加とか昔からあることにも触れているいい本なんだけど、誤字やレイアウトの見にくさが本当に残念。
今どきの若い子ってこんな読みにくいレイアウトでも平気なの?という感じのコマ割りの漫画で伝統的な開き方…