囚われの山 (単行本)



有名な八甲田山の陸軍遭難事件。映画も新田次郎の本も知らなくても、現代と当時を行ったり来たり、楽しく読めるんだけど…現代の色恋沙汰、要る?
地図がちょっとわかりにくいけど、このおかげで距離感や位置関係がつかめて分かり易い。 こんなに短い距…

本が好き! 1級
書評数:241 件
得票数:2343 票
日経書評を追いかけています。
しかし、読書時間が朝食時と入浴時のみなので、どんどん本が積み上がっていってます…
星の数はあくまでも私の好みの問題で、本自体の価値や巧拙を示すものではありませんので、ご了承ください。
画像の許容量が少なすぎるのでこんな写真しか載せられない…



有名な八甲田山の陸軍遭難事件。映画も新田次郎の本も知らなくても、現代と当時を行ったり来たり、楽しく読めるんだけど…現代の色恋沙汰、要る?
地図がちょっとわかりにくいけど、このおかげで距離感や位置関係がつかめて分かり易い。 こんなに短い距…



いとうせいこうさんって意外と可愛らしい人だったのだな、と思いました。
いとうせいこうさんは近年「国境なき医師団」の広報活動に参加されているそうで、この前にはハイチ等に行っ…


前田利家にまつ以外の側室がいたのですね。女同士の争いみたいな話以外が面白いです。
大河ドラマのせいで、利家とまつ以外に全くフォーカスしていなかったのですが、前田家はまつの系統ではなく…




これは死刑廃止論の本では?バルザックのノリノリ感も面白いよ。
フランス革命前後(後は少ないかな)の死刑執行人の話。 今でさえ眉を顰める人がいる職業で、当時は…




毛充狼こと茂十郎がもりもりと力をつけていく様子と表裏にある危うさがしっかり描かれているので、凄く魅力的。
杉本茂十郎というのは実在の人物なんですね。 山梨から出てきた奉公人が大店のお嬢さんと結ばれて店…




道民の皆さんは、この程度の話はみんな知ってるの?北海道の始まりは上から下まで艱難辛苦の塊なのですね…
私が小学生の時には、3年生で「わたしたちの○○区」、4年生で「私たちの東京都」という副読本を使って、…



面白い!こんな写楽もありじゃない?蔦屋さんはいいプロデューサーだね。
写楽が誰なのか、短期間でいなくなってしまったのはなぜなのか、色んな人が研究したり、創作したりしてる、…



水墨画というなじみがない世界に、みんなの友人青山君が連れて行ってくれる、と読むのはどうかな。
トラウマがあって何事にも積極的に取り組めない青山君が、ひょんなことから水墨画の巨匠湖山先生に見いださ…



人形浄瑠璃について何にも知らなくても、創作への情熱、才能が、話に巻き込んでくれます。
人形浄瑠璃、見たことある人なんてどのくらいいるのかしら。 本場大阪では補助金も削減されて大変らしい…




独りで生きてきたカイアが立派な大人になるところは感動的です。カイアを含めた動植物の描写も緻密で、行ったこともない湿地帯の情景が見えてきました。
超絶ベストセラーなのですね。私も電車の中で読んでる人を見かけました。自分と同じ本を同じタイミングで全…





メキシコからアメリカ合衆国への不法移民の過酷な道のりをドキュメンタリーのように著した小説です。矢継ぎ早に現れる恐怖と驚きで、口あんぐりです。
アカプルコの一家虐殺から始まり、その現場から命からがら逃げだした親子がアメリカに行くまでの道のり。 …


がろあむしってそもそもなんだ?子供の反応が見たい。
絵本です。 がろあむしって聞いたこともない虫の生態を描いた絵本です。 最初はバーンと景色の俯…




これは小説?ドキュメンタリー?どちらにしてもこんな時代に新しい視点をくれたかな。
昭和天皇の独白録とまでは行かなくてもお言葉が沢山書かれているのかと読み始めたら、あら、あんまり出てこ…



全編に漂うこの雰囲気こそ「幽玄」なのだ。
絵師土佐光信の生涯を通して、室町時代から応仁の乱にかけて世が乱れていく様子を描いています。 怪…




さすがフランス人。アメリカ食文化への批判が炸裂!そして、最後に打ちのめされる。
ジャック・アタリは私でも知ってる有名人。 ENA出身のフランスエリートだからきっと鼻持ちならない中…




婚活している結婚できない人への厳しいお言葉。田舎の息苦しさ。
結婚目前に女性が行方不明になる。 ストーカーの存在が匂わされていたので、すわ事件か、となるけど、段…





おちびはマダム・タッソーになるのね。ちょっと気持ち悪い見た目だけど、読む価値あり。
いや、まずはこの厚みにひるむよね。 蝋人形なんて気味悪いし、見ようと思ったこともなし。東京タワーも…




憐みの対象として見られているロウワー・ミドル・クラスが、日本人が憧れる英国の素敵な暮らしってのに凄く似ている気がするんですけど、いいの?
これはロウワー・ミドル・クラスについての本です。 看板に偽りありじゃない、と思ったけど、日本人…



行動力の塊、新蔵が唐まで行って大暴れする動機は何なのか
新蔵が自分の仕えていた新潟の廻船問屋三国屋の行方不明になった若旦那を探しに、大坂、長崎、そして唐まで…




間違いなく第一級の歴史書?ドキュメンタリー?かの有名な呪われたダイヤモンドを巡る、壮大な物語です。
コイヌールは世にも大きな人々を魅了するダイヤモンドだけど、歴代の所有者はみな呪われた人生を送る、とい…