きみはスゴイぜ! 一生使える「自信」をつくる本





天才神話の神話性を丁寧に剥いでいく名著
能力は、遺伝か努力か。 「やればできる」の学校神話こそが 子ども達を苦しめているからとして …

本が好き! 1級
書評数:124 件
得票数:686 票
ときに、確かな情報を得ようとする真摯な思いが、深刻さを呼び、笑いをなくす。若い体育教師が、想像上の先輩教師をマネて、無駄に厳しくなるようなものだ。トランプ元大統領が指摘するまでもなく、この世はフェイクであふれている。これに抗するにはどうしたらよいか。徹底して、表層的なクダらないものを書き続けたいと思う。





天才神話の神話性を丁寧に剥いでいく名著
能力は、遺伝か努力か。 「やればできる」の学校神話こそが 子ども達を苦しめているからとして …

人類の基本的な理解として必須
愛情ホルモンが分断を生む?(181頁)は、人類の基本的な理解として必須。人類学の知見も当然に、同結論…

利用率が高まること自体を非とする、敢えての論
書評者も、多くの人がそうであるように、静謐な図書館を好むし、五感で読む紙の本の方を好む。 英単語帳…





待ちに待った、現時の文芸批評のマスターピース。
待ちに待った、現時の文芸批評のマスターピースである。そのまま読んでも十分楽しめるが、書評者としては、…





理屈ではなく実感として、納得
歴史面白雑学やサラリーマン向け精神訓に留まらない快作だ。 人間は、他人の人格を毀損(嫉妬)せず…





右派・左派の思想に囚われず、現場に足運ぶ、新聞記者の奮闘記
記者の手らしい、読ませる本だ。 内容も、文章も。 一章あたりの文量も、長すぎず、短すぎず…





「このような作品を読めるなら生きていてよかった」と思える大傑作!!
蜜柑だ。 蜜柑だった。 芥川龍之介は 『羅生門』より 『蜜柑』が好きだった。 私はこの時始めて…





数年前に同業の知人にスイスのユング研究所に留学してユング派分析家の資格取得を目指すと話したら、「それはこの時代に 純喫茶を開業しようとするようなものだよ。なぜ今さら?」と言われた。
「読んでよかった」と思える名著である。 かつての精神分析の興隆は ともすれば 印象論的な駄…





共同体外に厳しいのは、ムラ社会日本だけではない。人間の根源性から来る、普遍的現象
ネオダーウィニズムは 進化を擬人化せず 淘汰の結果にすぎないと 冷静に見極める。 生物生…





国家安康と天下を対比した、秀逸な国家論
明治憲法下、 立憲君主制はかたちだけで 絶大な権力を持っていた 明治天皇「なのに」 実質的な…





「死にたい」と思わない者はいない私たちへ
本書は、作者の優しさと誠実さがにじみ出た、時代を象徴する名著である。 優しく、誠実な作者の逡巡が、断…





デカルトの「すべてを疑い、否定せよ」という提案は、副作用が目立つように思われる。その副作用とは、皮肉なことだが、「自分を信じて疑わない人」を大量生産したことだ。
名著である。 農学博士(京都大学)による、思想史だ。 しかし例えば「プラトンといえば「イ…





刀狩りで狩ったのは、刀ではなかった--という白眉の書
刀狩りの真実。 刀は狩っても、 鉄砲は狩わなかった。 それでは 刀を狩るこ…





神は細部に宿るの言語版! 時代の転回を感じる快著
言語学でも 「~こと」「えーっと」など 一見周縁的なテーマの中に 言語や人間の…

明日からの生活が確実に変わる、科学的な肩の力の抜き方
凡百の行動科学本と一線を画す、 作者の意欲が伝わる傑作だ。 行動科学や認知バイアスの本は…





「私」がプログラムであることの清々しさ
流行の進化心理学の 清々しい極致と 言うべき「人間機械論」である。 急いで付け加えよう…





世界は不条理に満ちていて、私達は失意と無力によく苛まれる。そんな風に感じている人に是非読んで欲しい
世界は不条理に満ちていて、 私達は失意と無力によく苛まれる。 そんな風に感じている人に 是非読んで欲…





同時代の記念碑的作品。読むべし。
いくら自身と向き合っても、 救いの神は来ない。 岸田秀、河合隼雄、森田正馬、 泉谷閑…





衆議院選挙前の時宜を得た名著。保育士は不足しているのに、なぜ給料は上がらないのか。
本屋の片隅に、コミックエッセイのコーナーがある。 「コーナーは、だんだん広がっているな」と…





田村隆平先生、渾身の傑作っっっ!
全5巻 絵も、ストーリーも、セリフも、渾身の傑作。 毎回の扉絵から、最高です。 …