ギャングやシリアスや少女漫画的展開が、絶妙なバランス

なぜなんだ。 なぜこんな傑作が５巻で終わってしまったんだ。 作者の前作「剥き出しの白鳥」…

化学の入門書として秀逸

　皆さんは今、科学書ブームだということをご存知だろうか。 　本屋に行けば、 　科学書の入門書…

にわか政府批判とは異なる、清々しさ

　書評者は、東京オリンピックの頃、 不満に思うことがあった。 　日本人は大勢としてワクチンを…

行動経済学の第一級の入門書

　行動経済学の第一級の入門書だ。 　漫画で読みやすく、かつ、レベルも落とさない。 　これ…

「こんな題名の本、恥ずかしい」というあなたにこそふさわしい、理知の書

　帯に「名著復活」とある。 　まさにそう思う。 　これだけネットで情報が氾濫している…

少女漫画風の表紙に騙されてはいけない

　露出狂の美少年のギャグ漫画。　 　ここにあるのは、ノリと雰囲気だけである。 　いいじゃ…

最後には、感情全ての無根拠性に辿り着く

　可能性の神は来ない。 　 　１９７０～８０年代には、 精神分析が流行した。 　浅田…

作家・清涼院流水の代表作として読むべし。ただの英語学習本と勘違いしたら大損ですよ。

　作者や編集者の愛情が伝わる傑作である。 　企画から「清涼院流水のファンはもちろん、英語学…

うそでしょ！？　いつも私がやっていることじゃない！　あれでお金もらえるの？

本書を読み終えて 私は怒りに震えた。 このような「時宣を得た」というより 「時宣を得られるように練…

私は、誰しもが清廉潔白に生きなければいけない世の中というのは流石に息苦しいと思うのだが、かと言って今さら正論で回る世の中をひっくり返すのも大変だろう。

　『100万回生きたねこ』の絵本作家・佐野洋子は、「人間、認識だけでは生きられない。手に汗を握りたい…

達成するべき目標に、結論先送りで無駄に目をそむける日本人

作者は、2021.05.21に 「目的」と「手段」を取り違えている日本のマスコミ と題し…

日本政治の今が実感できる名著

日本政治の今が実感できる名著である。 日本政治を劇画化(カリカチュア化)した…というより 要…

しかしぼくは最近、ひょっとしたら、と思いはじめている。ドナルド・エヴァンスの世界こそは、途方もない悪意にみちているのではないか、と。つまり、無垢な悪意というものがある。

　これは、周縁を巡る物語である。 　(そして、ドナルド・エヴァンズを知らないあなたにとっても、馴染み…

心のすき間を埋めそうな本をついつい、手に取ってしまうあなたへ。

　何度も読み返すべき名著である。 　2013年出版とはいえ、このような名著が絶版とは暗澹たる思いで…

だから商いでの「私」の利益はそもそも「相手」のひいては「公の利益」にもなるはずなのだ

監修者[フランス文学者(鹿島茂氏)]の面目躍如たる 異色の渋沢栄一伝だ。 ただ、氏にしてみれ…

私は子供のまま大人になり、大人になってからも子供であり続けた

諸外国を旅した著者なら よく分かるであろう、 日本は治安に優れた国だ。 社会は比較的安定的で、 稲…

緊急時事態宣言がなされた今こそ、読むべき本

2021年4月25日、東京都に三度目の緊急時事態宣言がなされた今こそ、読むべき本である。 国民…

耳を澄ませば、真実が暗闇の底から君たちに聞いてほしい、って叫んでいます

著者と編集者の熱意が伝わってくる名著である。 もっともっと読まれるべき本だ。 「政治色のある本は苦…

明智光秀ブームの今こそ、読み返すべき、早すぎた名作。

　早すぎた名作である。 　2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀ブームがきているが、 　…

自分を含めた人間存在そのものが本質的に愚かであるのだから、愚かであることにくよくよせず、笑って生きよう。

　ドラえもんの「ジーンマイク」という話が好きだ。 　このマイクで話すと、 　何を言っても、「ジー…