脳が語る身体―養老孟司対談集





平易な第一級の大森荘蔵入門!
養老孟司と外山滋比古は不思議な人で 「本ばかり読んでいるとバカになる」という主張を繰り返し、 …

本が好き! 1級
書評数:124 件
得票数:686 票
ときに、確かな情報を得ようとする真摯な思いが、深刻さを呼び、笑いをなくす。若い体育教師が、想像上の先輩教師をマネて、無駄に厳しくなるようなものだ。トランプ元大統領が指摘するまでもなく、この世はフェイクであふれている。これに抗するにはどうしたらよいか。徹底して、表層的なクダらないものを書き続けたいと思う。





平易な第一級の大森荘蔵入門!
養老孟司と外山滋比古は不思議な人で 「本ばかり読んでいるとバカになる」という主張を繰り返し、 …




神の領域の力を持つ者がそれでもなしえないものとは何か
魔法とは何か。 多くの物語では、それは科学技術の代わりの役割を果たす。 そして、魔法を使える…





人生で一度は触れておいた方がいい、橋本ワールドのエッセンス
平易そうで、必ずしも平易ではない、 橋本治氏の評論群。 本書は、橋本治氏のインタビュー集…





第二次世界大戦後に息子達が「アプレ」と言われる不良になったのは、それまで堅固だった家父長制が崩れて、父親の支配力が弱まった結果ではないですね。
↑ どうです? 若い頃の橋本治氏のキレキレの切れ味ではないですか。 オールドファンには…





世の中がだんだんよくなって行くと考えるようでは宗教は宗教として存在し得ないのであろう。
「寸鉄人を刺す」ような ラ・ロシュフコーの箴言集も嫌いではないのだが、 本書にはそれを上回る魅…





ユダヤ陰謀論の議論では避けて通れない基本書
もし世界に自分ひとりだけだったら、 自分と外界の区別をする必要もなく(※) 自意識は持たなかっ…





自己へ過剰に関心せざるを得ない時代の処方箋
農業社会から、工業・サービス社会に移行すれば、 地域共同体が弱体化するのは必然である。 …



最終的に、精神科医の中には、拘束されることを求めているのは入院患者自身であると言い張り、正当化するものもいる。
これは、医療・福祉関係の職員必読の、(良い意味で)考えさせられる書だ。 同時に、医療・福祉関係以…





消えたいと消えたくない、壊したいと守りたい、気丈でいたいとスポイルされたい、愛したいと愛されたい、二十年経っても相変わらず私はそんなことに苦しんで藁をも掴むように一日一日を生き長らえているだけだ
本書は、理解を要しない。 作者が何に対して、焦り、怒り、諦めているのか、必ずしも明確ではない。 …





グローバリストたちは、「自由」「民主主義」「平等」「人権」「人道」などを普遍的価値として主張します。これが危険です。
目から鱗の驚愕の書だ。 月並みな表現を許していただけるなら。 歴史の潮流の中で自分の立ち位…





愛は愛だ。だから、愛は言い換え不可能だ。その不可能に挑んだのが、本書である。私達は、私達が思っているほど愛を知らない。
この世界に本書があって、よかった。その世界観に深く共感すると共に、羨望や嫉妬にも似た思いを作者に抱…





動物園に行くことがあれば、ぜひ人間を観察してほしい
非婚化が進んでいる。 男性同士の安寧な世界に逃げ込んだはずなのに、職場で女性から不合理な冷遇を受け…





私たちは、首相より、専門家の発言が重い時代に生きている。
目下、安部首相は緊急事態宣言の解除基準を示す考えだ。 なぜ、そうなるのか。 是非、本書収中の第3…



自分の幸せを犠牲にしてももう少しだけ速く走ろうと、みんなあくせくしている
作者のヤン氏は、民主党の大統領候補である。 だが、大きな政府は好まない(民主党は社会保障政策に力を…



「ニンジョウって武器なのか?」「違う。優しい思念波だ」
本書を手に取ったら先ずは、くるがねるい氏の表紙を凝視されたい。世界観をよく反映した力作である。 そ…



どうやら日本の社会は、「ロリータとゴシックとパンクとビジュアル系と江戸文化とその他が境界なく融合」したようなカワイイ・ファッションではなく、飾らない服を選んだようである。
現代社会は分岐点にさしかかっていて、本書は明快にそれを示している。 結論から言えば、「社会において…



そういえばこの頃、私は生まれて初めて自動車に撥ねられました。
いやいや、「生まれて初めて」も何も、「自動車に撥ねられる」のは、風邪や虫歯ではないのだから、そもそも…



国民の方は、内心、自分が総理とコネのないことを残念がっている。そんな嫉妬心が、事件を呼ぶ場合もある。
これは、過剰と過少を兼ね備えた二重の意味で奇妙な物語だ。 だが、「どう奇妙であるか」を語る前に、…





職場の人間観関係に疲れたら、リシュリューのよう、昨日のパトロンに命を狙われ、昨日の敵対者に命を救われる激しい人生を読むのもいい
もちろん、私達はリシュリューのような能吏ではないが、彼の置かれた複雑な権力関係の縮小版にはよく囲ま…





たとえ正しくとも他人の意見に納得できない。そんな私達は気晴らしに生きる。噛みしめるように気晴らしに生きる。
社内の部署を異動してこう思うことはないか。 火の地獄のあとは、水の地獄だと。 前も悪かったが、今…