本が好き!ロゴ

閉じる
そうきゅうどう

そうきゅうどう さん

本が好き! 1級
書評数:594 件
得票数:10322 票

「ブクレコ」からの漂流者。「ブクレコ」ではMasahiroTakazawaという名でレビューを書いていた。今後は新しい本を次々に読む、というより、過去に読んだ本の再読、精読にシフトしていきたいと思っている。
職業はキネシオロジー、クラニオ、鍼灸などを行う治療家で、そちらのHPは→https://sokyudo.sakura.ne.jp

書評 2ページ目(594件中 21~40件目)

穏やかな死者たち: シャーリイ・ジャクスン・トリビュート

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

穏やかな死者たち: シャーリイ・ジャクスン・トリビュート

描き方が非常に繊細で、注意深く読まないと何が語られているのか分からない。まさに「空気を読む」ように読まなければならないのがジャクスン作品であり、本書に収録されたジャクスンの魂を宿す作品もまた同じだ。

魔女と呼ばれた作家、シャーリイ・ジャクスン。この『穏やかな死者たち シャーリイ・ジャクスン・トリビュ…

投票(25コメント(0)2025-05-14

痛み、人間のすべてにつながる――新しい疼痛の科学を知る12章

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

痛み、人間のすべてにつながる――新しい疼痛の科学を知る12章

あなたが仮にひどい持続痛(慢性痛)に悩まされ、いろいろな病院や治療院に行ったもののよくなっていない、ということがあるなら、これ以上、治療や施術にカネと時間を費やす前に本書を読むことをオススメする。

医療において「痛み」というのは重要なファクターだ。痛みの強弱や、それがどのくらいの期間続いているのか…

投票(22コメント(0)2025-04-08

奇譚蒐集録:鉄環の娘と来訪神

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

奇譚蒐集録:鉄環の娘と来訪神

この手の古い因習や祭礼が物語の重要なピースとなる「伝奇小説」、「伝奇ミステリ」は数多く書かれているが、清水の『奇譚蒐集録』が他と異なるのは、シリーズ全体を貫く“悪”として薩摩が設定されていることだ。

帝大講師の南辺田廣章(みなべだ こうしょう)が、12年に一度の「鉄輪(かなわ)のお役」のため、書生の…

投票(24コメント(0)2025-01-25

10月はたそがれの国【新訳版】

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

10月はたそがれの国【新訳版】

〈十月の国〉は「丘を越えてすぐのところ、森の彼方にある。月明かりのもとでしか行けず、暗闇のなかでは見過ごしてしまう。その国に季節はひとつしかなく、つねに秋なのである」。(「訳者あとがき」より)

どこかで誰かが書いていた。「人間には2種類ある。ブラッドベリを読んだ人と読んでいない人。そしてブラッ…

投票(28コメント(4)2024-12-12

わざと忌み家を建てて棲む

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

わざと忌み家を建てて棲む

怪異譚の類いは一切を明らかにしないままの“ぶん投げエンド”が普通だが、三津田はその話を謎解きしてしまう。だが、三津田作品はどれほど謎解きしても、その物語の不思議さ、不可解さは決して消えることがない。

G・K・チェスタートンの〈ブラウン神父〉シリーズの中の1篇「折れた剣」には、有名なこんなやり取りがあ…

投票(25コメント(0)2024-12-03
前へ12345次へ
2ページ目 594件中 21~40件目