皇后美智子さま 全御歌



  

美智子さまの歌は好き。でも解説者には抑制と理性を要求したい。
美智子様の歌は好き。 しかし、この本の解説には少々鼻白んでしまった。 「究極のイデア」 とか …

					本が好き! 1級
					書評数:760 件
					得票数:18217 票
					
色々世界がひっくり返って読書との距離を測り中.往きて還るかは神の味噌汁.「セミンゴの会」会員No1214.別名焼き粉とも.読書は背徳の蜜の味.毒を喰らわば根元まで.



  

美智子さまの歌は好き。でも解説者には抑制と理性を要求したい。
美智子様の歌は好き。 しかし、この本の解説には少々鼻白んでしまった。 「究極のイデア」 とか …




  

ジブリのアニメーターだった二木さんの,美しい宝石のような一冊
2016年5月13日に二木真希子さんが亡くなりました。訃報を知ってからこの本を探していたのですが、子…


  

氷室冴子没後10年,現代のコバルト作家による「ジャパネスク」二次制作
孤独にやりおえた(うそうそ,お付き合いいただいた皆様ありがとうございます)「銀の海金の大地」全巻レビ…




  

古事記の滑稽さ、猥雑さ、えろさ、残酷さは、古語で味合わないともったいない!
ぼおるぺん古事記、全三冊。 人代まで書いてくれるかと思っていたのですが、とりあえず神代まで。 私…



  

「宮崎監督と二人三脚」と言ったら烏滸がましいのかもしれない.しかし,木原氏は確かに宮崎監督の一部だった.そう感じられる.
「新耳袋」 などの怪談系で有名な木原浩勝氏がジブリで制作進行担当者であった時代の話である. その…




  

「春日なる佐保の神々に誓いして、われ言挙げる。 佐保が滅びるなら、この矢、真澄の胸を射抜け! 佐保が永遠ならこの矢、真澄をそれよ!」
最後だ! 続けていっちゃえ――――! 壮絶な那智と真秀の死闘は、佐保姫によって中断させら…




  

御影の双子の妹、佐保の巫女姫もまた、姉の病に共鳴したかのように衰弱しつつあった。女首長の急な死の予感が佐保の神人達の憎悪に火をつけ、真秀と真澄を亡ぼす為に燃え上がる。
さて、残るは2冊です! 私も青息吐息ですが、付き合って下さるモノ好きな方々もお疲れでしょう。 あ…




  

母・御影を看取るために佐保に到着した真秀と真澄。細い緊張の糸が幾重にも重なり、御影の細い喘ぎがその糸を揺らしていた、ある日。美知主の放つ火矢が、佐保を射抜く。
さぁ、今日も孤独にいってみよう! もう9巻だぞ。あと少しだ。 佐保姫は真秀を見つめた。 …




  

和邇の姫を娶り、友族として生きるか。それとも、このまま我々に佐保を滅ぼさせるか。 非情な美知主の申し出に、佐保彦が応える時が来た。
ばれてますか? えぇ、ちょっとばててます。 いつも思いつくまま適当にレビューしているのですが、こ…




  

豪族の様々な思惑のひしめく中、真秀は息長を出て大和に行くことを決意する。 もう、誰の手駒にもならないと心に誓って。
野洲の邑から忽然と消えた真秀。 彼女を攫ったのは大和豪族ではなく、息長の王族の1人、穴太の忍人だっ…




  

真秀を取り巻く、様々な人間の愛憎模様が一気に噴き出す第六巻。 憎んでも憎み切れぬ、乞うても応えてもらえぬその哀しみが何なのか。 やがて真秀と佐保彦は知るだろう。
意地のように続けるダイジェスト版「銀金」。 私が飽きるのが先か、それとも「全巻書いてやるわい」とい…




  

「我らは土蜘蛛。大和の朝廷にまつろわぬ波美の一族。」真秀を攫った男は、そう言って闇の中で笑った。
悲しいなあ、なかなか昔馴染み以外に、「私も銀金読んでた!」という人が発掘できない。 そんなに人気な…




  

春日なる佐保の一族・その王子「佐保を永遠にいかす子」と嘉された佐保彦は、母に愛されることを知らぬ少年だった。 その佐保彦は最愛の妹・佐保姫と同じ顔の、禍つ娘・真秀と呪われた邂逅を果たす。
寂しくったてー、レビュー書いてりゃ、平気なのー。 どーも。第四巻です。 この、登場人物推定100…




  

古き大和の一族・佐保の血を母から、渡来系の若い氏族・和邇の血を父から引き継ぎ、息長の一族で育った真秀と真澄の兄妹。 二人は否応なく佐保を絡め取る為の和邇・息長の手札として使われていくことになる。
孤独に続ける第三巻(笑)。 古き大和の一族・佐保の血を母から、渡来系の若い氏族・和邇の血を父か…




  

「男たちは戦場で、女たちは月の忌屋と産屋で血を流す」少女が初潮を迎えた途端、物語が怒涛のように流れ出す様が、古代的で好い。
1巻 より続く 紀元300年中ごろ、若き伊久米の大王(垂仁天皇)の時代。 先代の御真木の大…




  

古事記に記された「佐保彦王の反乱」を基にした、ヤマトの国々の壮大な叙事詩。 全編が昏く妖しい死と性に彩られ、書き込まれた背景や怒涛のように折り重なるイメージは作者の円熟期の充実を感じさせる。
没後10年特集、全巻いきます(ヒッ、という誰かの悲鳴)。 御真木の大王(崇神天皇)が、渡来系の…




  

夢と現実の合間をひたひたと打ち寄せる それは消えることのない潮騒
吉野朔実を初めて読んだのは、この短編集だった。 後をつけて来る足跡 親友と自分を殺した男 …
  

子供向けにしても手抜きすぎないか,無意味に不安の種を撒くだけ撒いて恩田風呂敷に無理やり包んでひと夏の成長物語に落とし込んだ感じ.雑です.
恩田陸で「●月」なのだが「三月」シリーズとは別物. Side.Aがこの「七月」で,Side.Bの「…




  

男の身勝手さと女の愚かしさを、濃密な官能に包み込んだアンデルセン童話。
※※※ 小さくて貧しい国に、一人の王子さまがいました。 ある日、王子さまは大きな国の王さまのとこ…


  

酪農を生業とする女性による,北の大地に息づく馬と人間の6代の歴史. 1回限りの三浦綾子文学賞に選ばれた.
一代目の娘は,裕福な庄屋に産まれた.しかし貧農の青年と恋に落ち懐胎.身重の身で男の唯一の財産である馬…