サスペンス作家が人をうまく殺すには (創元推理文庫)【Kindle】




売れない作家フィンレイは5万ドルで殺人を依頼されるが誰かに先を越される。それを種に作品を書き始めると原稿が高評価で…。
売れないロマンチックサスペンス作家フィンレイ・ドノヴァンは、レストランで食事中 にある女から厄介…

本が好き! 1級
書評数:528 件
得票数:7671 票
10年前に毎日が日曜日状況になってブログを開設しました。
内容は読書感想文、好きで描く水彩画作品の紹介などです。
読む本は雑食。推理もの、時代物、ノンフィクション、ハー
ドボイルドなど大好きです。




売れない作家フィンレイは5万ドルで殺人を依頼されるが誰かに先を越される。それを種に作品を書き始めると原稿が高評価で…。
売れないロマンチックサスペンス作家フィンレイ・ドノヴァンは、レストランで食事中 にある女から厄介…





ナチスのユダヤ人狩りの手を逃れ、幼い身で苦難の逃避行を続けたマルカの物語。泣ける。
もう40年ほど前に「母を訪ねて三千里」というTV番組があったような記憶がある。 この本もそうした…



『言っててはいけない』の続編。「ひ弱な日本人」の人種的背景は。
前回『言ってはいけない』をご紹介したが、その続編である本書は「もっと 不愉快な本に違いない」…



人があまり言いたがらない話を「残酷なことであるが」エビデンスを示しながら真実を明かした本。
作者は「まえがき」でいっている。テレビや新聞、雑誌には耳障りのいい言葉が 満ち溢れている。メ…




アウトロー探偵バークシリーズの第九弾。本作でバークシリーズは生まれ変わった。教会牧師による組織的幼児虐待の糾弾に立ち上がる。
本作では具体的な敵役はいない。一貫して幼児虐待問題を告発している作者の 創作姿勢の一環…





ショッキングな事態が続々、息もつかせない。結局ジョニーの妹アリッサは亡くなっていた。
上巻では第2の誘拐事件で誘拐されたティファニーが犯人のバートンを銃で撃って 死亡させ、ジョニーも…




俳人黛まどかの書下ろし文化論。省略、あいまいを特徴とする日本の文化を、余白の美学で説明する。
俳人黛まどかの書下ろし(一部過去の寄稿を含む)文化論。 筆者が言う「引き算」とは…



資産家の死で養女に毒殺の嫌疑が。パリの名探偵アノーと英国の若手弁護士フロビッシャーとが謎解きの丁々発止。
文豪福永武彦翻訳になるメースンの代表的長編。この作品は1924年に上梓された。 作品の構成上…




巧妙精緻なカラティスのタイムテーブルを逆手にとって金と人の流れを遮断。ついにグレーバーらとカラティスの直接対決へ。悪い人ほどよく眠れるのか。
下巻は事態がややスピーディーに展開する。 グレーバーはインフォーマント(情報屋)のラス…




アメリカの警察小説。 テキサス州ヒューストン市警犯罪情報課でおきた捜査官2名の不審死。課内に内通者がいるという噂は事実なのか。グレーバー警部は信頼していた部下の死に苦悶する。
アメリカの警察小説。 著者はテキサス州ヒューストン警察の事務職に就いて執筆活動を行っており…




定年にあと1年余りとなったホープ。なじみの探偵オットーが殺された。背景を追っていくうちに意外な事実が明らかになって来た。
エド・マクベインの作品は昔「87分署シリーズ」シリーズを随分夢中になって 読んだが、これは「ホープ…




「うまくかないだろうな」と構えて、「ま、ちょっとやってみるか…」という思考・行動様式の効用。
題名に惹かれて読んだ。 著者が言う悲観主義は普通言われる楽観主義に相対する概念としての 悲…




ハリー・ボッシュが定年目前に「停職」に…。新しい若手女性刑事ソトと目覚ましい活躍をしたのに。
(上・下通しての感想です) マイクル・コナリーを最初に読んだのは『チェイシング・リリー』で、…




世界の現況と世界における日本の立ち位置を識るためには絶好のデータブックである。
世界国勢図会は初版が1985年12月で、毎年版を重ねて今回の2022/23年のデータを内 容とする…



不遇な育ちをした男が、自分はこの裕福な一族の一員なのだという妄想にとらわれ連続殺人に向かう。
(上・下通しての感想です) イギリスドーセットの田舎町で不可解な二つの事件が進行する。外国推理小…



土の匂いの残る東京郊外の新興住宅地に生きる平凡な中年夫婦らの平凡な日常が妙になまなましい。
4編の短編集。 高度成長前期の一般的な庶民の生活と住まいの様子が丁寧に描かれている。 …




石見銀山代官所に中間として配された金吾が7年間の銀山での暮らしで得たものは…。
これは江戸幕府開闢以前から銀の産出地として著名な天領石見銀山を舞台 にした勧善懲悪型物語である。…




世に知られた冤罪裁判「厚生労働省村木厚子事件」など著名な事件の裁判経緯を詳述。
作者は著名な弁護士である。世間の注目を浴びた事件の裁判で弁護人に名を連ね ていた。 今回の事件…




死の匂いを嗅ぐ異能を持つ刑事香西。木乃伊取りが木乃伊になる驚きの展開。
人間を骨ごと溶かす身もよだつような怪物を追い詰めた刑事。ミイラ取 りがミイラになったとい…




若輩旗本のみで禁裏付(朝廷監視役)にされた東城鷹矢。幕府内の権力争いと公家社会の文化に翻弄される。
禁裏付雅帳シリーズ(全12巻)の一冊。 江戸時代の時代小説では朝廷と幕府の駆け引きは大政…