インフルエンス



殺したい人がいる。自分ではできないから、他人に依頼する。交換殺人が重なり合い、複雑になり、真相がわからなくなる。
ある小説家のもとに「自分と友達2人の関係を話すから小説にしてほしい」と女性から手紙がある。そして女…

本が好き! 1級
書評数:6243 件
得票数:91983 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。



殺したい人がいる。自分ではできないから、他人に依頼する。交換殺人が重なり合い、複雑になり、真相がわからなくなる。
ある小説家のもとに「自分と友達2人の関係を話すから小説にしてほしい」と女性から手紙がある。そして女…



人間は自然のなかの一部。
主人公亮二は一流シェフを目指して、フランスの料理学校に留学、そこで最優秀の成績を収め、更にフランス…



月初めの1週間は休み、その後は休みなく開店しているカフェ。月初めは海外に行き、そこで知ったスウィーツを胎教する。
主人公は37歳独身の奈良瑛子。ある日、家の近くに小さなカフェを見つける。そのカフェの名前はカフェ・…



社会にいらなくなった、ダメ女の子と廃老人が力をあわせいろんな事件を解決する。
ファミレス 「ロンド」でバイトしている主人公久里子の廻りでトラブルや事件が起きる。その「ロンド」…





ツールド・フランス、世界最高峰の自転車ロードレース前半を描く。それにしても、作者近藤さんの迫真の息が詰まる描写の連発。とても取材だけでは、ここまで描けない。すごすぎる。
「サクリファイス」シリーズの第2作目。世界で最も有名な自転車ロードレース、ツールド フランスを舞台に…



日本の自転車ロードレーサーはおよそ1000人。競輪選手は4000人なのに。それで年収の最も多いレーサーの年収は約1000万円。町おこし、村おこしでレースは60も大会があるのに。
ベストセラーを記録した「サクリファイス」シリーズの3作目の作品集。6作品が収録されている。 …



ピアノもバレエも、途中で断念した人たちがいるから、芸術として輝き続けるんだよ。
ニューヨーク、東京、パリで行われるシティ・マラソンをテーマに、三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵が…



東野圭吾、初期の作品。東野作品の魅力は、事件の解明と同時にその背景にある壮大な人間ドラマを描くことにある。そこは、この作品ではできている?
主人公の津村光平は大学を卒業しても、就職せず、アルバイトでビリヤード場「青木」に勤めている。その同…





若者にとって最も大切なこと。何にも縛られることなく、自由な発想と行動だ。
昨年の本屋大賞受賞作品、コミックにもなり大ブレークした作品で、本屋にも山積されている。早く手にとり…




ミステリーを読む。登場人物が5人、6人とたくさんいると、こんがらがってわけがわからなくなる。でも、最後まで読み切る。当然内容はわからない。それでいい、どうせ読み終わった瞬間、内容は忘れるのだから。
雑誌「週刊文春」はしばしば文春砲とよばれる、社会を驚愕させる記事をのせ、大量の発売数を記録、縮んで…



もう本の表紙からアニメ雰囲気満載。この作品は、最早小説とは言えない域に達ししつつある。
事件が起きると、天才的名推理を展開して解決する東京東久留米市にある天医会総合病院のヒーロー統括診断…



でたー!!またまた事件のかぎをにぎる、聞いたことのない病気QT延長症候群。
知念の天久鷹央シリーズの勢いが止まらない。その勢いをとりこみたくて、アニメ化、テレビドラマ化も行わ…



殺された人の言霊が、別の人間に取り憑く。そして言霊が捜査陣を事件解決に誘導する。ミスTリーホラー。
主人公中西雪美の部屋で、男が殺される。白鳥をかたどったガラスの置物で撲殺。当然犯人は雪美。それで警…



今や、大金を掴むには、天才型発想が必要。凡人ではとても不可能。
この本は戦後まもない1950年に刊行され、今でも読み継がれている本である。 大金を手にいれ…



海外ツアーの添乗員は、今日もヘトヘト。
主人公の遥は念願かなって海外旅行会社の添乗員となる。海外添乗員といっても正社員ではなく派遣社員であ…



悪徳刑事が殺害され、一年前によみがえり、自分を殺した犯人を負う。
実業之日本社文庫で検索し、ブックオフで未読本をまとめて注文したなかにこの作品があった。あまり聞いた…





どんなに天才外科医でも、だれでも命を救えるわけではない。救えない時の医者の辛さ、対応を率直に描き出す
主人公の剣崎啓介は、中堅の外科医として麻布中央病院に勤務している。陽気でおもしろいギャグを連発する…



医療行為における専門用語が頻発。それが、読者を遠ざける。
主人公は関東医科大学付属病院高度救命救急センター救急専門医吉村。 3人の女性が救命救急セン…



こんなひどい小説は初めて。たくさん事件が起きて、怪しい人間もたくさん登場。それで、最後犯人は、それまでに登場していない人物。愕然。
著者南さんは1944年生まれ、雑誌編集者を経て、1982年に作家デビュー。その後ハードサスペンスを…



外科医の実態を、医療、実生活、結婚、恋愛まで、率直に描く。
昔、娘が心臓に欠陥があって生まれ、そのため病気がちで、入院がしょっちゅう。それで、付き添いで病院に…