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うるさいことを言うな。権威とお金で相手を説き伏せる。そんな、私とは全く縁のない世界の物語集。
あ~あ、これは、私の想像を超えた世界のお話34編の掌編集。 誤解や恨み、憎しみによって壊れ…

本が好き! 1級
書評数:6242 件
得票数:91983 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。



うるさいことを言うな。権威とお金で相手を説き伏せる。そんな、私とは全く縁のない世界の物語集。
あ~あ、これは、私の想像を超えた世界のお話34編の掌編集。 誤解や恨み、憎しみによって壊れ…



湯水のごとくお金を浪費する。そんなに作家というのはお金が稼げるの?
森さん一家の生活を、綴ったエッセイ集。 森さんの夫は、イギリス人。何をしているのかわからな…



男はわけのわからない理屈をこねまわす。女はそれが何を言いたいかわからない。それはこういうこと?と聞きなおす。そんな問答が恋の終わりには重なり合う。
森さんが贈る、男女の別れをホラータッチで描く短編集。 森さんの描く恋が終わる場面は常に、男…



それは、1980年代、ディスコブームから始まった。女性がうねりとなって社会へ進出しだした。
森瑤子さんの過ごした10代、20代、30代、小説を書き始めるまでの叫びだしたいような、焦燥感にから…



女性が電話で一人芝居をしている。そのひとつひとつの会話で、相手の男が何を言っているのか手にとるようにわかる
男と女の関係の多くは別れを迎える。そんな別れについて、森さんの物語をいれたエッセイ集。 コ…



高級化粧品の香りが仲介する、セレブの恋のはじまりと終わり。こんな小説は森さんにしか書けれない。
今は森瑤子作品を、少し前までは吉村達也作品を集中して読んできた。実は、この2人の作家は森が1993…



恋を表現して森さんの右にでる人はいない。特に女性の視点からの性愛については・・・。
恋愛について、色んな切り口で、森瑤子さんの作品から、抽出し、収録した作品。 恋については、…



今から35年前の作品。男の余暇は仕事が終わるとマージャン。休日はゴルフとワンパターン。このころから、女性の活動パターンが多様化してきた。
この本の最後のページをみる。出版が1990年。今から35年前の本だ。 東京、大都会での男女のさま…



結婚というのは、愛が無くなっても、続けるよう法律で縛った制度。
森さんが創作した膨大な作品の中から、結婚について描いてる文章を、とくに女性の視点から抽出した本。 …





この連作作品集には、心象や風景などの表現を省いて、会話体だけの短編がたくさん含まれている。それが、ビンビン読者に直接響き、楽しい作品集になっている。
少し変わっている小説。通常小説は、章で区切られていると、短編集かと思われるが、話は区分されていない…



1980年代、女子大生がぐっと増えた時代。で、彼女たちは大学で勉強していたの?
ブックオフで森瑤子さんの本をたくさん買い込んだ。森さんは1980年代に活躍した作家。たくさんの作品…



妻と娘が殺される。犯人は20歳のバカチンピラのカップル。犯行時、シンナー中毒で心神耗弱状態。だから無罪。待てよ、シンナーを吸い中毒になったのは、犯人自らの意志じゃないのか!
この作品は、30年以上前に出版された、宮部みゆきさんの初期の作品。」光文社文庫で新装版として復活さ…



ワンマン社長夫妻の殺害が豪華クルーズ船で起きる。物語は、その殺害が起こった背景を丹念に描く。だから殺害場面は物語の終わりで起こる。不思議な物語。
私は平岩弓枝の熱心な読者ではないので知らなかったのだが、この本を本屋でみて、え!?平岩弓枝がミステ…




他人の悪口を言う。そして人間関係が破壊され、一生苦しむ。それは言われた他人の怨霊が取りついてしまうから。
2020年コロナ禍が始まったころ、それで生じる不安、生活環境の変化を背景にして書かれた短編集。6作…



人間には、区別不能な、子供が生まれてくるか。その謎を解くために、遺伝子、細胞についての科学的解明論が展開する。それが、正直難しく理解できなかった。
正直難しい作品だった。8割がた、人間の遺伝子、細胞や受胎や人間の進化についての学術的な説明や会話で…



数字の6は不吉な数字だ。そして完璧な数字は1。1を目指して差の5人を殺害する。で何で6が不吉なのか、ボンクラの私はさっぱりわからなかった。
世間で認められているか知らないが、マインドミステリーというジャンルがある。 事件は妖術や憑…



女性の持つ憎悪、執念の凄まじさに唖然とする。
主人公の伊東公洋はスマイル法律事務所に勤めている。スマイル法律事務所は司法書士法人だ。そこに6か月…



これは、ミステリーではないよ。
ミステリー作品。 主人公、良太の父親館野優一は東大卒の大企業の研究者。結果大学は東大しか認…



鬼が取りついた家。惨劇が連続して起こる。しかし、鬼は人間の想像物。誰かが惨劇を引き起こしている。ホラーはこの世には存在しない。
ホラーミステリー作品。 食堂をしている竹中稔の次女、葉子が勤めているホームセンターに出入りし…



AIの自動翻訳機が、動物の言葉を翻訳するようになった。
物語の一行目が「黒猫を飼い始めた」から始めることが決められている。これに26人の作家が作品を提供し…