志ん生のいる風景



タイトルから想像するほど、著者矢野は志ん生にのめりこんでいない。
時々新聞に全面広告で、落語CD DVD全集販売の広告がでる。 そこには収録されている落語家の写真…

本が好き! 1級
書評数:6246 件
得票数:92031 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。



タイトルから想像するほど、著者矢野は志ん生にのめりこんでいない。
時々新聞に全面広告で、落語CD DVD全集販売の広告がでる。 そこには収録されている落語家の写真…



番茶、漬物をつけたおにぎりセット900円は高い
主人公の正美は、大学を卒業して、天下り団体の下部法人に勤めている。4人の勤め人がいる小社団法人で、…



何があったって、最後は結ばれてハッピー
古い一時間ものの時代劇を見ているような作品集。悪役が登場。主人公が追い込まれるが、最後は逆転。そし…




ニューヨークで黒柳風、自由で個性的な生き方満載
芸能界にはいって以来の多忙な生活から離れて一人ニューヨークへ行き、一年間を過ごしたニューヨーク滞在…



米原万里家族は万里をはじめみんな大食い、早食いだった
著者井上ユリは、ロシア語通訳、エッセイストで有名な米原万里の妹。故井上ひさしの妻でもある。料理研究…



志ん生の高座で、そばを食べる場面があると、高座が終了すると無性にそばが食べたくなる
落語が好きで、たまにネットなんかで聞くが、やはり、最も素晴らしい落語家は古今亭志ん生である。落語は…



多くのページが事件と無関係なのに、上高地から奥飛騨までの男女逃避行に割かれる。不思議?
30年ぶりくらい、久しぶりに森村誠一作品を読んだ。森村の香りがいっぱいする作品で、なつかしさを覚え…



奈良県は観光都市にも拘わらず、宿泊収容数では全国一少ない県とは驚いた
歴史的出来事、歴史家や研究者がそのことが起きた要因を分析すると、いくつもの見方、考え方が提示され、…



最下層のストリートチルドレンであっても、元気で力一杯活躍するぞ
ドン・ウィンズロウの処女作。アメリカの調査活動員としてロンドンに駐在していたとき、背中を骨折。長い…




思わず笑わずにはいられない、ユーモア短編集
戦後の大作家に松本清張がいる。どれも物語の出来栄えは完璧。だけど、すべての作品に共通の欠点がある。…



吸血鬼バンブーには今と過去しか無い。人間には未来がある。だから人間は成長できる
中国奥地からやってきた吸血鬼種族のバンブー。 主人公梗太一家、ある夜マフィアに襲われ、梗太を除い…



成長するということはどういうことなのか、わかりやすくリアルに教えてくれる
6編のホラー、ファンタジックそして少し悲しい恋愛短編集。 最初の作品「少年ジャンパー」が印象に残…




中村うさぎさんの、突き抜けた表現力に三浦しをんもたじたじ
岸から離れてずっと漂流してきた、その漂流の方法は大きな差はあるが、女性作家2人が対談する赤裸々トー…




戦争のなかにあっても、明るく強く生きる
主人公のマギーはウェルズリー大学の数学科を首席で卒業。大学院に進み、数学の道を究めようと思っていた…



正道をゆくハードボイルド小説。単純だけど、結構面白い
なかなか読んでいて楽しいハードボイルド小説だ。 羅朝森と元秋男は香港警察の同期生。香港は、…



マスコミの捻じ曲げた報道が、事態をおかしくしてしまう
1981年、IHI(石川島播磨重工業)の情報システム外販事業部隊が、会社の意向で外販をやめることに…



作品に登場する白石巡査。頭脳明晰で真相解明もえらく論理的。どうしてと思っていたら・・・
目黒のマンションに住む、雑誌編集者の小西のぞみが殺害される。捜査に松谷警部と山口警部補、アシスタン…



重厚な社会派推理小説と思って読み進めたが、結末は肩透かし
年にほぼ一冊の割合で出版される新聞記者ルーシーシリーズの弟10作目。 メイン州の小さな町テ…



変わったミステリー。事件がおきているのだが、被害者がわからない。
パット・マガーは、ドイルやクイーンと同時代にかさなって活躍したことがあるアメリカ女性ミステリー作家…



ホームズは世界的英雄。だから不死身でなくてはならない
コナン・ドイルのホームズジリーズ短編集の第二巻。1894年に発刊されている。紹介の翻訳本は1960…