『日経キーワード』同様、日経TESTの参考に図書館で借りようとしたが、最新版が無く2022年版を手に入れた。しかも、結局TESTの日までに読むことはできず、目を通したのは試験後という形になってしまった。
本書は、以前販売されていた「週刊こどもニュース」に形式が似ている。1つの疑問に対して、日経の記者さんが4ページにわたって回答していく形式で、その年の時事に関する用語の解説がなされていく。また、巻頭にはかんたんな業界地図が付されており、「業界地図」を買うほどではないが、最近再編があった業界の関係図だけ知りたいときなどには向いていそうだ。
私が手に取った2022年版は、まだコロナが収束する見通しが立たない中上梓されている。ゆえに、「テレワークの推進」であったり「たびたび発動される緊急事態宣言が原因で、経済が停滞している」であったりと、2025年現在とは大きく様相が異なるトピックが少なくない。また、外交に関してもアメリカはバイデン政権になったばかりで、今の参考にするのは難しい。
類似書籍である『日経キーワード』は、用語集としての色合いが濃かったために、過去の出来事であっても「今」とつなげて考えたり、「今」に関係する出来事が生まれたきっかけを学んだりするのに役立った。
しかし、本書は「執筆当時の世界情勢/日本経済を鑑みて、先行きを予測する」という体で書かれているため、古い版を読む意味合いは薄いように感じてしまった。もし、時事ニュースをオンタイムで学習したい方であれば本書の最新版と『日経キーワード』の少し前の版をセットで備えておくとよさそうだ。
(書評執筆日:2025年11月11日)
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