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miol morさん
miol mor
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とてつもなく遠い夢を設定し「気」を整理するとその先に
苫米地氏の本にしては、えらく実用書的なテーマと、一瞬おもったが、読んでみたら違った。実用的な面は確かにあるが、じつは精神的な、もっといえば純粋な本だった。その純粋さの先には、ひとりひとりの「夢」を後押しする良い気が流れており、読んでいて清々しくなる。

ひと言でいえば、「利他」の精神が根底に流れているのだ。

一人一人が現状を打開できずに行詰まっている状況とする。そこで、はるか先の目標を設定させ、そこへ向かって背中を押す。そういう本だ。その手順が丁寧に説かれ、この通りにやれば誰でも出来そうな気がしてくる本である。

ワークブック的な側面があり、いろいろと自分の「夢」を点検する作業をやっているうちに、図らずも楽しくなってくる。忘れていた純粋な気持ちが想起され、揺動かされる心地がする。読んでよかったと思える本だ。

まさか部屋を整理する方法を述べた本がこんな本だとは!



この本の秘密のひとつは、「夢」の設定方法にある。現在の自分の延長線上にある目標の設定では不十分なのだ。

今の自分には到底考えられぬ途方もない夢、現状からかけ離れた夢を設定せよ——と。それは、相当頭をしぼる必要がある。しかし、やってみると苦行にあらず、楽しい作業だ。

首尾よく夢が設定できたら、あとはそれに向かって部屋を整えればよい。その段階では、整理は義務でなく楽しみになっている。



とまあ、こんな本なのだが、読者としては、著者が一体どんな夢を設定しているのかが気になる。

それは最後に明かされるが、評者などとても想像できない夢だった。そのスケールに驚きはしたが、そんな夢なら自分も抱いてみたいと本気で思わせられる、いい夢だ(ネタバレになるので書かない)。なるほど著者はこんな夢に向かっているのかと得心した。

'All the poems of our lives are not yet made.'
- Muriel Rukeyser, 'The Life of Poetry'
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miol mor
miol mor さん本が好き!1級(書評数:872 件)

楽理・韻律・神学がからまるアイルランド詩歌を聴く人

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