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献本書評
ASKAさん
ASKA
レビュアー:
文豪探偵の優しいウソと本当
売れない探偵小説家の兎井田が持ち込まれた事件を解決したりしなかったりするお話。

短編ふたつと中編ひとつの構成。
女給の千歳が助手役なのかと思ったけどそうでもなかったのが意外でした。

最初の短編ふたつ、特に2つ目の幽霊屋敷のお話が個人的には好みでした。みんな幸せになってくれー!

飄々としていて掴みどころのない探偵さんって大正時代と相性いいよね、というのを再認識。
『嘘解きレトリック』が好きな人は、楽しめるお話ではないでしょうか。

捜査をしてそれらしい謎解きを語るんだけれど、実はそれとは別の真相があって…という展開になっている。短編ふたつを読んで、「時に嘘も必要だよね」と思ったら、中編の真相でほろ苦い気持ちにさせられた。
あの嘘がなければ彼があそこまで思い詰めることもなかったのかな…。
子供の拙い嘘とはいえ、人1人の存在を消してしまうんだから身分差や世間体は怖い。

兎井田がそのスタンスに至った過去も何かあるのか気になるところです。
続きが出るならそのあたりを深掘りするエピソードが読んでみたい!
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ASKA
ASKA さん本が好き!2級(書評数:39 件)

ミステリを中心に、ファンタジー、家族ものなど。
恋愛より友情モノ、シリアスよりほのぼのが好き。

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