ぷるーとさん
レビュアー:
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彼はなぜひとことも発せられていないクイズ問題に正解できたのか。
クイズ番組は好きでよく見る。いろんなことを知ることができるということもあるが、対戦方法が面白かったりМCと回答者の会話が面白かったりとクイズの内容とは別な部分に興味を引かれることも多い。
この話は、テレビ番組『Q-1グランプリ』の第1回ファイナリストの1人三島玲央が対戦相手本庄絆に敗れたところから始まる。語り手である三島は、本庄絆に先行して優勝にリーチをかけたが、同点に追いつかれ、最終問題にまでもつれ込んだ。その最終問題で、本庄絆はまだ一文字も問題が読まれないうちにボタンを押して正解し、優勝する。
どうにも納得がいかない三島は、本庄がなぜ正解できたのか真相を解明しようとする。
一番最初に疑うのは、不正の有無だ。本庄は時々とんでもない早押しで正解することがあったためヤラセではないかと疑う者もいた。だが、三島は、過去の本庄の対戦相手に話を聞いたり本庄が出た番組を吟味して見たりしてそれはないと考えた。ならば、なぜ本庄にはあの問題がわかったのか。三島は、本庄の対戦相手だけでなく彼の弟にも話を聞いて、本庄がどういう人物なのかを知ろうとする。そして、その間に、三島自身のクイズ歴も描かれていく。
本庄は、なぜ「世界を頭の中に保存した男」と言われるようになったのか。
クイズのファイナリスト2人のクイズに対する考え方の、何という違い。壮絶な過去を考慮すれば本庄の考え方もありかもしれない。だが、クイズ好きとしては、クイズに向き合う三島の姿勢に心が動かされた。彼、本当にクイズが好きなんだというのが伝わってきて。
また、クイズ番組の裏側も描かれていて、興味深かった。出場者にキャッチフレーズのような呼称がつけられることについて、私自身も「こんな呼称つけられちゃって」と思ったことがあったし。真剣にクイズに向き合うクイズ好き、その番組に出場することをひとつのステップとして考えている者、番組制作者。さまざまな立場の考え方に、いろいろ考えさせられた。
この話は、テレビ番組『Q-1グランプリ』の第1回ファイナリストの1人三島玲央が対戦相手本庄絆に敗れたところから始まる。語り手である三島は、本庄絆に先行して優勝にリーチをかけたが、同点に追いつかれ、最終問題にまでもつれ込んだ。その最終問題で、本庄絆はまだ一文字も問題が読まれないうちにボタンを押して正解し、優勝する。
どうにも納得がいかない三島は、本庄がなぜ正解できたのか真相を解明しようとする。
一番最初に疑うのは、不正の有無だ。本庄は時々とんでもない早押しで正解することがあったためヤラセではないかと疑う者もいた。だが、三島は、過去の本庄の対戦相手に話を聞いたり本庄が出た番組を吟味して見たりしてそれはないと考えた。ならば、なぜ本庄にはあの問題がわかったのか。三島は、本庄の対戦相手だけでなく彼の弟にも話を聞いて、本庄がどういう人物なのかを知ろうとする。そして、その間に、三島自身のクイズ歴も描かれていく。
本庄は、なぜ「世界を頭の中に保存した男」と言われるようになったのか。
クイズのファイナリスト2人のクイズに対する考え方の、何という違い。壮絶な過去を考慮すれば本庄の考え方もありかもしれない。だが、クイズ好きとしては、クイズに向き合う三島の姿勢に心が動かされた。彼、本当にクイズが好きなんだというのが伝わってきて。
また、クイズ番組の裏側も描かれていて、興味深かった。出場者にキャッチフレーズのような呼称がつけられることについて、私自身も「こんな呼称つけられちゃって」と思ったことがあったし。真剣にクイズに向き合うクイズ好き、その番組に出場することをひとつのステップとして考えている者、番組制作者。さまざまな立場の考え方に、いろいろ考えさせられた。
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ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
よろしくお願いします。
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- 出版社:朝日新聞出版
- ページ数:0
- ISBN:9784022518378
- 発売日:2022年10月07日
- 価格:1540円
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