書評でつながる読書コミュニティ
  1. ページ目
詳細検索
タイトル
著者
出版社
ISBN
  • ログイン
無料会員登録

ぷるーと
レビュアー:
天才ピアニスト岬洋介の司法修習生時代。
天才ピアニスト岬洋介シリーズは、『さよならドビュッシー』から始まっている。大やけどを負った女子音大生香月遥のリハビリ並びにピアノ指導を買ってでたのが新進気鋭の天才ピアニスト岬洋介で、岬洋介はピアノの指導だけでなく香月家で起きた事件の謎も解く。(この『さよならドビュッシー』、既読だが、登録以前に読んでいたため書評はあげていないことにいまさら気付いた。) 
その後『おやすみラフマニノフ』が出て、『いつまでもショパン』では岬洋介は突発性難聴を患いながらもショパンコンクールに出場している。

『もういちどベートーヴェン』は、シリーズ4作目で、岬洋介が司法修習生として研鑽を積んでいる1年4ヶ月が描かれている。司法試験に受かっているという異色のピアニストという岬洋介の経歴は最初から記されてはいたが、4年目にして初めてその時代のことが描かれたのだ。

司法修習生たちが研修施設に入寮するところから話が始まるのだが、岬洋介は司法試験トップ合格という輝かしい成績で、初日から注目の的になっている。修習生たちは過去の事件を凡例にするだけでなく、今現在起きている事件についても考察を求められる。岬洋介が注目したのは、絵本作家殺人事件だった。
司法修習生たちの日々が描かれていくのとは別に、同期修習生天生と岬とのやりとりが描かれていく。天生はピアニストを目指していたこともあり大のクラシック好き。岬がクラシックにアレルギー反応を示すため、悪戯のつもりでコンサートに連れ出した。ところが、天生は、隣で岬が演奏されているピアノコンチェルト「皇帝」の完璧な運指をしているのを目撃する。そして、その日から岬の態度が一変する。岬はピアニストになる夢を諦めて司法試験をうけていたのだが、やっぱりピアニストになると決意をかためたのだという。

岬洋介が注目していた絵本作家殺人事件は、岬本人にも関わることだった。ミステリ自体はなるほどという感じだが、岬洋介の逡巡が興味深かった。
お気に入り度:本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント
掲載日:
外部ブログURLが設定されていません
投票する
投票するには、ログインしてください。
ぷるーと
ぷるーと さん本が好き!1級(書評数:3024 件)

 ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
 よろしくお願いします。
 

参考になる:6票
あなたの感想は?
投票するには、ログインしてください。

この書評へのコメント

  1. No Image

    コメントするには、ログインしてください。

書評一覧を取得中。。。
  • あなた
  • この書籍の平均
  • この書評

※ログインすると、あなたとこの書評の位置関係がわかります。

『もういちどベートーヴェン』のカテゴリ

登録されているカテゴリはありません。

フォローする

話題の書評
最新の献本
ページトップへ