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波津雪希
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近代、千里眼ブームとなった人を描いた小説。
 本書は『不知火の女』と『福来博士の革命』
の2編から構成されている。
『不知火の女』は御船千鶴子のことが書かれて
おり、『福来博士の革命』は御船千鶴子など未
知なる力を研究した東京大学助教授の福来友吉
のことが書かれている。


■不知火の女
  御船千鶴子の熊本県宇土郡松合村にて、漢方
 医の御船秀益と御船千ユキの次女として生まれ
 た。
 1908年、陸軍中尉と結婚したが姑が夫の財
 布から50円を盗んで仏壇に隠していた。
 千鶴子は、そのことを言い当てたことで姑は自
 殺未遂をした。
 夫は、千鶴子のことが恐ろしくなり、千鶴子を
 離縁した。
 千鶴子は実家に戻ると、御船医院の客は増えた。
 千鶴子目当ての増えたのではないかと言われて
 いた。

  御船医院の待合室に弥一が来てビクを差し出
 した。
 御船千鶴子はビクの中を見ずにチヌが4匹入っ
 ていると言った。
 ビク内が見えている訳でなく、感じるらしい。

  御船千鶴子は東京大学助教授の福来友吉によ
 る千里眼の実験に協力する。
 父親の御船秀益と姉の夫である清原猛雄が千里
 眼の利権を巡って争うようになった。
 そして、福来友吉博士は御船千鶴子以外の不思
 議な力を持った人たちの実験を行い、御船千鶴
 子は疎外感を感じていた。
 御船千鶴子は重クロム酸カリウムで服毒自殺し
 た。

  御船千鶴子の力を怪しむ者たち。
 そして千里眼の利権を巡って争う者たち。
 それらに囲まれて生きていくことに失望したの
 でしょう。

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波津雪希
波津雪希 さん本が好き!1級(書評数:2066 件)

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