段取り力
仕事が上手く運ばないのは能力のせいではなく、段取り力が上手く発揮されていないからだというこの本の指摘はその通りだ。自分に合った段取りスタイルで仕事(問題)を見直し対処すると、流れがいい方向に変化する。
この本を目にした途端、すぐ手にして(中身もろくに見ずに)図書館のカウンターに持っていった。 タ…
本が好き! 1級
書評数:1159 件
得票数:3317 票
能登をこよなく愛する好奇心旺盛な50代のブルーカラーのオヤジ(源さん)です。2005年から趣味の1つ読書(本の紹介・書評中心)のブログを続けてます。1年に大体150冊前後読んでます。得票数は気にせず、自分らしいレビューを書いていきたいと思います。
仕事が上手く運ばないのは能力のせいではなく、段取り力が上手く発揮されていないからだというこの本の指摘はその通りだ。自分に合った段取りスタイルで仕事(問題)を見直し対処すると、流れがいい方向に変化する。
この本を目にした途端、すぐ手にして(中身もろくに見ずに)図書館のカウンターに持っていった。 タ…
『分かり易い〇〇技術』のシリーズでお馴染みの藤沢晃司氏が書いたタイトル通り、「判断力」を強くする本だ。氏は会社時代『プレゼンの神様』といわれ、それが文筆家になる契機だったようだが、それも納得の一冊だ。
人によっては自己啓発本、ノウハウ本、〇〇入門書を矢鱈と読む人がいるが、私は実のところそれほど読まな…
『21世紀の資本』の著者のトマ・ピケティ氏は今春訪日、その本は経済学の本ながら大変な話題を巻き起こし注目された。この本はその難解な書を経済学を全く知らない方でも理解出来る様に易しく説明した入門書です。
トマ・ピケティの『21世紀の資本』を読んでみたいと思ってただけに、図書館でこの超図解の解説書を見つ…
パワーポイントなど使ってのプレゼン流行りで、最近格好よくプレゼンやれる人が増えた反面、意外と「簡潔にまとめて話す」技術が下手になった日本人。そんな私達に必須のアドバイスを与えてくれる格好の手引書です。
最近は価値観の第1番目にあげる項目が「目立ちたい」という若者が多いだけに、クールな人間の如く格好よ…
フランス人女性記者との対談形式による経済入門書。経済不詳の彼女が疑問等を率直に訪ね、ガルブレイスがこれまた率直に素人でも分かるように平易に説明する。古い本だが内容的には現在でも十分参考になるいい本だ。
1978年に出た古い本だが、確かに背景となる状況は古いものを感じさせるが、その鋭い指摘は現代でも十分…
1984年発刊の古い本だが、地政学の時代を超えた原理のようなものを見事に捉え、その学問のあり方、最新の地政学の概要等もを平明に提示したその内容は、全く古さを感じさせず、まさに格好の地政学の入門書です。
1984年という、東西ドイツやソ連も存在した古い時期に発刊された本であるが、地政学というものが、ど…
「定常経済」を主張するハーマン・デイリーさんの思想をコンパクトにまとめた冊子です。
60頁余りなので冊子のような薄い書物ですが、チャチな新書よりは内容的には充実しており、価値高い本と言…
百年以上前に亡くなった謎の哲学者といわれるジェームズ・アレン。 著書は自己啓発本など19冊のみだが、その全てが世界中で今でもベストセラーだ。本書は彼の代表作3冊から50の言葉を抜粋したエッセンス本です。
最近ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』(『As A Man Thinketh』)を読…
英国が生んだ謎の哲学者ジェームズ・アレンの自己啓発書である。発刊(1902年)されてからずっと世界中でいまだに売れ続ける超ロングセラー、ベストセラーである。私も久々に座右の書にしたいと思った本である。
英国が生んだ謎の哲学者ジェームズ・アレンが1902年に書いた本である。 実は買って読むまで全く知…
30年前(1983年)医師としてペシャワールに派遣され、以後アフガン救済活動にずっと携わってきた中村哲氏の自伝的報告書だ。医師でありながら井戸堀など現実的な救済活動に次々取り組んでいった話が語られる。
中村哲氏を私は非常に尊敬している。 10年ほど前、アフガンで井戸を掘る医者の話を聞いて以来、彼…
出光興産の創業者・出光佐三の語録だ。昨年の本屋大賞『海賊とよばれた男』で有名になった出光佐三氏だが、この本は今から30年ほど前、あの黒四ダム建設の苦闘を描いた名作『黒部の太陽』の木本正次氏の本である。
一昨年、私は出光佐三をモデルとした、というかほぼ名前だけ変えた伝記に近い百田尚樹氏の 『海賊とよば…
無農薬の「奇跡のリンゴ」作りで有名になった木村秋則氏の農業記述中心の本。彼がリンゴのみならず農業全般について唱える自然農法に関して、その考え方や植物の観察法、自然農薬作り等の具体的な農法を平易に説明!
木村秋則氏(青森県在住)の本は、彼について1年ほど前に知ってから、今までにここで既に三冊紹介した。 …
数年前話題になったハーバード大学マイケル・サンデル教授の講義録(下)である。下巻から彼の考えが次第に明らかになる。アリストテレスの目的論的なコミュニティ論の有効性を再認識しそれを正義論に活かしている。
まず下巻の目次を参考に記す。 第7回 嘘をつかない教訓 レクチャー1 「嘘」と言い逃れ …
数年前NHKも放送され話題となったハーバード大学マイケル・サンデル教授の講義録(上)である。想像していた以上に面白い。こんな感じで哲学を学べれば自分ももっと哲学を理解していたのにと少々恨めしく思った。
数年前、NHKでも放送され話題になった講義のようだ。 ただし私はここ何年間も、昼間や夕方のニュー…
2008年2月末の発行で少し古い本だが、金融というものの骨格を上手く把握して、金融機関や金融商品などの性質を見事と言っていいほど分かり易く説明している。金融知識が必須の現代社会ではこういう本が有難い!
大学時代は某私大の経済学科のゼミ(元日銀の調査局課長が先生)で資金循環論を学んでいた。しかし大学を…
生涯12万体もの仏像を彫った謎の仏師・円空。57年間円空研究一筋で、円空学会も立ち上げ、今はその理事長もしている円空研究第一人者・長谷川公茂氏の最新著書。最新研究成果も多く盛込み円空ファン必読の書だ!
円空には、非常に興味がある。 私が興味を持ちだしたのはそれほど早くはないが、今から7年ほど前『円…
社会主義体制の崩壊後の1993年発刊の古い本。60人近くの国内外の経済学者が執筆している。より良き資本主義とは何かが今だに問われ続けている今日においても、多数の視点からの意見を聴け参考になるいい本だ。
1993年5月7日に発刊された古い本だ。 私は今から30年ほど前、大学で経済学を学んだ人間だが、…
戦前、世界恐慌の影響を受け日本を襲った未曾有の昭和恐慌。これを契機に日本は経済危機、政治危機等に陥り社会は混迷し、軍事路線へと突き進む。現代に相通じる側面も多く、現代日本人必修の歴史的事件と言えよう。
歴史は、好きだが、実のところ現代史は意外と詳しくない。 明治維新辺りなら現役受験生以上に知ってい…
岩波ブックレットの1冊で文量的には大したことはないが、今まで見過ごされてきた金融危機の根因ともいえる要因を、歴史的分析や現状分析などを通して鋭く浮き上がらせ、金融市場の健全性の復活を説いた一冊である。
2008年に起きたリーマン・ショックから4年以上が経つのに、国際金融危機に一向の収束が見えない。著…
代ゼミで政治・経済を教え、一般向けにも多数の本を著している著者が、今話題のTPPの問題を採り上げた。賛成論、反対論各々の意見を、分かり易くまとめて分類しその主張を検証、読者の参考に供した入門書である。
私はTPP(環太平洋パートナーシップ)協定に対しては非常に関心がある。 ある意味、それにより日本…