すべて真夜中の恋人たち





作者を構成する二つの面ととらえてはどうか
『すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子)<講談社文庫> 読了。 まず、川上未映子がこのような人…

本が好き! 1級
書評数:175 件
得票数:1858 票
ものごころついたときから本好きです。
私に読まれるべき本を、なるべく数多く読んであげたいと思っています。





作者を構成する二つの面ととらえてはどうか
『すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子)<講談社文庫> 読了。 まず、川上未映子がこのような人…



ジャパナイズされた仏教ではなく、ブッダが言ったこととは何だったのか
『ブッダが説いたこと』(ワールポラ・ラーフラ/今枝由郎訳)<岩波文庫> 読了。 スリランカ出身…





ただのレズビアン小説ではない、陰鬱な世界
『卍』(谷崎潤一郎)<中公文庫> 読了。 文豪谷崎潤一郎が書いたレズビアン小説として名高いが、…



初めてのハードボイルド
『長いお別れ』(レイモンド・チャンドラー/清水俊二訳)<ハヤカワ・ミステリ文庫>読了。 初めて…





磨き上げられた言葉の夢に迷ってしまう
『ラピスラズリ』(山尾悠子)<ちくま文庫> 読了。 研ぎ澄まされた言葉の数々。 寡作だとは聞…





史伝の魅力を感じてください
『森鴎外全集6』(森鴎外)<ちくま文庫>読了。 作品を読むのに、漫画化されたものや映画化され…





泣けて泣けて、電車の中で涙が出て、困りました
『終わらない歌』(宮下奈都) 読了です。 『よろこびの歌』の続編です。 『よろこびの歌』では…

自費出版かと思ったくらいの支離滅裂な作品
『教団X』(中村文則) 読了。 小説家は、「見る」作家と「作る」作家に大別できるんじゃない…




覚える違和感が作者の持ち味
『薬指の標本』(小川洋子) 読了です。 ※ ※ 内容に触れます。 ※ 嫌な方は読まない…




冒険活劇と舞台の雰囲気を楽しもう
『江戸川乱歩全集 第6巻』(江戸川乱歩) 読了です。 明智小五郎探偵ものの長編二編が収録されて…





強くなるにはやっぱり生死が必要
KGSで7k~8kで打っています。 布石や形に気をつけて、ようやくここまできた、という感じです。 し…





いつ、どこを、いかに打つか、の考え方が分かる
KGSで7k~8kで打っています。 「プロが絶対に打たない手とアマチュアがつい打ってしまう手を取り…


物語の始まりがすごい! けど……
『西日の町』(湯本香樹実) 読了です。 ※ ※ 内容に触れるので嫌な方は読まないでくださ…





世界の薄暗い面を見てしまった
『落下する夕方』(江國香織) 読了です。 江國香織の作品を読むと、薄っすらとこわさを感じる…


あの中村文則はどこへ行こうとしているのか
『A』(中村文則) 読了です。 私の中では、中村文則は決して文章がうまくありません。 そ…





さまざまなタイプの作品集
『森鴎外全集5』(森鴎外) 読了です。 「堺事件」は前巻の「興津弥五右衛門の遺書」「阿部一…





悲観主義は感情にもとづき、楽観主義は意志にもとづく
『幸福論』(アラン / 神谷幹夫訳) 再読です。 記録を見返すと、2012年11月に初めて…

小学六年生の男の子たちの夏
『夏の庭』(湯本香樹実) 読了です。 ※ ※内容に触れますので嫌な方は読まないでください…





高校生のとき以来の再読です
『異邦人』(カミュ/窪田啓作訳) 読了です。 私が高校生のときに読書感想文の課題だった作品…




きりこはどのように考えたか
『きりこについて』(西加奈子) 読了です。 ※ ※ネタバレを含むので気になる方は読まないで…