天下の値段 享保のデリバティブ (文春e-book)【Kindle】





歴史時代小説であり、経済小説でもある
「経済」という言葉は古代中国の「経国済民」に由来している。 「経国済民」というのは「国を治め、…

本が好き! 1級
書評数:2636 件
得票数:26428 票
ニックネーム「夏の雨」は、宮本輝さんの「朝の歓び」という作品の中の一節、「あなたが春の風のように微笑むならば、私は夏の雨となって訪れましょう」から、拝借しました。
「本のブログ ほん☆たす」という名前で、本についてのブログを運営しています。
ブログでは書評のほかに、その本を読んだ時の「こぼれ話」や本の話題など掲載しています。





歴史時代小説であり、経済小説でもある
「経済」という言葉は古代中国の「経国済民」に由来している。 「経国済民」というのは「国を治め、…





朝ドラ「ばけばけ」を楽しく見るための必読書
この本の著者小泉節子はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻セツである。 セツが生まれたのは186…





「昭和100年」の今こそ読むべき一冊
今年(2025年)は「昭和100年」「戦後80年」ということで、 多くの関連本が書店に並び、さま…





何が正しく、何が虚偽なのか。
今年(2025年)は「戦後80年」という節目の年にあたることもあって、 テレビなどで当時を描いた…





伊集院静さんに教えられる
毎年4月1日の新入社員向けと成人の日に新成人になった若者向けに サントリーが新聞広告でメッセージ…





橋の下をたくさんの水が流れた
かつてサントリー宣伝部には芥川賞作家と直木賞作家がいた。 開高健と山口瞳である。 その二人が…





彼はまだ痩せた青年だった
第38回芥川賞受賞作。(1958年) この回の芥川賞は開高健と大江健三郎の若い二人の一騎打ちとな…





みんなが好きなアンデルセンってこんな人
アンデルセンは子供の頃には必ず耳にする名前です。 正式には「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」…





タイトル以上に内容も衝撃的
書名の『近親性交』はかなりショッキングなタイトルだ。 しかし、本書で描かれているのは性的な(ポル…





この人の生き方に勇気づけられるだろう
『藍を継ぐ海』で第172回直木賞を受賞した伊与原新さんの受賞後初の長編小説。 とはいっても、初出…





開高文学とは何だったのか
開高健が亡くなったのは、元号が平成に変わって間もない1989年12月のことだから、もう30年以上経…





朝ドラ「あんぱん」にも登場する?
NHKの「連続テレビ小説」(通称 朝ドラ)は1961年に始まった当初は一年を通じるドラマでしたが、 …





けっこうこわい、でも笑える
現在放映中のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は 江戸時代中期に活躍した版元の蔦屋重…





これからも読み継がれたい一冊
今年(2025年)は「戦後80年」ということで、 しばらく地上波での放送がなかったジブリ映画「火…





新しいスマホで人生は変えられるか
スマートフォンを買い替えました。 このことは「機種変」というそうで、若い人ならすんなりわかる言葉…





老いを自覚して、昭和を振り返る
関川夏央さんのエッセイ集『昭和的』は、 「昭和100年」となる今年(2025年)数多く出版されて…





ペンは時に剣よりも血みどろにする
「でっちあげ」とは「事実ではないことをあたかも事実であるかのように作り上げること」と辞書に出てくる…





あなたならどんな家に住みたいですか
鈴木のりたけさんといえば、 ここ数年のベストセラー本となった『大ピンチずかん』シリーズの作家で …





これは文芸書です、お間違いのないよう
大手書店チェーンのひとつが近隣の町にある。 そこで、くどうれいんさんの短編集『スノードームの捨て…





今の桜木紫乃さんだから書けた短編集
桜木紫乃さんの作品を読んで、いつも思う。 「なんて巧いんだろう」って。 それは初期の頃からず…