グリーン・ジャイアント 脱炭素ビジネスが世界経済を動かす (文春新書)【Kindle】



カーボンニュートラル……トランプ~安部政権の時代、日本の多くの人にとっては「何それ」だったと思う。世の中、突然どうなったのか?
主題は、 二酸化炭素の増加スピードを減らせ! 人間の営みが地球環境を破壊するのは許ない! …
本が好き! 1級
書評数:455 件
得票数:6611 票
仕事、FP活動の合間に本を読んでいます。
できるだけ純文学と経済・社会科学系のものをローテーション組んで読むようにしています(^^;
相場10年、不良債権・不動産10年、資産形成(DC、イデコ)20年と、サラリーマンになりたての頃は思っても見なかったキャリアになってしまいました。



カーボンニュートラル……トランプ~安部政権の時代、日本の多くの人にとっては「何それ」だったと思う。世の中、突然どうなったのか?
主題は、 二酸化炭素の増加スピードを減らせ! 人間の営みが地球環境を破壊するのは許ない! …



ウイグル族百万人が収容所で拘束?事実だとしたら何のために?……おぼろげに中国の今後のシナリオが見えてくる。
本書を手に取った動機は、今後の世界経済の予測にあたって、中国の動向が無視できないほどの大きさになった…




当時のパリで暮らす人々の吐く息が見えるような生々しさ。救いようが無いストーリーだが、本書が「ナナ」へと続く十冊の大河ドラマの一冊という位置づけならこれもありか。
パリの貧民窟でもがく、最下層の人々の悲惨な人生を描いた作品。 人間のありのままを描く 「自然主義文…




自分のセミナー資料作成の締め切りに追われている時、偶然目に付いたタイトル。これは実用書として、ど真ん中だった。
説得力のある社内資料を作成するこつ が主題だが、一般の人向けセミナーのプレゼン資料を作る僕にもど真…





米ソ、いずれにも与しないイスラム国家は疲弊していた。 権謀術数渦巻くなか、多くの希望が潰され、不満の刃が他の民族に向けられる理不尽さ。緊張感ある描写が凄い!
上・下巻まとめて。 船戸与一は、ゴルゴ13の初期のストーリーをいくつか書いた人。 本書のよう…




著者、「サイバーリバタリアン」と呼ばれる人種の典型に見える。これは明日起きることなのか、SF的未来図なのか?
最初に本書では触れられない 「サイバーリバタリアン」(著者はたぶんこれ) の定義を再確認。 日…





凄く良かった。読了後、エッガーの背景に、アルプスの少女ハイジがぼんやりと浮かんだ気がする。
淡々と八十年の人生が描かれているようで、最も濃い数年間が浮き上がるようになっている。 遠くの街…



資産形成をスペック(投機)とはき違える一部の人への警鐘。自称「もと経済ヤクザ」の著者が書く「黒い経済」の奥に見えるロジックは正論。
タイトルを目にすると、どんなとんでもない闇の世界が描かれるのかと思ったけど、極めて真面目な内容。 …


テーマが「銀行はどうあるべきか」から「地域社会をどう支えるか」に。しかし、語られることは金融庁のフィルターを通った情報のように思える。
このシリーズ、最初は「銀行はどうあるべきか」がテーマだったと思う。 しかし4冊目の本書では、 地…





ミシガンの森のなかで育ち、ヨーロッパの騒乱に自ら踏み込んだ男。彼は最後に安息の地キューバを離れ、多くの野生動物がそうするように、生まれた地での死を選んだ。
玉石混淆の短編集だが、ヘミングウェイの一生を種明かしのように味わえる妙味がある。 少年時代を過…




ドイツを中心とした西ヨーロッパのイスラム移民受け入れの背景には、経済メリット期待のほか、歴史的贖罪意識もあったようだ。しかし、これが西洋文明消滅に繋がるのだろうか?
少子高齢化で労働力が不足し、それが国家財政の将来に暗い影を落とす西ヨーロッパ。 安全に暮らせて、生…




「父が死んだ」……会社を一ヶ月で辞めた文哉にかかってきた謎の男の電話。 そこから文哉が知らなかった南房総での父の人生が、詳らかにされてゆく。
海が好きなのでタイトルにパブロフの犬のように反応した僕だが、本書の内容に合ったタイトルではないかも。…




読む気がしなかったのは、銀行員として半沢と同じ時期に似たことをやっていたから。しかし……ドラマ仕立てだけど銀行員の描写は流石にリアル。
著者が「シャイロックの子どもたち」の下書き作品をある金融誌に連載してた頃、実は僕も同じ雑誌で不良債権…




ラスト、人類の行き着く未来に言及し、SF社会と現実が混在する不思議なイメージ。軽そうなタイトルからは想像できない濃さで、オリンピック直前の開会式がらみの騒動はまさに……。
本書は三つのパートに分かれ、PART1は日本で「下級国民」が形成されつつあることが書かれる。 「下…



もし本書が僕にとって最初のヘミングウェイだったら、その後彼の作品を読んだだろうか? 救いは「キリマンジャロの雪」と三十八歳になったニック・アダムズ。
ヘミングウェイ特有の情景描写は短編の場合、全体に占める比重が高くなるせいか、みずみずしさが際立つ。 …



太平洋戦線に比べ、同時期の中国戦線のことを僕はほとんど知らなかった。少しばかり読みづらいけど、真面目に、より客観的に真実を積み上げようとする著者の姿勢が良い。
僕らが「太平洋戦争」と教わった戦争、中国大陸に視点を移すと見え方が違ってくる。 1937年、日…



札幌で「母」が亡くなり一年も経たずに、沖縄の「おかあさん」と結婚した「父」。悩む僕。う~ん、父親の立場で不快感無しでこのストーリーを読める?
申し訳ないけれど、少しばかり不愉快さが残る作品。 三二歳の僕が東京から沖縄の「おかあさん」に会…





最初はよくぞ日本人の著者がここまでと思ったけど、むしろ欧米人のキリスト教史観の呪縛が無いがゆえの、より客観的な見方なのかも。
たぶんカエサルの理念は (地中海)世界はひとつ であり、古き良き都市国家の幻想を引きずったキケロ…




文化大革命、カンボジア大虐殺の前にこんな動乱があったとは。 輪郭はおぼろげだが、愚直に積み上げられた調査内容は、寒気がする迫力。
何だこれは? 著者は女性だが、男の僕が読んでも引いてしまう描写がところどころに……。 発…




見えたのは、手に取ったときに期待したのと全く違った風景だったが、読んで良かった。
児童向けにこの作品の連載が始まったのは昭和21年だという。 戦災孤児も多かった時期、この本を読めた…