ティファニーで朝食を





ヘップバーンが醸し出すお洒落な雰囲気が数十年来気になっていた。でも、これって映画とは別物では?
オードリーヘップバーンがヒロインを演じる映画については大昔、家族が観ていた洋画劇場の映像を斜めに見た…
本が好き! 1級
書評数:455 件
得票数:6611 票
仕事、FP活動の合間に本を読んでいます。
できるだけ純文学と経済・社会科学系のものをローテーション組んで読むようにしています(^^;
相場10年、不良債権・不動産10年、資産形成(DC、イデコ)20年と、サラリーマンになりたての頃は思っても見なかったキャリアになってしまいました。





ヘップバーンが醸し出すお洒落な雰囲気が数十年来気になっていた。でも、これって映画とは別物では?
オードリーヘップバーンがヒロインを演じる映画については大昔、家族が観ていた洋画劇場の映像を斜めに見た…




デフレから脱却しようとあれだけ日銀の黒田総裁が四苦八苦してたのに、今度は突然インフレ。「いったいモノの価値って何だ」……で手にした一冊。
本書を読む前に、著者が本書の後に執筆した「世界インフレの謎」を読んだが、逆に「物価って何なんだ」の疑…




先の大戦の敗北により、列島政府という自治政権はアメリカの統治下にあった。そこで失われた言葉、ニホン語を求め、時空を超えて戦うヒッシャー・ヒュスケット。
主人で作家の菱屋修介は、ゲイである彼が秘かに心を寄せる出版者勤務の石塚啓太から、原宿のゲイの祭典、プ…



十年以上死語だった「インフレ」が今、世界を席巻。慢性デフレに悩んでいる日本にも、急性インフレの直撃弾が……。
日銀、FRBなど中央銀行の最も重要な役割は 「物価の安定」 で、多くの中央銀行は 「景気浮揚」 を最…




有名すぎて、世界史の教科書以上のことを知ろうとして来なかったこの人物。たまたま図書館で借りれた第二巻(本巻)から読みはじめる。
佐藤賢一さん、カタリ派虐殺を描いた「オクシタニア」の弱者の懐に入った描写、迫力があった。 フランス…




著者は元日銀金融研究所所長。ゼロ金利政策が続くなか、金利に無防備になっていた自分に気づいて手に取ったが、今になって潮目が変わるとは!
自分は平成バブル崩壊の時期、マーケットのど真ん中にいたのだが、真剣にこの分野を紐解いてみたことがない…




辰戦争残党の蝦夷地逃避行が描かれる。西部劇を意識したような部分がマイナスイメージだったが、その後、著者の出自を知って評価はワンランクアップ。
著者の作品は「エトロフ発緊急電」を大昔に読んだのみ。 物語は昭和四十五年、国後島を望む別海町床…




最近になって溢れるFIRE本に混乱。いろいろあるなかで信頼できそうな本書を読んでみた。
TBSやフジテレビなどで採り上げられただけあって、筋が通っていて内容は濃い。 著者、クリスティ…




六年前の世界情勢を題材にしたラジオの講義内容をまとめたもの。「地政学」をベースにした日本絡みの話が新鮮でわかりやすい。
2015年10月から2016年3月までの間、「文化放送オトナカレッジ」で15回に分けて放送された「茂…





翻訳だけど綺麗な文章、物語の風景がビンビンと伝わってくる! 十代で読んでいたら、カラダが拒否反応を示しただろうが、これが人生なんだと思う。
著者の作品で読んだことがあるのは思春期の入り口での「悲しみよこんにちは」だけなのだが、この作品は今読…




地政学の古典らしい。シンプルな世界地図を一枚、目の前に置いて読むとわかりやすいが、アメリカの主眼はやっぱりロシアではなく中国。
最近の中国の海洋進出と、ロシアのウクライナ侵攻。 この中国、ロシアが位置するエリアは本書では …



(上下あわせて)著者の自叙伝的な小説。神戸ですくすくと育ってゆく少年H。戦争の足音とともに徐々に自由の街が変容してゆく。
上巻の前半、中盤、後半それぞれのシーンで見える風景が異なる。 上下あわせての感想だが、エッセンスは…




遠い未来のお話っぽかった前作に比べ、内容が具体的になった。しかし!ライフシフトが進む副作用として、多くの人が頼りにしていた会社のコミュニティ機能が無くなってゆく?
前作は、一般の人々(会社員を想定)の人生を「教育」「仕事」「老後」の三つのステージに分解。 多…




今のウクライナに重ねると本質を見誤ると思う。これは大陸の異民族の大国間の本気モードの殲滅戦物語。スターリングラードがメインだが、ラストの主人公の復讐劇の結末はとても虚しい。
1942年、モスクワ郊外。 十八歳のセラフィマが母と猟銃での鹿の駆除に出かけたところ、彼女たちが住…



僕の母のガンとの闘病末期に本書を手に取った。 死への考え方が変化したのは間違いないけど、素直に頷けない部分もあった。
実は本書を読んでいるうちに四年間の闘病生活の末、僕の母は87歳で天寿を全うした。 二週間前のことだ…




唐入り(からいり)の拠点として秀吉が指定したのは、人里離れた名護屋浦という寒村。視点を変えるとまったく違う世界が見えてくる。
敢えて唐入り(からいり)という言葉を使う著者。 文禄・慶長の役は、現代に至るまで朝鮮民族に禍根…



読んだ動機は最近何も知らずに寿町に行き、隣接する元町、山手などの高級住宅街との落差に違和感を持ったこと。横浜の一等地に底辺の人たちが暮らす場所があったのだ。
2008年12月8日から9か月の間、投稿した短歌のうち28首が朝日歌壇に入選。 その後、いずことも…



「富って何?」が最終的なテーマだが、少額・長期積み立てという資産形成の基本法則の背景に、「自由」が広がっていなければいけない。
ロナルド・ジェームズ・リードというガソリンスタンドで25年、清掃員として17年働いた人物の紹介から始…




2LDKの賃貸マンションで共同生活を送る五人の男女。時系列バラバラにそれぞれのストーリーが交錯。そして最後に狂気が顔を出す?
五人のメンバーが順繰りに自分を語る形でストーリーが進むが、自分以外の各人の描写が混ざり合い、けっこう…




乾坤一擲の家康本陣への突入。背景にあるのは兄信之(信幸)、父昌幸、そして武田信玄にまで連なる真田家の意地か。 だた、震えるくらい感情移入できたのは脇役の毛利勝永だった。
語り尽くされている真田信繁。 本書ではこの信繁、僕が子どもの頃のヒーローだった「幸村」に自ら名を変…