バナナの世界史――歴史を変えた果物の数奇な運命 (ヒストリカル・スタディーズ)



そもそもバナナとはどんな植物なんだろうか。バナナを取り巻く、陰謀渦巻くブラックな世界。
小麦、米、とうもろこしに次いで世界第4位の生産量を誇る農産物、実はそれがバナナであるという。 世界…

本が好き! 1級
書評数:276 件
得票数:2988 票
複数形から宿主生物へ。職業は食糧。
ちまちまと読みたい本を消化する日々。
単数形に戻りましたが、今度は別個体に栄養を吸い取られています。
割と色々読みます。
生物学(農学/遺伝学他)、考古学(トルコ/エジプト/シリア)、食文化や旅物、SFやゴシックホラー、ペンギン、恐竜、発達心理学、オカルトや妖怪、探検も好きです。
一応、生物学関係で修士持っていますが、お仕事は生物とは無関係に技術系の法律をあつかう事務職でした。退職することに。働かずに食べるご飯は美味しい。
事象の差分を気にする傾向にあります。
土日はあんまり現れません。



そもそもバナナとはどんな植物なんだろうか。バナナを取り巻く、陰謀渦巻くブラックな世界。
小麦、米、とうもろこしに次いで世界第4位の生産量を誇る農産物、実はそれがバナナであるという。 世界…

思春期に入りかけの少女の職業は魔女。13歳で独り立ちしたキキの健やかな成長物語。
スタジオジブリによって映画化もされた、児童文学の名作である。 ずっと読みたいと思っていたのだが、ど…




今はもう使われていない「旧校舎」。その舞台だけで、なにか怖い話が眠っている気がする。この一巻を念頭に二巻目に進むと、一巻目の存在が、恐怖をあおる説得力になる。
今はもう使われていない「旧校舎」。 その舞台だけで、なにか怖い話が眠っている気がする。 幽霊…




ミステリの王道をゆくホラー。因果が徐々に明らかとなって行く様子は、さすが小野不由美さんと言える。
心霊現象に関する調査を行う、渋谷サイキックリサーチ。 その事務所に一件の依頼が舞い込んだ。 曰く…

良い文章とはないんだろうか?相手にきちんと伝わる文章を書くための、基本的な内容をおさえた一冊だ。
ごくごく基本的な文章の書き方の本。 文語体と口語体、「てにをは」の使い方、就職後を使うことのポイン…

軽い感じのお守りガイドブック。この雑多な感じと軽い感じがいかにも日本的。はたしてべっこう飴はお守りなのか!?
一言にお守りと言っても、伝統的なもの、最近のブームに乗ってでてきたもの、入手しやすいもの、人の形に動…

乾物マニアを自認していても、意外と知らなかった干し大根のヴァリエーション!
電子版でも図書館でもなく、紙の本を買って、手元に置いておきたい本である。とても面白い本だから、と言う…




「いいでしょう」そのたった一言が、こんなにも重い。自国民を見捨てざるをえなかった日本という国を悲しく思う。日本人はこの時の恩をもっと意識してもいいのではないだろうか。
「いいでしょう」 ビルセルは、即座に快諾した。 「至急、日本人を救うための航空機を派遣してもら…




世界の民族衣装の写真がフルカラーで掲載されている。多彩な民族衣装であるが、ある程度傾向はあるようなので、民族衣装系統図なんて出たら面白そうだ。
小型本ながら、世界の民族衣装の写真がフルカラーで掲載された写真集である。 コメントはなく純粋に写真…

軽い感じの中華風ファンタジー。イルラックや兄弟子の設定は面白い。
幼い頃、口減らしのために導師の元に捨てられた主人公ユギ。 彼女にとって、彼女を引き取ってくれた導師…




「愛・地球博」冷凍マンモスを展示するに至った話が語られる科学的読み物。冷凍マンモス、見たかったなぁ。やっぱり行けばよかったなぁ。
いまからもう10年近く前、2005年3月から愛知県で開催された万国博覧会、「愛・地球博」の最大の呼び…




花粉分析からそこまでのことがわかるのかと驚いた。古い本ながら環境考古学から文明の繁栄と衰退を語った一冊。
環境考古学的見地から、文明の繁栄と衰退を論じた一冊。 古い本ながら、現在の流行りである複雑系として…



おじゃみに憑かれ、おじゃみと戦った女。なのに、後で思い返すと、何故かおじゃみの側の存在であった気がする不思議。
表紙とタイトルから何故か妖怪物だと思い込んで借りてきたのだが、タイトルにもある通り、怪談物である。 …




「石油で動く工業」とも評される現代農業。世界各地に現存する伝統農法を紹介しつつ、モノカルチャー型の現代農業のリスクを論じる。持続可能な農業を考える上でのポイントなりそうな実例は一読の価値がある。
近代農業は石油で動く工業だ(2ページ) 化学肥料と農薬、販売種子に依存し、多量の水を消費する現…



トルコに事実上存在していながら、決してトルコ政府は認めようとしない、 諸民族、諸言語の研究、そしてその成果の出版などを巡り、トルコ政府高官、場合によっては味方であるはずの共同執筆者との戦いに終始する。
「トルコのもう一つの顔」が旅行記、フィールドワークの記録としての側面を持っていたのに対して、随分と政…




旅行記であり、フィールドワークノートであり、学術書。描かれた時代から、トルコは変わっただろうか?
「トルコ語を母国語とする民族がトルコ人であり、トルコはトルコ人による単一民族国家である。」 その主…




いかにして遊び、いかにして過ごすか。発達の段階とできること。保育士向けの書籍であるが、分かりやすい育児書としてもよめる良書。
いかにして遊び、いかにして過ごすか。家庭内で保育することと、保育園での保育。対集団である保育園と対個…



ファンタジックな設定の裏側に実在する動物たちの習性。オオカミは送り、タヌキは騙す。おとぎ話にまつわる読み物である。
かちかち山や桃太郎、白雪姫…。おとぎ話の世界には、現代の常識でははてなマークが浮かんでしまうような設…



買ってしまった後、生まれてしまった後に、福袋の中身を変えることはできない。だけど、中身を楽しめるか、使えるかは案外自分の匙加減なんじゃないだろうか。
開けてみるまで、中に入っているのが福なのか鬱なのかわからない。人は福袋のようなものを持って生まれてく…



足して足して足しっぱなし。豊かな恵みに裏打ちされた、多彩な食生活を綴ったトルコ食文化エッセイ。
オリーブ、チーズ、ヨーグルト、ラク、羊に鳥。メロンにイチジク。豊富な生鮮食品に、豊富な家庭料理、屋台…