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kon吉

kon吉 さん

本が好き! 1級
書評数:192 件
得票数:3777 票

かしこまったものは書けませんが、
マイペースに書いていけたらと思います。

よろしくお願いします.

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湿地 (創元推理文庫)

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湿地 (創元推理文庫)

北大西洋にうかぶ島国アイスランドは日本の面積の約3分の1ほどで、その人口は33万人という小国だ。本書の舞台はそんなアイスランドのレイキャビク。端から端まで二時間もあれば歩けてしまうちいさな町・・・・。

ずさんで、不器用。場当たり的で無計画。 半地下のノルデュルミリのアパートの一室。白髪を血で染め…

投票(25コメント(2)2015-07-13

赤目四十八瀧心中未遂

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赤目四十八瀧心中未遂

本書を読むということは心のなかに「アマ」という苦界を所有することだ。そこで背中に火がつく夢を見るか、迦陵頻伽と共に生きるか、虚無の風に吹かれるかは自分次第です。人の心は一瞬で鬼にも仏にもなる。

赤目四十八滝、京都上京西洞院丸太町上ル夷川町、神戸元町、西ノ宮高松町、東京日本橋通一丁目、京都小山花…

投票(22コメント(2)2015-06-22

アルゴールの城にて

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アルゴールの城にて

ジュリアン・グラックは不思議な作家だ。その美しく荘厳な文章は彼を気難しい芸術家、もしくは思慮深い哲学者に思わせ、一方で彼の孤独で静謐、誠実な人柄は、私に地中海世界のひどく青い空、そして雲を連想させる。

登場人物は三人。 優れた頭脳と目見麗しい容貌を持つ精神の双生児アルベールとエルミニアン。 …

投票(22コメント(0)2015-06-08

かくも激しく甘きニカラグア (双書・20世紀紀行)

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かくも激しく甘きニカラグア (双書・20世紀紀行)

<永遠にあの6月を> 1979年6月ニカラグアにおけるサンディニスタ民族解放戦線の革命成功。後の復興と反革命勢力(コントラ)との闘いを老コルタサルがその両眼で見て、肌で感じて、紙に記したルポルタージュ。

中央アメリカの小国ニカラグアは1937年~1979年の間、アメリカの武力干渉を受けた国家警備隊を背景…

投票(20コメント(2)2015-06-01
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