ノッキンオン・ロックドドア (文芸書)



《不可能(HOW)専門》と《不可解(WHY)専門》のダブル探偵という、ありそうでなかった設定。
タイトルはそのまま探偵事務所の名前である。 《ノッキンオン・ロックドドア》。なかなか言い辛い。電話…

本が好き! 1級
書評数:868 件
得票数:10210 票
ミステリーをはじめとするエンタメ全般、青春やお仕事モノ、人生の一コマを書いたホッとするお話が好きです。
最近は時代小説や海外物にも挑戦中です。
基本的に好きな作家さんの作品を多く読んでいますが、新しいジャンルや作品にも興味を持って読んでいます。



《不可能(HOW)専門》と《不可解(WHY)専門》のダブル探偵という、ありそうでなかった設定。
タイトルはそのまま探偵事務所の名前である。 《ノッキンオン・ロックドドア》。なかなか言い辛い。電話…




『論理展開+学園ミステリ』の裏染天馬シリーズ第三作。今回はダイイングメッセージと現場の状況から犯人を絞り込んでいく。
高校内の《百人一首同好会》部室に勝手に住み着いている、アニメオタクでありながら成績はいつもトップの裏…



時の流れで変化する家族の形。人生の紆余曲折と共に変化するもの、しないもの。読み終えてそうしたものを感じる。
六編の短編集。 図書館本なので帯が無く、単に荻原浩さんだから、という理由で借りたので内容はよく分か…




廃校間近の高校で見つけたハンドベルが、男子高校生たちの鬱屈した日々を変えた!
今年度で廃校になる県立諏那高校は、元は共学だが現在は男子しかいない。 最後の卒業生となる錫之助はあ…



『幻の女』と同じくタイムリミットサスペンス。しかしこちらのタイムリミットはなんと、3時間!たったそれだけの時間で若い男女は真犯人を見つけることが出来るのか。
家族にはブロードウェーに出演している成功者というウソの手紙を書いているが、実は場末の店で踊るだけの夢…




古手屋(古着屋)を営む傍ら、隠密廻り同心・上遠野からお上の御用を手伝わされている喜十。 子供のいない喜十夫婦の元にある日、赤ん坊が置き去りにされていて…。
単発ものだと思っていたら、シリーズ二作目のようで、読む順番を間違えた。 ただこれだけ読んでも全く支…




『あの薄汚い男は死んでまでまわりの人間たちを苦しめ続けようとしてるってわけ?』「湿地」の上に建つアパートの地下室で殺された被害者が残したものは…?
アイスランド・レイキャビク警察の犯罪捜査官、エーレンデュルを主人公にしたシリーズ第四作。 先日読ん…




情緒的な反転劇の花葬シリーズ三作とユーモアミステリーの連作を収録。連城氏の魅力を味わえる。
「花緋文字」「夕萩心中」「菊の塵」の三編は『花葬シリーズ』と呼ばれているもの。 既読感があると思っ…




発表は1957年という随分昔の作品。現代なら簡単に種明かし出来そうなタイプだが、それでも先が気になって楽しめる。
1957年発表の「殺人交叉点」と1959年発表の「連鎖反応」の2編を収録。 「殺人交叉点」は、…




また新しい北欧ミステリーシリーズが誕生した。派手さはないが、読み手をグイグイ引き込む力がある。
アイスランドを舞台にした刑事(犯罪捜査官と呼ぶらしい)エーレンデュルを主人公にしたシリーズ第四作。 …



鬼龍光一シリーズ第二作。 若者たちが抗争で殺し合うという異常な連続事件の裏には、またもや呪(しゅ)があった!
鬼龍光一シリーズとなっているが、読んでみれば鬼龍光一&安倍孝景&富野刑事シリーズという感じ。 …



「とびきり」のお人好しだが、捜査能力はポンコツのウィザースプーン警部補が、毒殺事件に挑む。だけど心配ご無用。彼には雇い主思いの、そして何より謎解き大好きな使用人探偵団が付いている!
ロンドン警視庁のウィザースプーン警部補は途方に暮れていた。 何かの毒で殺されたらしい医師の死体を前…



いつもにこにこのお母さん、お茶目なお祖父さん、生意気で甘えたがりの妹、口は悪いが面倒見がいい兄、三毛猫、そして私。仲良し家族が次々遭遇する事件の先にあるのは…?
『これは、家族の物語』 という一文から始まる作品。 明るく賑やかな山田一家が次々遭遇する事件。 …




髪結い伊三次シリーズ未完の最終巻。レギュラー陣のその後は読者それぞれに委ねられている。願わくば最後まで読みたかったが、一番無念なのは宇江佐さんだろう。
髪結い伊三次シリーズ第15作。 といっても宇江佐さんの逝去により、新作は三話のみで、その他に文庫書…



タイトルは『準急「ながら」号』の意味。鬼貫警部と言えば…の鉄道アリバイ崩しだが、そこに行くまでのプロセスの方が面白い。
この作品を手に取ったとき、『準急なんですが』『準急でありながら』の意味かと思っていたが、読んでみれば…




『江戸は永遠に普請中。』現在も江戸は普請中。
天正十八年(1950年)夏、家康は秀吉からこんな提案を受ける。 『貴殿には北条家の旧領である関東八…


散々焦らしてきたお糸と余一との関係が意外なほどアッサリと進展する…シリーズ第6作。
『(余一を)井筒屋に近付けるな』という、亡くなった余一の師匠の言葉から、《井筒屋》とはどんな恐ろしい…




今、改めて罪と許し、人間の本質を考えてみる。
学校と家庭と、どこにいても鬱屈が溜まり続ける小学六年生の大介。 その度に隣家の名も知らぬ木の花芽を…




口入屋(今で言う人材派遣業)に新たな風穴を開けようと奔走する女の細腕繁盛記。西條さんでは久しぶりのしっとり系時代小説。
『商いは人で決まる』 四日市で宿屋を営んでいた祖母の口癖を胸に、口入屋《冬(かずら)屋》の差配人と…



時代遅れと言われようが、様式美だのコスプレだのと言われようが、やっぱり私は少年探偵団が好きだ!
前回の「みんなの少年探偵団」が良かったので、第二弾となる「みんなの少年探偵団2」も読んでみた。 今…