少女
張り巡らされた伏線があまりに完璧に収束し、世界が閉じている。 見事と思うか、ありえないと思うかは好み次第。 「死」は少女たちに何を残したのだろうか。
湊かなえさんの小説は、「告白」「往復書簡」「贖罪」と読んで「少女」は4冊目。 どれも登場人物のモノ…
本が好き! 1級
書評数:76 件
得票数:443 票
生物(特に生態学)系、生物多様性関連に関心があります。
ミステリーは国内外問わず、ファンタジーは海外のものを読んでいます。
馬、動物福祉に関心を持っています。
在宅で英日実務翻訳をしています。いつまでたっても駆け出しです。
読みやすくわかりやすい日本語表現を磨きたいと思っています。
張り巡らされた伏線があまりに完璧に収束し、世界が閉じている。 見事と思うか、ありえないと思うかは好み次第。 「死」は少女たちに何を残したのだろうか。
湊かなえさんの小説は、「告白」「往復書簡」「贖罪」と読んで「少女」は4冊目。 どれも登場人物のモノ…
カザルムの学舎での王獣リランとの運命的な出会いを果たしたエリン。 血みどろの闘いを経て、最後にエリンに光<リラン>が舞い降りる。
矢傷を負い、身も心も傷ついた幼い王獣リランの心を開いたのは、エリンの奏でる竪琴だった。 これは何も…
闘蛇を武器とし、王獣を神の象徴とする王国で、獣とともに生きる少女エリン。 獣と人のつながりを模索しながら、人が人であるという性(さが)に向き合っていく。 壮大な物語の序章。
真王をいただく神国リョザでは、大公が闘蛇という獣で武装し国家の防衛を担ってきた。 闘蛇衆として闘蛇…
盗賊が使者に!? 生きるためにしたたかに、でも盗賊としてのポリシーは高く。 少年スキッフの原点。
ヴァルデマール王国のシリーズ。 前作で女王補佐として登場したタリアを兄のように支え、助けてくれたス…
脳の能力を高めるツールとして紹介され、じわじわとファンを増やし、ビジネスシーンで浸透しつつある(?)マインドマップの公式解説書。
マインドマップを考案したトニー・ブザン自身による基本文献とでも言うべき書籍である。 実際にすぐにマ…
少女たちの罪とはなんだったのか。償いの先に赦しはあったのか。 娘を奪われた母親の放った矢が最後に貫くのは。
4人の少女、それぞれの15年後の独白と、最終章の娘を喪った母親の告白。 『フランス人形…
下巻も非常に興味深い。 朝日新聞「ゼロ年代の50冊」1位。 多くの方に是非手に取っていただきたい一冊だ。
下巻では、世界の文字、社会構造の発達の歴史の分析を行っている。 具体例を挙げながら、丁寧に説明して…
ダイエットという共通の目的で集まった5人は、もう切っても切れない固い絆で結ばれていると思ってた。
前作まではほんとにみんな痩せたいのかなーと思っていたが、各自が運動を始めて確実に健康的に痩せ始めてい…
私ならどうするか。 大事なものを奪われたら。 法という正義を信じられるか。
少年法の在り方を問う重いテーマの小説。フィクションだが、実際にこういう事件が起きているのだろ…
学生時代に読んでいたら、もっと『ネイチャー』を楽しめたのに。
「世界一の科学雑誌はどれですか?」という問いに対して「『ネイチャー』と『サイエンス』が双璧」 まさ…
ソロモン王と強大な力を持つ指輪の真実が明かされる。 ページを繰るのがもどかしいくらいのジェットコースターな展開。 文句なしにおもしろかった。また、いつか会えるかな。
ソロモンと対峙した二人は、ソロモンと指輪の真実のすべてを知る。全幅の信頼を置いていたシバの女王の命令…
砂漠での盗賊退治へとかり出されたバーティミアスとエルサレムへ向け砂漠を旅するアズマイラの運命が交差する。 物語はクライマックスへ向けて、一気に高まっていく。
カーバの奴隷だったバーティミアスは砂漠でのミッション遂行のご褒美に一旦は解放されるが、すぐさま別の枷…
バーティミアス健在。といっても、本編から遡ること3,000年前の話。 一瞬であの世界に引き込まれた。 本編も再読したいところ。
バーティミアスは、ジンという中級レベルの妖霊だ。魔術師に召還され、奴隷として働いている。 ユーモア…
気軽に読める短編集。 頭が疲れた時、気分転換にはぴったりの東野圭吾作品。 電車の移動のお伴にちょうどよかった。
偽装の夜、罠の中、依頼人の娘、探偵の使い方、薔薇とナイフの5本。初期の作品。 一篇が軽い短編集…
話題作。連日の新聞広告につられて読み始めたら一気に読了。 確かに映像向きの作品かもしれない。
人間の心はDNAで決まるのか。私に真の答えはわからないが、おそらく答えはNOだろう。主人公の神楽龍平…
現在の富と権力の分布は、その地域の自然環境と動植物種によって作り上げられた人類の歴史そものもだった。 生態学的視点を交えて、非常に読みやすく解説している。 ここから興味が広がりそうだ。下巻も楽しみ。
筆者のフィールドワークの体験から始まって、わかりやすく丁寧な語り口で疑問をひとつひとつひもといている…
読みっぱなしは勿体ない。 そりゃそうだ、と思いつつ、ついつい読書記録が続かない。 タイトル、著者、出版社、読了日、そのくらいは私でもメモしているけれど、ちょっとひとこと付け加えて、読書ノートを始めよう。
著者が提唱するのは「インストールリーディング」。 読んだことを自分の中にインストールして、…
日々の行動を記録する「ライフログ」の提案。手書きノートには意味がある。 自分の行動を振り返り、PDCAサイクルを上手に回そう。
内省的な日記は読み返す気がしない。恥ずかしくてとても読めたものではない。 ここで提案されているライ…
聖女の意味、救済の意味が最後に明らかになる。悲しいけれど、これで本当に救われたのは、彼女自身だったのかもしれない。
2001年~2005年の国連ミレニアム生態系評価の報告書(2007年出版)。 日本語で読める基本文献。
国連ミレニアム生態系評価 Millennium Ecosystem Assessment 2001…