北風のうしろの国





この物語。 一応、児童書の類の物語らしいんですけど、ある種の「人生問答」のようにも感じられます。 さすが、聖職者が書いた物語だなぁ。
この本を購入したのは偏にこの表紙の美しい絵に魅せられたから・・・・と言っても過言ではありません。 …

本が好き! 1級
書評数:581 件
得票数:1315 票
岩波少年文庫を中心に児童書を収集、読み進めています。 いずれは児童書中心のブックカフェを開きたいなぁ、な~んていうことを夢見ています。 宝くじが当たらない限り夢のまま終わってしまいそうだけど・・・・ ^^;
尚、ここに紹介させていただいている書評は私のブログ「Lothlórien」からの転載です。





この物語。 一応、児童書の類の物語らしいんですけど、ある種の「人生問答」のようにも感じられます。 さすが、聖職者が書いた物語だなぁ。
この本を購入したのは偏にこの表紙の美しい絵に魅せられたから・・・・と言っても過言ではありません。 …


子供時代からどちらかというと(・・・と言うよりかなり ^^;)苦手意識のあった「赤毛のアン」。 その苦手な本を今回読み返してみようと思ったのはひとえにこの装丁のおかげ(?)です。
この装丁、素敵でしょ♪ KiKi の大好きな「岩波少年文庫特装版」に負けず劣らずの美しい装丁だと思…

比較的興味をもって読み進めることができたのは第1章のみ。 第2章は「妖精 Who's Who (ちくま文庫)」の方が読んでいて楽しいし、3章は美術書や小説そのものを楽しんだ方が感動の多い分楽しいなぁ。
う~ん・・・・。 どうも KiKi は井村さんとはあんまり相性がよくないみたいです・・・・ ^^;…




「上巻」「下巻」の2冊をまとめて Review しています。
う~ん、かなりビミョーかもしれない・・・・・。 世界観とか扱っているテーマなんかはまさに KiKi…




メリング作品には珍しく環境問題という社会問題にも触れた作品でちょっとびっくりでした。
前作、「夏の王」が KiKi にとってはちょっとだけ粗い作りの作品に感じられたので、正直この作品を読…




これまでの物語(「妖精王の月」「ドルイドの歌」「歌う石」)に比べると冒険そのものをワクワク・ドキドキ楽しむ物語というよりは、ローレルと一緒に自分の内面を見つめ直す物語になっていると感じました。
ヨーロッパには、夏至の日妖精の力が強まって、祝祭が催されるという言い伝えがあると聞いたことがあります…





最近の KiKi の1つのテーマ、「変化・進歩は必要 & 大切なことではあるけれど、それがすべて良いこととは限らない・・・・・」 そんなことを改めて感じたラストシーンでした。
時代は西暦1120年、イギリスがまだ戦争に明けくれていた頃のこと。 サクソン人を征服して新しい支…





ここまでの4巻の物語の展開と比べると、いきなり劇的すぎるほど劇的なお話になっているのもビックリ。 ボストン夫人の物語らしく、相変わらず1つ1つのエピソードは地味なんだけど、よ~く練り上げられたお話ばかり
KiKi は実は「魔女」っていう言葉にはかなり弱いんですよ。 何て言うか、ものすご~く「キャッチー…





人間って不思議なもので「自由でありたい」と願いつつも糸の切れた凧のようになってしまうとそれは不安で、「どこかにつながっていたい」と思う生き物だけど、この相反する2つをより強く求めるピンにウルウル・・。
このシリーズを久々に手に取って、ページを追うごとに初読の気持ちをしっかり思いだせたのは、この巻が一番…





第1巻が晩秋からクリスマス、第2巻が春、そしてこの第3巻は夏のグリーン・ノウの物語です。
そうそう! すっかり忘れていたけれどこの第3作ではトーリーも、オールド・ノウ夫人も、そしてなぜか庭…





前号で描かれたのはグリーン・ノウの晩秋からクリスマスまで。 今号で描かれているのは春の景色です。 彼女の作品は自然に対する目線がとっても素晴らしい!!
前号で描かれたのはグリーン・ノウの晩秋からクリスマスまで。 今号で描かれているのは春の景色です。 …





この物語、子供時代に感じた美しい描写の物語というよりは、実はとってもさびしい心の物語なんだなぁ・・・・。
何だか懐かしいなぁ、こういう物語。 CG映画にもってこいの派手な冒険こそないけれど、真の暗闇と古い…





ただ1人帰ってきた戦士カナンが、それまで信じてきた自分を取り巻いていた世界に失望し、プロスパーと共にコンスタンティノープルを目指して旅立つ最後のシーンがいつまでも胸に残ります。
KiKi が高校時代の世界史で学んだ英国史では、ほんの数行で語り終えてしまっていたケルト民族(ブリト…





この日本語のタイトルがいいですねぇ。 原題は「Outcast」(「追放者」とか「見放された者」とか上橋さん風に「流れゆく者」とか?)。 でも「ケルトとローマの息子」が一番しっくりくるなぁ。
ふぅ・・・・・。 あまりにも没頭して読まされてしまったが故に、最後の1行を読み終え本を閉じた瞬間、…

これって著者の読書遍歴と自叙伝のまぜこぜ本???
う~ん、扱っている素材はトコトン KiKi 好みなのにどうしてこんなに読みにくいんだろうか・・・・。…




やっぱり楽しいなぁ、こういう本って!! 図版も写真もふんだんに使われていて、読む・・・というよりは眺めて楽しめるところが魅力です。
やっぱり楽しいなぁ、こういう本って!! 図版も写真もふんだんに使われていて、読む・・・というよりは…





時代を遡ってあたかも竪琴弾きの歌を広い宴会場の片隅で聴いているような錯覚を覚えました。
これも面白かったぁ! いえ、面白いというのとはちょっと違うかな。 グイグイ引き込まれて読み進み、…





極東の島国に暮らし、メルカトル図法の地図が強烈に頭にインプットされている KiKi には イメージしづらかった、アイルランド、ユトランド半島、ロシア、黒海、ビザンティンの位置関係がくっきりと見えてきました。
これは面白かった!! この時代のことを正直なところあまりよく知っているとは言い難い KiKi にと…



KiKi にとってこの物語は「北欧神話やケルト関連の小道具 & 精神性のエッセンスをありったけ集めて出してみたらこんな物語になりました」という物語以上でも以下でもなかった・・・・そんな印象です。
う~ん・・・・。 上下巻読み通してみて、やっぱりちょっとビミョーかも・・・・ ^^; 確かに北欧…



上巻を読んだだけの時点での感想としては正直なところ「ちょっと期待しすぎだったかな・・・・」というものだったけれど、これが下巻まで読み進んだときどんな風に変わるのか、自分でも楽しみです。
う~ん、上巻だけ読んで判断するのは危険だけど、ちょっとビミョーかも・・・・・。 KiKi の大好き…