燃えるスカートの少女




#はじめての海外文学 vol.6。書き出しでグイッと引き込まれる16篇の不思議で魅力的な物語が味わえる短編集
逆進化する恋人、胃に穴のあいた父と母親を産んだ母、男のおちんちんで体をいっぱいにしたいと願う図書館員…

本が好き! 1級
書評数:927 件
得票数:17352 票
プロフィール写真変更してみました(2016/11/03)




#はじめての海外文学 vol.6。書き出しでグイッと引き込まれる16篇の不思議で魅力的な物語が味わえる短編集
逆進化する恋人、胃に穴のあいた父と母親を産んだ母、男のおちんちんで体をいっぱいにしたいと願う図書館員…




#はじめての海外文学 vol.6。インドネシア現代文学を代表する作家の短編集。珈琲に憑かれた男の葛藤を描く表題作他、人間の人生の複雑さを描く18篇
インドネシア文学を読むのは、たぶんこれがはじめてだと思う。そういう意味で言えば、本書はまさに“はじめ…




伝染病の恐怖を描いている部分もあるが、それ以上に正義となにか悪とはなにかを問いかける物語でもある
「白い病」は、カレル・チャペックが1937年に発表した戯曲である。これまでに二度翻訳出版されていて、…




レインボーカラーの剣とBB弾を武器に保健教師は戦い続ける!
私はこの物語をただ快感のために書きました。一度くらい、そういうことがあってもいいんじゃないかと思い…





私的に現時点で2020年のベスト。こういう作品との出会いがあるから読書は楽しい
またすごい本に出会った。 私にはいくつか好きな本のタイプがある。 読んでいる間、ずっと気…




シリーズ第4弾。チェンバース家の庭に突然現れたロボット(通算3回め)、またまたロボットをめぐる騒動が巻き起こる。
ちょっとポンコツで、でもかわいくて憎めないロボット・タングを中心にチェンバース一家が子育てや教育など…



ペットを飼うこと、それは命を預かること。必ず訪れる別れを受け入れる勇気と覚悟をもつこと
新型コロナによるステイホームをきっかけにペットを飼う人が増えたという。その一方で、飼い始めたはいいが…



『世界探偵小説全集』の第8巻。ガサツで鈍重そうな探偵とインテリだがちょっと天然な相棒のコンビがふたつの首吊り事件の真実に迫るユーモアミステリー小説
国書刊行会の『世界探偵小説全集』の第8巻。本書は、元警察官の私立探偵ビーフ巡査部長と彼の行動を記録し…




「ゴーストシリーズ」3部作完結。未熟な魔法使いシンジビスは、魔法の力で世界を変えられると信じた。だが、それは未熟ゆえの甘い考えだった。
もしも魔法が使えたなら世界を変えられるんじゃないか、と思ったことはないだろうか。悪政によって民を苦し…



嫉妬と憎悪と怒りによって生きる魔法使いクズマとは、現実世界に生きる私たちの姿なのかもしれない。
「ゴーストシリーズ」の第2作となる作品。 「ゴーストドラム」 でチンギスと対立する悪役として登場した…




祖国独立のため活動するウジョとソナ。彼らの子育て日記を通じて見えてくる戦争の過酷さと子どもたちの存在の大きさ
本書は、大韓民国臨時政府に関わった独立運動家であるヤン・ウジョとチェ・ソナの夫婦が記した日記を原案と…



出てくる人物全員が怪しくみえてくる。どんでん返しの巨匠が描くミステリ小説。
帯の惹句よれば、著者のリチャード・ニーリィは『どんでん返しの巨匠』なのだという。本書「リッジウェイ家…



「言葉」や「文章」を生業としている人たち全員が羨む才能の持ち主だと思います。
まず最初にお断りしておくと、この本は『料理レシピ本』です。ですが、書店の店頭に山と積まれた「誰でも簡…



『世界探偵小説全集』の第7巻。密室で起きた殺人事件。凶器が見つからないまま迷宮入りするかと思われた事件をプリーストーリー博士が解き明かす
国書刊行会の『世界探偵小説全集』の第7巻。本作は、密室殺人のトリックに趣向を凝らした謎解きミステリー…




現在にもつながる女性としての尊厳の問題としてみた「従軍慰安婦」の人生を描いて世界的に高い評価を得たグラフィックノベル
1996年、中国龍井(ロンジン)。ひとりの老婆が家族や村人に見送られて旅立つ場面から物語は始まる。彼…



俳優・田宮二郎の壮絶にして濃密な俳優人生を描く骨太なノンフィクション
「田宮二郎、壮絶! いざ帰りなん、映画黄金の刻へ」は、映画、テレビのプロデューサーとして俳優・田宮二…



孤独な少年チャーリーは一頭の馬と出会い、伯母の住むワイオミングに向かって旅立つ。
15歳の孤独な少年チャーリーがリーン・オン・ピートという競争馬と出会い、自分の置かれた境遇や自らの思…




自閉症スペクトラム障害の少年マーティンが経験するひと夏の物語
「キッズライクアス」は、『自閉症スペクトラム障害』の高校生マーティンが、映画監督の母の仕事に合わせて…



イスラエルの少女とパレスチナの少年の間で交わされるメールを通じて、パレスチナ問題を描く物語
ヴァレリー・ゼナッティ「瓶に入れた手紙」は、イスラエル・エルサレムに暮らす少女タルとパレスチナ・ガザ…




恋人爆殺事件と過去の連続殺人事件。交互に描かれるふたつが結びついたときに見えてくる事件の真相
前作 「弁護士アイゼンベルグ」 を読んだのが2018年6月。それから2年、待望の第2弾が翻訳刊行され…