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hacker

hacker さん

本が好き! 1級
書評数:2279 件
得票数:43573 票

「本職」は、本というより映画です。

本を読んでいても、映画好きの視点から、内容を見ていることが多いようです。

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ぼくは川のように話す

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ぼくは川のように話す

「ぼくはときおり、なんの心配もなくしゃべりたい、『上品な』、『流暢な』と言えるような、なめらかな話し方であればいいのに、と思います。でも、そうなったら、それはぼくではありません」(作者の言葉)

共にカナダ出身の、1978年生まれの吃音のある詩人ジョーダン・スコットが文章を書き、1980年生まれ…

投票(24コメント(0)2025-06-19

熊出没注意―南木佳士自選短篇小説集

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熊出没注意―南木佳士自選短篇小説集

「心身の病からは回復し、抗うつ剤と縁がきれてもう6年がたつ(中略)病み始めたのが30代の後半で、40代は病のなかで過ぎ、気がつけば50の坂を超えた」(本書収録『ぬるい湯を飲む猫』より)

2012年刊の本書のことは、ぱせりさんの書評で知りました、感謝いたします。 初読みの作家でした…

投票(23コメント(2)2025-06-12

体育館の殺人

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体育館の殺人

高校二年の中間テストの結果が8科目で800点満点という裏染天馬が探偵役の、青崎有吾のデビュー長篇であり、第22回鮎川哲也賞にも、「平成のエラリー·クイーン」という作者の称号にもふさわしい傑作です。

2012年刊の本書は、1991年生まれの青崎有吾の処女長篇作であり、第22回鮎川哲也賞を受賞しました…

投票(23コメント(0)2025-06-11

十角館の殺人

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十角館の殺人

綾辻行人のデビュー作です。『そして誰もいなくなった』のオマージュではありますが、特異な屋敷が舞台のスカーレットの『エンジェル家の殺人』を翻案した、江戸川乱歩の『三角館の恐怖』も意識していたでしょう。

綾辻行人のデビュー作である1987年刊の本書は、今まで10冊出版されている館シリーズの第一作でもあり…

投票(19コメント(2)2025-06-10

エンジェル家の殺人 (1956年) (世界推理小説全集〈第37巻〉)

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エンジェル家の殺人 (1956年) (世界推理小説全集〈第37巻〉)

江戸川乱歩が絶賛し、自ら自由に翻案して『三角館の恐怖』を書いたことで知られている作品です。原題は"The Murder Among the Angells"、つまり『エンジェル一族内での殺人』です。

1956年に日本で翻訳出版された古い本を引っ張り出してきました。久しぶりの再読です。この作品はアメリ…

投票(20コメント(0)2025-06-06

パスコーの幽霊

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パスコーの幽霊

ダルジール警視シリーズは今まで21作翻訳されていますが、訳者による本書解説では、なんと、本書表題作中で、主人公の姓は「ダルジール」ではなく、「ディエール」と発音するのが正しいと書いてあるのです。

イギリス生まれのレジナルド・ヒルは、23冊の長篇(うち21作が邦訳)があるダルジール警視シリーズが代…

投票(23コメント(0)2025-06-03
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