空ばかり見ていた
人物や星の名前として登場する「ホクト」にまつわる、十二の短編
タイトル買い。今まで見たタイトルの中で一番好きかも。 【裏表紙粗筋】 小さな町で小さな床屋を…
本が好き! 1級
書評数:531 件
得票数:6200 票
あまりこだわりなく、興味を惹かれたらなんでも触れます。
★1 苦手
★2 少し苦手
★3 好き・考えさせられた
★4 お気に入り・強く考えさせられた
★5
人物や星の名前として登場する「ホクト」にまつわる、十二の短編
タイトル買い。今まで見たタイトルの中で一番好きかも。 【裏表紙粗筋】 小さな町で小さな床屋を…
意識の必要性を問い直すSF作品
伊藤計劃のオリジナル長編2冊目にして遺作。残りはメタルギアソリッド(ゲーム)のノベライズだけ。読ん…
ビルマ(現ミャンマー)における捕虜生活の中で、敗戦後の無気力を乗り越える隊員たち。唯一の懸念は、日本兵を降伏させるための使者に選ばれた水島上等兵が、帰ってこないこと。
【裏表紙粗筋】 一九四五年、長くつづいた太平洋戦争は、日本軍の敗戦で終わった。水島上等兵は、隊長…
操縦者とガンダムが出会うシーンに辿りつくまでで、上下巻。
一応、下、ですが、全10巻構成。 同著者の、「終戦のローレライ」で言う1巻のような徐行運転で、…
この時代が好きな人もそうでない人も楽しめる、江戸の中~末期の新たな「武士像」
【裏表紙説明】 「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が例を見ない完全な姿で遺…
大槻ケンヂによる自伝エッセイ風、小説。わけのわからない狂騒の中でやってきた人たちが居るから、いま自分が音楽を聞いて楽しめるんだなと思えた作品。
※この物語は一部フィクションです。 という言葉とともに始まる、バンド「筋肉少女帯」のボーカル、…
ネット上の些細な記述から、住所や職場を特定されることもある。情報のコントロールの大切さを教えてくれるミステリー。
【裏表紙粗筋】 開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜…
音楽を演奏する側の陶酔
三田誠広2作目。過去感想→『 いちご同盟 』 親友と呼べる存在の杉田と付き合っている紗英と…
片思いの成就を狙い外堀から埋めて行く男と、古臭さを狙った言い回しが合い、ファンタジックな世界観も面白いです。ただ中身のほうは、冗長でもっさりとしていて読み進めるのが苦痛でした。文体を楽しむ小説。
地理的にも心理的にも遠い「ユーゴスラヴィア紛争」を、戦争被害の事実に頼らず、交流し合う同世代の若年視点から描いた作品。
一九九一年の四月に、ユーゴスラヴィアから来た少女、マーヤとの、たった二ヶ月間の交流。見落としがちな…
青春ものとしてもミステリーものとしても楽しめる、一挙両得なシリーズの第3巻。上下巻ながら、休みの日を潰す甲斐ありな面白さ。終盤を思う存分、堪能させてもらえた作品
どうしても結末に触れないと書けなかったので、ネタバレ注意です。 米澤穂信8冊目。過去感想↓…
『春期限定』では高校生が巻き込まれてもおかしくないような謎を扱っていたのに、今回は超絶猫かぶりな小佐内さんの過去が絡んできて、大変なことに。
米澤穂信7冊目。過去感想↓ <古典部>シリーズ 『 氷菓(1作目) 』『 愚者のエンドロール(…
過去に大きな失敗をおかし、小市民を目指すと誓った二人。しかし現実にはうまくいかず……。米沢穂信の<小市民>シリーズ1作目。
米澤穂信6冊目。過去感想↓ <古典部>シリーズ 『 氷菓(1作目) 』『 愚者のエンドロール(…
島村という男が妻と子を家に残してたびたび訪れる雪国の宿。そこで駒子という女と出会い、一定の距離を保ったまま生活していく。
【裏表紙粗筋】 親譲りの財産で、無為徒食の生活をしている島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。…
仙骨(仙人になるための資質)はないが仙人との縁はある主人公が、見た目は少女の仙人に連れられて各地で不思議な人やモノと遭遇するファンタジーもの。
【裏表紙粗筋】 舞台は中国唐代。元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安…
現代と過去それぞれが、一つの樹を通してつながる連作短編集。
荻原浩9作目。感想は3作目。 過去感想→『 明日の記憶 』『 コールドゲーム 』 巨大…
自分たち家族の安全・生活の為に熊を殺す猟師と、熊が降りて来ない安全な場所に住んで、猟師の持ってきた毛皮を安く買いたたく商人、という、現代にも皮肉の利いた構図の作品も収録
読んだのは同じ角川文庫ですが、版違いかも。 【収録】 「風の又三郎」「とっこべとら子」「祭…
現代の自殺について踏み込んで書きながらも、娯楽として独特のおかしみも保ち、エピローグまで時間が流れていく小説
高野和明4作目。 『 K・Nの悲劇 』『 グレイブディッガー 』『 13階段 』 【裏表紙…
色とりどりのカラフルな感情が、各登場人物からあふれ出している作品
【裏表紙粗筋】 生前の罪により輪廻のサイクルから外されたぼくの魂が天使業界の抽選にあたり、再挑戦…
映画化もされた作品。
伊坂幸太郎感想5作目。『 チルドレン 』『 死神の精度 』 『 ゴールデンスランバー 』 『 オー…