ROCKIN'ON JAPAN (ロッキング・オン・ジャパン) 2010年 10月号 [雑誌]
(2010年)8月末に出た、凛として時雨の特集号。
前半は全員のインタビューで、後半は個別。インタビュアーが苦労してそうな345のインタビューも1ペー…
本が好き! 1級
書評数:531 件
得票数:6200 票
あまりこだわりなく、興味を惹かれたらなんでも触れます。
★1 苦手
★2 少し苦手
★3 好き・考えさせられた
★4 お気に入り・強く考えさせられた
★5
(2010年)8月末に出た、凛として時雨の特集号。
前半は全員のインタビューで、後半は個別。インタビュアーが苦労してそうな345のインタビューも1ペー…
どん底から再生へ。いつものよしもとばななといえばそれまでだけれど、それぞれ作品ごとに違う再生の物語が温かい。
よしもとばなな12冊目。感想は4冊目。過去感想→『 イルカ 』『 チエちゃんと私 』『 みずうみ …
この本は、電撃文庫として出ていた『半分の月がのぼる空』の1~3巻を全面改稿し、1話・2話・3話として分けて、1冊に収録したもの。装丁もシンプルに変わり、挿絵はなし。
明らかな誤植が3か所もあった珍しい本。 橋本紡5作目。感想は3作目。過去感想→『 猫泥棒と木曜…
小説家の小川洋子が、科学の分野で活躍する7人の方から話を聞き、それらを1章ごとにわけてまとめたもの。
小川洋子7冊目。過去感想→『 夜明けの縁をさ迷う人々 』『 薬指の標本 』『 ミーナの行進 』『 …
語り口がいかにもな、ハードボイルドテイストの"なんでも屋"小説。
割と好きな俳優の大泉洋が主演張って映画になったとかで、面白そうだったので。 【粗筋】 札…
地域医療に従事する医師を描く。
言わずと知れた話題作。文庫になったらすぐ買おうと思って、結構楽しみにしてた作品です。 感動的だ…
くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである。
【粗筋】 くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである――四季おりおりに現れる、不思議な“生き…
青春剣道小説。何者も寄せ付けないような香織の性格が早苗のおかげで丸くなり、人間関係を取り巻く緊張感が和らいだ。そのため、前作のような、激しい感情のぶつかり合いはないけれど、読後の満足感と爽快感は健在。
「シックスティーン」とは違う味わいで面白かった。 でもこのシリーズ、年齢的に次で終わりかな。 …
宇宙が日常の人間たち、宇宙に取りつかれた人間たち。木星を目指す時代になっても変わらない、人間の本質を描こうとした意欲作。数年前に買ってから何度も読み返してます。
全4巻のSF漫画。 近年問題となっている、人間が宇宙空間で廃棄した物体で構成されたスペースデブ…
アリやハチなどの「真社会性生物」の生態などをわかりやすく説明して、一部を人間社会に喩えている。誤解しないでほしいのは、作者には真社会性生物の行動様式すべてを直接人間社会に転じる、強引な意図はないこと。
【裏表紙説明】 女王バチのために黙々と働く働きバチや、列を成して大きな荷物を運ぶアリたちに共感…
東海村での臨界事故で、瞬間的に多量の放射線に晒された作業員が、懸命に生きようとした記録をまとめたノンフィクション。症状は、被曝より、被爆のほうに近い。
【裏表紙説明】 1999年9月に起きた茨城県東海村での臨界事故。核燃料の加工作業中に大量の放射線…
意表を突く結末が待つ、ホラーミステリー。
こういう話なのかと思って読み進んで行ったら、予想もつかない方向へ全てをひっくり返される、という気持…
前半はほとんど、『思考の整理学』で触れられていたことの繰り返し。『思考の整理学』の内容は普遍性がありましたが、「いつの時代でもよくある愚痴エッセイ」という意味においては、この本にも普遍性はありました。
取引先の社長の孫。彼のベトナム旅行に付き添うことになった長瀬は、現地で危険な目に遭う。なぜ孫と長瀬は狙われるのか、丁寧な筆致で描く長編。
【裏表紙粗筋】 旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添っ…
小さい頃に見た、懐かしい特撮ヒーローもののノリ。遠い星からやってきた生命体が地球に辿りつき、ぬいぐるみに乗り移って、縦横無尽に暴れ回る。内容は王道で、適当です。特撮好きな方は、結構楽しめるかも。
テレビの起こす報道被害や悪意ある編集について、脚本家でもあった野沢尚が、出版当時の現場の雰囲気を色濃く感じさせつつ描く、長編小説。
野沢尚6冊目。野沢尚のなかから興味のあるものを適当に選んだら、4年近くも前に読んだ『破線のマリス』…
中高年の性愛について触れた小説。好き嫌いは分かれそう。
あらすじと冒頭部分から、もうちょっと柔らかいストーリーを想像していましたが、割と生臭い小説でした。…
フィクション上の人間を"想像"しただけで逮捕される検閲社会を描いた「アリスへの決別」や、時間の流れが過去から未来ではなく、未来から過去へと流れていく「夢幻潜航艇」など、バリエーション豊かなSF短編集。
あとがきで、各作品のオマージュ元なんかについて結構語っています。 これはあれじゃないか? と気…
猫の轢死体が紡ぐ小さな家族の物語。
父親も、母親もいなくなった家で、表向き平静に生活している みずき は、何かをそこに見出したかのよう…
なぜ自分が死なないのかわからないまま、1500年以上も生き続ける南部観一郎。幼児やペンギンなどへ自由に姿を変えることのできる相棒のペンダンとともに、同類を探し続け、理由を知ろうとする。
【粗筋】 塾講師の南部観一郎は、今日も好意を寄せる谷一恵の誘いを断り、ペンダンと共に自分たちの同…