Yの悲劇
起こり得そうな事実のひとつひとつを、筋道立てて検証していくタイプの推理小説。結末への好奇心の誘導が非常に巧み。
【裏表紙粗筋】 全米一裕福だと噂され、同時に悪評轟く異形の一族の一員、ヨーク・ハッターの腐乱死体…
本が好き! 1級
書評数:531 件
得票数:6200 票
あまりこだわりなく、興味を惹かれたらなんでも触れます。
★1 苦手
★2 少し苦手
★3 好き・考えさせられた
★4 お気に入り・強く考えさせられた
★5
起こり得そうな事実のひとつひとつを、筋道立てて検証していくタイプの推理小説。結末への好奇心の誘導が非常に巧み。
【裏表紙粗筋】 全米一裕福だと噂され、同時に悪評轟く異形の一族の一員、ヨーク・ハッターの腐乱死体…
圧倒的な量の美しい写真を、エピソードに関連した形で楽しめる本。
たまたま見つけた図書館本。柳田國男の「 日本の昔話 」を読んでから昔話にも結構興味が出てきていて、…
部室棟に幽霊が出るという噂は本当なのか。夜の学校を舞台にした青春ミステリー。
【裏表紙粗筋】 芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい――吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を…
志賀直哉が大正6~15年までに発表したもののなかで、代表作を収録した短編集。
【裏表紙粗筋】 著者における成熟期への移行は、動から静へ、反抗から和解へであった。その口火を切っ…
人種や民族についてまわる優越論、その空虚さが伝わってくる小説。
ずいぶん古い図書館本。 【表紙内粗筋】 ナチズムの真の恐ろしさとは何だったのだろうか。それは…
日常系ミステリー作家とそのファンの文通がメインの、作中作をまじえた日常系ミステリー。
本屋で「ななつのこ」という作品に出会って惹かれ、人生で一度も出したことのないファンレターを出してみ…
出勤途中に踏んだ蛇が女になり、「あなたのお母さんよ」と言って家に居座ってしまう表題作など、奇妙な世界で繰り広げられる寓意的なやり取りの数々。
川上弘美4作目。過去感想→『 古道具 中野商店 』『 センセイの鞄 』『 神様 』 【裏表…
端的に言えば、理想と現実。中国における学生運動の空気感を、中国人の視点から見つめた作品。
私はずっと「よういつ」と読んでましたが、正式にはヤン・イーと読むそうです。登場人物も中国語の読み方…
盤の下に潜り込む奇妙な指し方で、チェスの大海に漂い出る『リトル・アリョーヒン』。ひっそりとした場所で繰り広げられる彼のチェス人生を描いた長編小説。
小川洋子9作目。過去感想→『 完璧な病室 』『 ミーナの行進 』『 科学の扉をノックする 』『 夜…
あの地震のあと、さまざまな人がさまざまな形で、「答えを出すこと」を迫られました。この小説は、あの地震に対する福井晴敏なりの「答え」です。
福井晴敏16冊目。 過去感想→『 6ステイン 』『 ユニコーンの日 上 』『 ユニコーンの日 …
『トム・ソーヤーの冒険』などを書いた作家が晩年に書き、死後、出版された本。
(教会などに対する)信仰の篤い時代の1490年、古城で操業している印刷会社に、不思議な少年が迷い込…
特にテーマを持たずに集められた海外翻訳もののアンソロジー。好きな作家に出会える可能性も。
こちらの書評 を読んで気になり、読みました。 著者後書きによると、小説14本で、エッセイ…
亡くなった妹への深い愛情、農業に対しての責任感、時折垣間見える反骨精神。見る人によっては宮沢賢治の印象が180度変わる詩集。
宮沢賢治の詩の中から、編者が選び出した数々の詩が収録されています。 この詩集を魅力を伝える…
本筋よりも、消費を巡る話が面白い。
作者の定義によれば、キュレーションとは「視座の提供」のこと。 もともとは展覧会の企画などを担う…
1861年の末に、ロンドンの王立研究所で行われた講演をまとめた本。
【裏表紙説明】 たった一本のロウソクをめぐりながら、ファラデーはその種類、製法、燃焼、生成物質を…
「私たちの作る映画は とても素敵なものになりますよ」
よしもとばななの同名小説の感想を書いたとき、粗筋を引用しようと思ったら検索で一緒に出てきて面白そう…
タイトル通り、宇宙はどんな物質でできているのかを、過去の様々な研究者たちの功績を紐解きながら説明している入門書。
序章~2章の始めのほうでは、私のような物理学に疎い人間までもを本の中に引きずり込む、分かりやすくて…
花に題を取った4つの短編が収録。武士が話の主筋を占める話はひとつだけで、他の三つは町民が主人公。
山本一力2冊目。過去感想→『 蒼龍 』 いっぽん桜 商人の長兵衛は、界隈で一二を争う…
全10巻の大長編SF、1巻目。
よくお邪魔させてもらってるブログで一時期、取り上げられていて、面白そうだったので読みました。 …
小さな男、静かな声、それぞれのささやかな日々の積み重ねを読み進めていくたびに、どこからか温かい気持ちが湧き上がってくる。
吉田篤弘2作目。前回感想→『 空ばかり見ていた 』 【裏表紙粗筋】 百貨店の寝具売り場に…