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ぴょんはま

ぴょんはま さん

本が好き! 1級
書評数:791 件
得票数:12258 票

小学校時代は図書室に入り浸って子供向け全集を読破したり、本の続きが気になってランドセルを背負ったまま読みながら歩く子どもでした。小遣いでポプラ社のルパンを全巻揃えていたので、本屋の店頭で280円が380円になっていたときは大ショックでした。
中高時代は親に貰った昼食代で文庫を買ってしまい、昼食を摂らずに読んでいたことも・・・当時の愛読書はG・K・チェスタトンと「銀の匙」。
大学進学後は生身の人間の方が面白くなり読書量は減りましたが、30すぎてからまたぼちぼち読むようになりました。
出産を機に哲学の古典をソクラテス以前から読んでみたり(途中であえなく挫折)、シェイクスピア全集を読破したりしました(もちろん日本語)。
長距離電車に乗るのに本を持っていないと耐えられない体質でしたが、最近は年をとったのか、パズルでも大丈夫になってしまいました。
息子たちも本を語れる年になってきました。
息子らはアクションが好きなのですが、私は結局のところ、北村薫やら宮部みゆきの方が落ち着きます。

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しゃぼん玉

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しゃぼん玉

「自分の力じゃあ、しようがねえことも、そりゃあ、あるばい。 じゃけんど、自分の生き方についちゃあ、しようがねえって諦めたら、そこで終わりばい。」 宮崎の山奥の平家の落人の里で、自堕落な若者が再生する物語。

ケチな通り魔やコンビニ強盗でその日暮らしの伊豆見翔人の人生。 「自分は生涯、しゃぼん玉のように、た…

投票(16コメント(0)2020-08-20

ヒトラーの娘たち――ホロコーストに加担したドイツ女性

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ヒトラーの娘たち――ホロコーストに加担したドイツ女性

第1次大戦後のベビーブーマー世代で、ヒトラーの時代に教師、看護師、秘書、妻などとしてナチ東部占領地域(ポーランド、ウクライナなど)に赴き、ホロコーストの目撃者、共犯者、加害者となった女性たちの実態。

1933年1月、ヒトラーは43歳でドイツ首相に任命され、部下の3分の2は40歳未満の若さだった。 …

投票(18コメント(0)2020-08-15

草 日本軍「慰安婦」のリビング・ヒストリー

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草 日本軍「慰安婦」のリビング・ヒストリー

女性の人権問題について実感の湧かない方には、このグラフィック・ノベルを手にしてほしい。 実在の生存者李玉善(イ・オクソン)の現実を、貴方の愛するひとの姿に置き換えて想像してみていただきたい。

2017年8月に韓国で出版されたグラフィック・ノベル(平たく言えばマンガ)。 フランス語、英語、イ…

投票(14コメント(0)2020-08-09

アメリカの鱒釣り

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アメリカの鱒釣り

何じゃこりゃ? 47の断章からなるアメリカ文学。 アメリカが舞台で、鱒を釣る場面も出てくるが、アメリカで鱒を釣る話でも、アメリカで鱒を釣る男の話でもないような。 何を言ってるかわからんと思う方は読んでみて。

鱒釣りというのは、古き良きアメリカの庶民の暮らしを象徴しているのだろうか。 1935年生まれの…

投票(19コメント(0)2020-07-23

豆の上で眠る

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豆の上で眠る

アンデルセン「えんどうまめの上にねたおひめさま」は、羽根布団の下の豆に違和感を持ったことで、本物の育ちの良い姫だと認められる話。 湊かなえ版は、親子・姉妹の絆の脆さに揺さぶりをかける。 本物の家族って何

大学生の結衣子が母の入院もあって2歳上の姉万佑子とのエピソードを思い出しながら帰省すると、偶然姉と連…

投票(16コメント(0)2020-07-17
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