99%のためのフェミニズム宣言
目次を一字一句そのまま入力してみたら、これ以上の要約はないことに気づきました。 最終章は「99%のためのフェミニズムはすべてのラディカルな運動に反資本主義の反乱を呼びかける」 気になる方は読んでみて。
目次を一字一句そのまま入力してみたら、これ以上の要約はないことに気づきました。 共感される女性の方…
本が好き! 1級
書評数:791 件
得票数:12258 票
小学校時代は図書室に入り浸って子供向け全集を読破したり、本の続きが気になってランドセルを背負ったまま読みながら歩く子どもでした。小遣いでポプラ社のルパンを全巻揃えていたので、本屋の店頭で280円が380円になっていたときは大ショックでした。
中高時代は親に貰った昼食代で文庫を買ってしまい、昼食を摂らずに読んでいたことも・・・当時の愛読書はG・K・チェスタトンと「銀の匙」。
大学進学後は生身の人間の方が面白くなり読書量は減りましたが、30すぎてからまたぼちぼち読むようになりました。
出産を機に哲学の古典をソクラテス以前から読んでみたり(途中であえなく挫折)、シェイクスピア全集を読破したりしました(もちろん日本語)。
長距離電車に乗るのに本を持っていないと耐えられない体質でしたが、最近は年をとったのか、パズルでも大丈夫になってしまいました。
息子たちも本を語れる年になってきました。
息子らはアクションが好きなのですが、私は結局のところ、北村薫やら宮部みゆきの方が落ち着きます。
目次を一字一句そのまま入力してみたら、これ以上の要約はないことに気づきました。 最終章は「99%のためのフェミニズムはすべてのラディカルな運動に反資本主義の反乱を呼びかける」 気になる方は読んでみて。
目次を一字一句そのまま入力してみたら、これ以上の要約はないことに気づきました。 共感される女性の方…
良い。後味が良い。これは読むに値する。 変なものを読んでしまって口直しをしたい方には自信をもってお勧めできる。 作者も楽しんで書いている。 伴走する男、中原に惚れます。
「さよなら田中さん」で中学生デビューした作家の書き下ろし。 1時間目 国語 見る前に跳べ! …
道徳の教科書はこれでいいんじゃない? 対人関係のきほんのき、自己決定権の尊重について楽しく学べます。
ネット上でこの作者のイラストを見たことがある人は多いと思う。 Consent – it’s …
一冊で読む決定版、カラマーゾフの兄弟。 全巻を通して、父に愛されたいわらべの祈りと読んだ。 「父親たち、自分の子どもを悲しませてはなりません!」 読むに値する古典。
まとめて読む「カラマーゾフの兄弟」決定版。 これだけの仕事が安価でないのは当然だが、研究者でも…
ミステリ成分のみ取り出した編訳・抄訳のカラマーゾフの兄弟。 ゾシマ長老もホフラコーワ夫人もコーリャやイリューシャも登場しない。 大審問官もガリラヤのカナもなし。玉ねぎもくるみも出てこない。
ミステリ成分のみ取り出した編訳・抄訳の「カラマーゾフの兄弟」。 フョードル・カラマーゾフ殺人事件関…
この絵本には台詞がない。音がない。犬は吠えたり、クンクン鳴いたりはしても、人語を話しはしないのだから、説明的な台詞は要らない。鉛筆のデッサン画。最後に出会う少年などラフなまま。そこがいいのだ。
「アンジュール」という題名は犬の名ではない。 原題は UN JOUR, UN CHIEN フラ…
100年前、大正の世に、自分の頭で考え自分の人生を生きようとしてもがき、人間個人の成長と愛を許容しない社会との戦いに倒れた女性がいた。 大杉栄とともに虐殺された伊藤野枝の著作選。
100年前、大正の世に、自分の頭で考え自分の人生を生きようとしてもがき、人間個人の成長と愛を許容しな…
ジェイソンは僕のヒーローだった。 少年がきょうだいのセクシャリティを受け入れるまでの物語。
僕はサム。13歳。 兄のジェイソンはずっと僕のヒーローだった。 サッカー部のキャプテンで、学…
1980年、ミッテランと会食後のロラン・バルトが交通事故死。 架空のバルト殺人事件を捜査するジャック・バイヤール警視と、若き記号学者シモン・エルゾグは架空の人物だが、容疑者はほぼ実在の作家や学者?
あの説明しがたい小説 HHhH(プラハ、1942年) の作者による、また奇妙な読み物だ。 …
アメリカ文学翻訳者の選択にはかなり癖があり、分野が偏っているようにも思えるが、いずれも英文学の名作であることは否定しない。 #はじめての海外文学vol.6
ジョナサン・スウィフト「アイルランド貧民の子が両親や国の重荷となるを防ぎ公共の益となるためのささやか…
名前は赤ちゃんへの初めての贈り物。名前にこめられた家族の物語。 ピンク基調の素朴な絵。パパの愛情に満ちた語り口と、娘の素直な受け止め方が可愛い。 #はじめての海外文学Vol.6 #はじめて出会う世界の絵本
日本の読者は、この題名から、古典落語の「寿限無」を連想する人が多いのではないでしょうか。 和尚さん…
ドメスティック・バイオレンス(DV)事案に支援側で関わる者には必読。 近くに被害者と思われる方がいる方にも勧める。 被害者、加害者、双方の家族、支援組織、警察官らに綿密に取材した良書。
ドメスティック・バイオレンス(DV)とは個人的な問題ではなく、公衆衛生の喫緊の課題である。 い…
偶然、それとも運命?出会いが人を変える。 おとなしいヴァージルの理解者はおばあちゃんだけだったけど、 夏休み初日のたった1日が人生の岐路になったかも? モルモットの名前も重要。 #はじめての海外文学Vol.6
舞台はアメリカのどこかの森。 6年生(中学1年)が終わり、今日から夏休みが始まったというある一日の…
軽い紙質でほんの200ページばかりの軽めの本だけれど、語る真実は結構苦いかも。 香り、コクと苦みが特徴的なインドネシアの珈琲を飲みながら、味わうのがお勧め。 #はじめての海外文学 vol.6
現代インドネシア文学を代表する女性作家の短編集の全訳。 とても短いものも含め、18の作品を集めた本…
5ヶ月後に72歳で引退しようと決めていたフランス人の精神分析医の私が、AGATHEというドイツ人女性患者を引き受けたことで変わる。 遅れてきた春、不思議なある種の恋物語。
作者はコペンハーゲン出身で1984年生まれ。これが2017年の小説デビュー作。 臨床心理士で、卓球…
断食芸は何もしない芸で、二十四時間見張っていることもできないから、心から満足した見物人は本人のみ。 実体験がまさに不条理なカフカの至芸。 #はじめての海外文学vol.6
「田舎医者」で14編、「断食芸人」で4編、さらに新聞雑誌未発表のもの11編というカフカ・コレクション…
日照りで凶作の村に、72歳の先じいと雨乞いで盲になった犬のメナシだけが残り、ただ1本生きているトウモロコシを命懸けで守る。 現代の寓話、神話のような閻連科の中編。
閻連科は、政治的理由で著書が発禁になることで有名な作家であるらしい。 これまで読んだことのある…
北の国のしずかな夜 まだちいさかったあなたがねむりにつくと わたしはあなたのために絵をかいた・・・
北の国のしずかな夜 まだちいさかったあなたがねむりにつくと わたしはあなたのために絵をかいた・・…
ここは港町。現在のサンクト・ペテルブルグ。 ぼくはアンタイオスという名のタグボート。 ノーベル文学賞詩人の若い時の詩、国際アンデルセン賞画家の絵で語られるのは、 異国への憧れ、職業人の矜持。
ここは港町レニングラード。現在のサンクト・ペテルブルグ。 ぼくはアンタイオスという名のタグボー…
SFっぽい衣を纏っているけれど、書かれているのはあなたのこと。 あなたがまるで異星人のように思って目と耳と心を閉ざしている、変わった隣人とあなたとは、実は傍から見たら紙一重。
15の短い物語は、どれも意表を突く設定で、見慣れないキラキラしたものでいっぱいだ。 宇宙飛行士の挫…