パンク侍、斬られて候

時代小説だが、セリフがほぼ現代日本語で、荒唐無稽なありえないストーリー展開が面白かった。新興宗教との戦いが面白い。

本が好き! 2級
書評数:162 件
得票数:139 票
名古屋で機械メーカーにて営業してます。20代です。学生時代に中国・韓国に留学したので、今お盛んなアジアの新興国とやらで駐在員として働くことを夢に、不景気な名古屋を走りまわっております。
「読書は最大の現実逃避だ」とは小説家の山崎ナオコーラさんの言葉ですが、私にとっても読書は趣味であり、現実逃避の道具でもあり、知識をつける道具、自分の視野を広げ、多角的な考え方を身につける教材でもあります。
基本的にはアジア関連の歴史・経済・文化を中心に読み、気が向けば流行りものの小説、漫画なども読んでいくつもりです。
読むペースは3日に1冊程度で、月10冊、年120冊を目標に読んでいきます。忙しい月、仕事から逃げたい月など変動はありますが、アベレージは月10冊を目指しています。

時代小説だが、セリフがほぼ現代日本語で、荒唐無稽なありえないストーリー展開が面白かった。新興宗教との戦いが面白い。

佐藤優の本は相変わらず面白いです。
面白いの一言。月曜日から読み始めて今日読み終わった。速読こそ難しそうだが、3回読む方法、読書ノート、…

最近話題の中国問題論客の加藤嘉一の北朝鮮、中国政治論。北京大学での北朝鮮人留学生との交流や、中国東北部の中朝国境を5度に分けて訪問し、脱北者やそれにかかわる人々に接した内容をまとめたもの。

吃りを持つ青年の屈折した感情のぬめりが、ある時は気持ち良く読め、ある時は受け入れられずなかなか読み終わらなかった。最後に金閣に火をつけるシーンは予想通り読者の想像に任す形で、短い記述だった。




孫正義の父系の祖先、母系の祖先のルーツをたどり韓国の本籍地まで取材に行き孫正義の背景を調べてつづった一冊。



サムスンSDIのプラズマディスプレイ事業部の管理職によるサムスン式の入社5年間の使い方、考え方をまとめた物。




久々に日本のマスメディアの力を世界に知らしめる事が出来た一冊。中国に亡命に近い形で生活している金正男と150通のメール交換と直接7時間もインタビューした内容がまとめられている。





普通に読めば巷にあふれる北朝鮮関係のとんでも本だが、韓国で先行販売された本書を金正男が読み、内容を認めていると書かれていたため読んでみた。三代続いた世襲がうまく行くとは思えない。





国境をまたぐ人の動きは面白い。80年代以降新たに大量に流入してきた中国人と戦前戦中から日本で暮らす老華僑と、更に在日韓国朝鮮人と国籍、民族心を対比させている点が他にはない。

元産経新聞の女性初の北京駐在員が書いた現代中国を中国人女性の観点からとらえたルポ。売春婦、農村のエイズ患者、成功した企業化、文化人、弾圧された知識人など。中国の複雑さ、多用性がわかりやすく描かれている





対中国に特化した弁護士による中国進出、撤退時の中国企業との法務問題を扱った内容。合弁、独資どの形態をとるか、ストライキ発生時、現地企業との訴訟の対応方法など面白い。


2011年に流行った小説。ライトノベルを久しぶりに読んだ。実際に存在する本をネタに古書店を舞台にした軽い推理小説。本も読みたくなるし、古本屋にも行きたくなる一冊。





2011年の読み収めにこの本を選択してよかった。今アジアの貧困層について衝撃的な記録的作品を書き続けている著者が震災直後から2ヶ月間現地で取材し、被災者の遺体に関わった方々の生の記録がつづられている。





新進気鋭の映画監督が書いた処女作。内容が予想もしなかった介護に関連した人間模様が書かれていてぐっと集中して読めた。人間は最後の最後までやっかいな存在だとよくわかる。
予備知識まったく無く読んだ。予想外に介護が中心の内容だった。妻が介護士のため、リアルな介護の話は日々…



11年度開高健ノンフィクション賞受賞。内容はフィリピン人女性に日本ではまり日本での生活や借金家族を捨て有り金をもちフィリピンへ行き資金が尽きた後現地でホームレスとなる日本人男性たちを描いている



米原万里さんが紹介していたため興味がわき購入。1941年のユーゴスラビアにナチスが侵攻。当時の5つの民族が混じり合う国家がいかに分裂していくかが、書かれていて面白い。



映画化決定した原作漫画最新巻。6巻で緊張感とスピード感に満ちた巨人と人類の戦闘シーンが復活。奇行種の新型巨人との攻防が手に汗にぎる。



チャイナドレスを通じて近現代の中国人女性の文化と現代中国の政治体制の変遷が理解出来る。伝統にこだわる北京と海外文化を貪欲に吸収した上海とでチャイナドレスに明確な変化が生まれる経緯が詳細にかかれている。



1974年出版の本。歴史小説家の藤沢周平と遠藤周作を間違え購入しいつになったら時代小説を書く舞台裏がでてくるのかと待ち続けて最後まで読了。戦前の学生の生態フランス留学中の話など面白く読めた。



深淵なる人間の衣服の歴史、特に「下着」に特化した歴史を日露の両国を中心にまとめた一冊。ソ連に抑留された日本兵が見たソ連人のトイレ事情から「ふんどし」の驚くべき古い歴史などなどとにかく面白い。