カササギ殺人事件〈上〉




ネタバレを「見てしまった~」にならないうちに
このミス1位の評価を裏切らない面白さだった。「小説の中の小説」という二重構造になっているところが本…
本が好き! 1級
書評数:446 件
得票数:5146 票
出版社勤務、アラフォーのイクメンサラリーマン。小説を中心に、ポピュラーサイエンス、評論など、ユルユルと紹介していきます。




ネタバレを「見てしまった~」にならないうちに
このミス1位の評価を裏切らない面白さだった。「小説の中の小説」という二重構造になっているところが本…




いつものごとく、しみじみと染み渡るような読後感
いつもの日常生活を送っていたはずなのに、いつの間にやら人ではない世界に。梨木小説の得意技だ。どこが…




これは分かりやすい。幅広い層に楽しめる進化の本
これは分かりやすい。地球で生命がどのように進化してきたのか、その流れを概観するにはうってつけだ。と…




「めっちゃ面白いで~。お父さんも読みいや」。ということで、読んでみた。
子どもたち(小6の娘と小3の息子)がむさぼるように読むので 「そんなに面白いん?」 と聞くと …




渡来は2回あったのか
いま「日本人」と呼ばれている人たちは、どのように形成されたのか。もちろん以前から研究されてきたテー…




安心して読める作家さん
2014年のミステリーランキング三冠を達成した短編集。表題作を含む六つの短編が収められている。どれ…




数学におけるコペルニクス的転回となるのか、絵に描いた餅で終わってしまうのか
IUT理論の提唱者である望月氏の盟友である加藤氏が、IUT理論を一般読者にも分かるように易しく解き…




ぶっ飛びエンタメ小説
2015年の直木賞受賞作。台湾を舞台にした、ぶっ飛びエンタメ小説だ。ひと昔前のヤンキー漫画のノリで…




この小説がなければ、もしかすると大河ドラマもなかったかも?
黒田如水、すなわち黒田官兵衛の壮年期を吉川氏が描いた。 播磨の小国の配下でしかなかった黒田家の…




いつもながら見事なオチ
ダム建設に伴い、湖底に沈んでしまう村で殺人事件が起きた。章ごとに一人称が入れ替わり、4人の視点から…




「こういう「科学する」ならやってもよいかなあ」と思う人も多いに違いない
作家の池澤夏樹氏による科学エッセイ。放射能汚染や『サピエンス全史』などの現在の話題から、日時計や「…




鎌倉が、観光地であると同時に、生活の場でもあることがよく分かる
『ツバキ文具店』の続編を発見。即買いした。 主人公の鳩子が、前作で出会ったミツローさんと結婚し…




各章が、本当に襷を渡していくようにつながっている。見事な構成
中学生の駅伝大会を描いた青春小説。6人のランナーが襷(たすき)をつなぐ。1章から第1走者、第2走者…




「そうだ 京都、読もう」と思ったときには鉄板の一冊
綿矢氏が、生まれ育った地であり、現在も住む京都を舞台に書いた小説。 北大路か北山の西のほう…




沢崎のハードボイルドぶりが、今回も渋く光る
原氏の沢崎シリーズ第5弾。第4弾から9年の間を空けて、2004年に出版された。そして、第5弾はそれ…




だいたんな比喩で、一般人にも分かりやすい記述が光る。宇宙論の入門書に最適
書名にもなっている「宇宙に外側はあるか」という疑問の答えは、「ない」という説が現在では有力らしい。…




2011年のベストセラー。小6の娘に買ってあげたら、喜んで読んだ
2011年当時は「こんな薄っぺらな本がベストセラーになるなんて…」という声もちらほらあったが、私は…





小6の娘が読書感想文用に買った、2019年の夏の課題図書
ニケとは「ぼく」の幼なじみが拾ってきた猫だ。なぜか、ぼくの家で飼うことになってしまったのだが、これ…




息子の読書感想文に買った本だが、うかつにも
小3の息子が読書感想文を書くために買った、2019年の夏の課題図書。 クラスで一番の悪ガキ…




村上小説の中で、最もミステリー色の濃いストーリー
ご存じ、村上氏の長編小説の一つ。そのうち読もうと思っていたら、出版から10年が経っていた。二つの時…