with you (くもんの児童文学)




長江優子『サンドイッチクラブ』(岩波書店)、濱野京子『with you』(くもん出版)2冊の書評
子どもたちが選んだ今年の課題図書をまとめてメモしておく。『サンドイッチクラブ』は小学校高学年向け、…
本が好き! 1級
書評数:446 件
得票数:5146 票
出版社勤務、アラフォーのイクメンサラリーマン。小説を中心に、ポピュラーサイエンス、評論など、ユルユルと紹介していきます。




長江優子『サンドイッチクラブ』(岩波書店)、濱野京子『with you』(くもん出版)2冊の書評
子どもたちが選んだ今年の課題図書をまとめてメモしておく。『サンドイッチクラブ』は小学校高学年向け、…




『ラプラスの魔女』の前日譚
『ラプラスの魔女』の前日譚。「魔女」の羽原円華が、物体・流体の動きを読めるという自らの魔力を駆使し…




現場を知る者にしか描けない臨場感
初めて読んだ知念作品。 新米医師の諏訪野良太が研修医として各科を回る。精神科、外科、皮膚科、小…

近い将来「心のしくみ」はかなりの部分まで明らかになるのだろう
日本の、いや世界の脳研究の最前線機関である理研の脳科学総合研究センターが、一般読者に自分たちの研究…




切っても切れない家族の絆
表題作を含む6編の短編が収められている、直木賞受賞作。。 テーマは家族。といっても、家族の温か…




分かっていてもホロッときてしまうのが悔しい
久しぶりに読んだ浅田作品。『蒼穹の昴』シリーズ(これもお薦め)を除くと、鉄道員(ぽっぽや)以来かも…




美人の敏腕女性刑事が大活躍
初めて読んだ誉田作品。代表作である姫川玲子シリーズの第1弾を選んだ。 美人の敏腕女性刑事が、同…




ラストの謎解きとどんでん返しはお見事。「真の犯人」がそこにいたとは
太刀洗万智シリーズ第2弾。第1弾は未読だが、問題なく楽しめた。 フリージャーナリストの太刀洗万…




「分かってることがあるなら教えろよ~」と言いたくなる
ホロヴィッツ氏の作品は『カササギ殺人事件』に次いで2冊目。両作品とも、小説の中の作家が小説を書くと…




実は、私もどちらかというとそっち系の人間なので、親近感を覚えてしまった
今野氏の作品は初めて読んだ。まずは得意分野の警察物を選択。同僚との権力争いや駆け引きを繰り広げつつ…




大金にも権威にもなびかない沢崎のハードボイルドぶりは不変
第5作から14年を経てようやく刊行された沢崎シリーズ最新第6作。大金にも権威にもなびかない沢崎のハ…




「人生で一度はフルマラソンを完走してみたい」という願いをかなえてくれる本
「人生で一度はフルマラソンを完走してみたい」 「ランニングしてみたいけど、どう走ればよいのか分から…




ルックスと知能の二物を天から与えられた2人が、スパッと気持ちよく、コミカルに事件を解く
美人でキレキレの元弁護士の上水流涼子と、イケメンで東大出身IQ140の貴山伸彦のコンビが、四つの「…




もの悲しいが暖かい小説
離婚した10年後に、思いもよらない場所で再会した元夫婦。それをきっかけに手紙のやりとりが始まる。離…




カープ好き、野球好きじゃなくても、おおいに楽しめる作品
タイトルそのまま、カープが初優勝した1975年の広島を舞台にした青春小説だ。中1男子3名が、まだ原…




心が満たされると同時に、食欲が刺激される作品
東京近江寮食堂シリーズ第3弾。今回は青森の郷土料理がたくさん紹介される。 滋賀から東京にやって…




大金にも権威にもなびかない、沢崎のハードボイルドぶりを今回も堪能した
沢崎シリーズ第4弾。今回の依頼人は、姉は自殺ではなかったと信じる青年だ。自殺だったのか、そうではな…




四半世紀にわたって小説を書き続け、地面を走り続けてきた村上氏の人生のメモワール
村上氏が、ランニングを切り口に作家人生をふり返った本。後書きで村上氏自身が「僕はこの本を『メモワー…




宇宙飛行士には、いったいどういう資質が求められるのか
2008~09年にかけて行われたJAXAの宇宙飛行士選抜試験に密着して撮影した「NHKスペシャル …




新田刑事のキムタク化には、ちょっと苦笑い
マスカレードシリーズ第3弾。舞台はもちろんホテル・コルテシア。ホテルで催される年越し仮面パーティー…