ネロ・ウルフの災難 激怒編



 
  

蘭を愛でることと美食に溺れることだけしていたい名探偵 怒る!
「Home To Roost悪い連左」 ウルフのもとに、甥の死に納得がいかないラッケル夫妻が訪ねて…

					本が好き! 1級
					書評数:2327 件
					得票数:49397 票
					
2005年より書評業。外国人向け情報誌の編集&翻訳、論文添削をしています。生きていく上で大切なことを教えてくれた本、懐かしい思い出と共にある本、これからも様々な本と出会えればと思います。



 
  

蘭を愛でることと美食に溺れることだけしていたい名探偵 怒る!
「Home To Roost悪い連左」 ウルフのもとに、甥の死に納得がいかないラッケル夫妻が訪ねて…


 
  

「過去は生き生きとしていて、現在は強烈で、未来は切迫している。ここの光は、わたしが知っているどこの光よりも二倍激しく命を燃やす感じがするの」
カミラは英国人の古典語教師だが、婚約を解消したばかりで、わかりやすくギリシャセンチメンタルジャーニ…


 
  

アグレッシブな美女は恋も冒険も手に入れる!
『銀の墓碑銘』 に続いてギリシャ編。ギリシャ好きなんでしょうか。まあ空の青と建物の白が映えてとても…


 
  

出張でいないはずの夫が別の所でテレビに!それもなんと美少女と一緒!
表紙の白馬が美しい!しかし作品中で活躍するのは老馬である。 出張前の夫ルイスと酷い喧嘩別れ…


 
  

戦国の髭男にしてへうげもの 古田織部と妻の生涯
古田織部はアニメにもなった『へうげもの』で一躍有名になった。『へうげもの』とは、「ひょうきん者」「…



 
  

セルヴァズ刑事シリーズ最新作 セルヴァズ ジーグラー大尉に怒られる!
プレリュードは三つある。 ひとつ、山の中で冷水を浴びせられて低体温症になり、やがて自分が死…


 
  

日本では評判が悪いが 米国ではだましうちは当たり前!詐欺師を使った大捕物
ラスべガスやマイアミに続くカジノタウンとして開発中のニュージャージー州アトランティックシティ。詐欺…




 
  

『べらぼう』蔦重亡き時代 雪国綺談が世に出るまで
江戸吉原を中心に、既成書店(出版を兼ねる)に挑む、若きメディア王・蔦屋重三郎が主人公の大河ドラマ『…


 
  

『キス』の著者のジャンヌ・ダルク伝
15世紀、農民の娘ジャンヌ・ダルクは、イングランドに占領されていたフランス領を奪還せよという「神の…




 
  

私たちを助けてくれるのは誰?
スギョンは30代、失業中。「個人投資家」の夫と、スギョンの父と母、さらに甥っ子が2人(高校生と小学…


 
  

映画『インファナル・アフェア』みも…
香港返還が2年後に迫った1995年。マフィアの首領トニー・ラウに命を狙われる王立香港警察の警部カラ…




 
  

浪漫ドクターキムサブのモデルも! 普通のひとたちの普通の思い
韓国ハンギョレ新聞の長期連載の一部を書籍化。 冒頭の言葉にもあるように、これらは偉人インタ…



 
  

またもや父のツケを払う話 今度は息子
ハーディング作品、今回は絵本でありボリュームもいつもより少なめだ。手に取りやすいだろう。挿絵はケイ…



 
  

中国・韓国・日本が似てきた? 三部作シリーズ第2弾
高層マンションの一室から女性の遺体が発見された。刑事羅飛が現場に急行すると、女性は毒薬の風呂に浸か…




 
  

作られた漢字 失われゆく漢字
中国旅行で、飛行機の隣席に座ったのは、中国人だった。 「どこに行くのか?」と英語で訪ねた所、発音か…




 
  

ホラーというより 奇妙な話
「満ち足りた人生The Fullness of Life」 夫のブーツの音が最後まで気になりながら…



 
  

アイザック・アシモフ 自作で作家アイザック・アシモフをディスるの巻
毎回あれこれ黒後家蜘蛛の会の面々が推理を展開した後に、ヘンリーに「君はどう思う?」と聞いたり、ヘン…



 
  

私は何を正せばいいのか?悩む妻&母親の決断は
愛する夫ケリー、18歳のひとり息子トッドと、平凡で幸せな生活を送っていた離婚弁護士のジェン。10月…



 
  

飛び入り参加もあり?バラエティに富む黒後家蜘蛛の会
ニューヨークにあるミラノ・レストランの個室で月1回、「黒後家蜘蛛の会」という名の例会が催される。レ…


 
  

「パンがないなら お菓子を食べればいいじゃない!」とは言ってないと思うけど…
マリー・アントワネット――性悪女か、優美な女性か 歴史より評伝より漫画『ベルばら』で彼女に出会った…