しかもフタが無い
この人のセンスに脱帽!とにかく楽しくてずっと見ていたい一冊だ。
このタイトルからしてもうヨシタケシンスケのセンスの良さがうかが われる。「りんごかもしれない」で…
本が好き! 1級
書評数:139 件
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書評ブログ「また、本の話をしてる」をやっています。
吉祥寺在住のコピーライターです。
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この人のセンスに脱帽!とにかく楽しくてずっと見ていたい一冊だ。
このタイトルからしてもうヨシタケシンスケのセンスの良さがうかが われる。「りんごかもしれない」で…
市民の側から戦争を描いてこれは本当に見事な物語だ。
これはまぎれもない傑作!「夕凪の町 桜の国」と並ぶこうの史代の 代表作だろう。彼女の作品を比類な…
互いが響き合い不思議な相乗効果を生み出している4つの物語。そして、そこには江戸川乱歩がいる。
すでに世に出ている4つの中編をひとつのテーマでまとめた作品集だ。 すべて実名で書かれた「夙川事件…
「ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?」という強烈なコピー、ここから想像した下世話な物語ではなく、これは大人の女を描いて見事な小説らしい小説だった。
「ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?」という強烈なコ ピーが話題になった水村美苗のこの…
シンプルだけとチープじゃない色と形のアンサンブル!絵本でも高野文子はやっぱり高野文子だ。
「絶対安全剃刀」「るきさん」「黄色い本」など、高野文子は寡作の漫画 家だが、そのすべてが傑作で僕…
この本を読めば、絵を見ることの楽しさやそれを自分の言葉で語ることの楽しさがわかるはず。
これは以前に出たものの新装版。確か、「真珠の耳飾りの少女」が来 日したおりに、新しくなったと…
嘘をつく女たちの話。物語がガラリと裏返るラストが素晴らしい!
ロシアで最も人気のある女流作家リュドミラ・ウリツカヤ。この小説 もまた読ませる。6編の物語からな…
あがいてもがいてそれでも生きようとする人々。その凄まじさは恐怖か?僕は怖さよりも、強い共感を覚えた。
2012年の泉鏡花文学賞受賞作品。角田光代が幅広い分野の書き手であ ることは知っていたが、僕が読…
心身ともにうちのめされ、立ち直ることなどできないと思ったあの日…。これは、そんな日々から立ち上がり、生き抜くことを選んだ少女のやさしく力強い再生の物語だ。
夢の様な現実のような心がフワッとする導入部。しかし、そのやさしい 気分は一瞬のうちに破られてしま…
自分らしく生きていくことでしか道はひらけないとこの小説は教えてくれる。そして、そのためには日だまりのような場所が必要だということも。
表題作「クラウドクラスターを愛する方法」と短編「キャッチアンド リリース」が収録された窪美澄3冊…
「最後の事件」と銘打った最終章の衝撃!!!、さらなる衝撃。ラストは本当にディーヴァーと言う作家の底力を感じる。
ニューヨーク市警科学捜査顧問リンカーン・ライムを主人公にしたシ リーズ。ジェフリー・ディーヴァー…
この作者、やるもんだ!こういうアイデアがあったんだなぁ。
これは「スターウォーズ」が何だかよくわからん、このタイトルを見 ても全然ピンと来ない、という人に…
「生きること」「老いるということ」「家族というもの」を描いて、これは見事な小説である。
昨年の吉川英治文学賞受賞作だ。作者自身が「生涯の勝負作」と語っ ただけのことはある力の入った小説…
クーナ、彼らには人間には見えないものが見える。
あ、こんなのあったんだ!と思って手にとったのがこの絵本。一昨年 の秋のテレビドラマ、「ゴーイング…
何をどう言おうがどう思おうが梅佳代の写真は天下無敵だし、横に並ぶものなどいない。
注目の写真家梅佳代が生まれ育った故郷・能登を撮った写真集。いや ぁ、梅佳代ってやっぱりスゴイよな…
逆風に立ちながらもそれを平然と受け止め、克服した松井の姿に、伊集院は大きな拍手を送っている。
昨年の夏、ヤンキースタジアムで松井の引退式が行われた。僕はワイ ドショーの映像を見ただけだったが…
身を粉にして制作を続ける印象派の画家たちと彼らの身近にいることに至福を感じ、同時代を生きていることを強く意識している女性たちの物語。
「楽園のカンヴァス」で山本周五郎賞を受賞した原田マハ。ニューヨ ーク近代美術館に勤務し、キュレー…
全編に共通しているのは人間にとっての動物たちの存在意義、「いつも彼らはどこかに」いて、人の力になっている。
事前に読んだ内容紹介で動物たちの物語、と書かれていたので、その つもりで読み始めたら全然違ってい…
戻りたい場所にはもう戻れない。日常を描きながらも怪しさや不安定さを強く感じる物語。
7つの物語が収録された絲山秋子の短編集。震災後を舞台に被災地と は少し離れた街や村を舞台にした話…
魂の伴侶=ソウルメイト、愛犬との日々がどれだけ人間を救っているか、この7つの物語を読むことで僕らはそれを確信するのだ。
登場する犬の名を付けた7つの物語からなる短編小説集だ。チワワ、 ボルゾイ、柴、ウェルシュ・コーギ…