小さな愛の物語 スンホとリナ


確かに、国際カップルの摺り合わせの楽しさや難しさは面白いが、それって普通のカップルにも起きている事。この二人は、むしろ、その「価値観の摺り合わせ」に重きを置きすぎているのかな、、、と思ったり。もう少し「恋愛」を読んでみたいと思った。
韓国から日本へ留学に来ている「スンホ」君と、東京育ちの普通のOL「リナ」さんが二人で綴った恋愛エッ…

本が好き! 1級
書評数:137 件
得票数:914 票
分野を問わず、好奇心の赴くまま、同時に数冊を読み進めてしまう、しかしながら、恐ろしく遅読のおぢさん。


確かに、国際カップルの摺り合わせの楽しさや難しさは面白いが、それって普通のカップルにも起きている事。この二人は、むしろ、その「価値観の摺り合わせ」に重きを置きすぎているのかな、、、と思ったり。もう少し「恋愛」を読んでみたいと思った。
韓国から日本へ留学に来ている「スンホ」君と、東京育ちの普通のOL「リナ」さんが二人で綴った恋愛エッ…



夢中で何かをする、読書や模型作り、時々仕事を。そんな時ふと自分の吐息を意識した瞬間、雨音に気づく。「しまった!洗濯物!!」と慌てると、足の指を強かにぶつけたりする。空模様が気になる日に洗濯物を干したら、他の事に夢中になるな、という事。
厚さが5ミリ程の、この可愛い本に書いてあるのは、幸運を呼び寄せる【魔法】の事。 その【…





戦時下の、しかも「広島・呉」といった激烈な場所を舞台にした物語ではあるが、物語が持っているメッセージは大変に普遍的で、多くの人に読んでもらいたい作品。
私の母は箸の端を持つ人で、ゆえに「遠くに嫁に行く」と言われ、不安だったそうだ。裁縫が得意で、紳士服…




いかにも「キャラメルボックス的」な物語。こうして小説で読むと、その理由がとてもよく分かる。 つまりは、邪悪な存在が居ないのだ。独立した小説としてはもの足りないけれど、舞台をより楽しむためには、絶好の1冊。
この本には、2009年12月23日の夜に起きた事が書いてある。物語の主人公は、1961年10月生ま…


最後までリズムがつかめない、というか、「どこかを読み落としていないか?」と緊張仕切りの読書となりました。。。
世の中にはさまざまな【料理本】がある。私が日々の調理に愛用しているのは、「婦人之友社」から出ている…




とても実践的に書かれていながらも、なにかワクワクさせてくれる、ルーツを手繰るフィールドワークへのガイドブック。
いま、この地球にいる総ての人の「ご先祖さま」は、500年前だろうが、1000年前だろうが、必ずこの…


読み物としての面白さが欲しかった。授業で聞かされた「確率」の勉強が先に出てくるので、後半に用意されている「確率に絡むエピソード」の紹介までたどり着くのが億劫になる。後ろから読み始めることをお勧めしよう。
嬉しいことに、知らないことがいっぱい書かれている。 「確率」という数学の分野が飛躍的に向上した…





思っていた以上に強烈な一冊だった。
1999年、平成11年9月30日に、茨城県の東海村で「臨界事故」があった。この本は、その事故で被曝…




はい、これはとても面白い物語、読書体験でした。
400字詰めの原稿用紙で約770枚(あの『百年の孤独』は約940枚)。その全編において、主人公は脱…



ディックの小説としては凡庸な作品。 というよりもむしろ『宇宙大作戦(スタートレック)』の一篇みたいな感触。 ただ、ディック氏の「社会の変容」に関する観点を感じられる小説だ。
著者「フィリップ キンドレッド ディック」氏は、脳卒中が原因で53歳で1982年に亡くなっている。…




相変わらずパワフルな鬼丸氏と「テラ・ルネッサンス」の活動に感動させられる。しかし、ちょっと「美談」ばかりに過ぎている気がしてしまった。。。
「『心を育てる』感動コミック」も6冊目。此度の『テラ・ルネッサンスⅡ』を読んで、このコミックが目指…


妙に論理的な、フランス・ミステリの一冊です。ミステリとしては平凡だけれど、これが20世紀半ばにフランスで書かれていた事には、意味を感じる。
「マルセル F.ラントーム」という著者は、フランスの人。 フランスのミステリといえば、子どもの…





遅読の私が1時間も掛からずに夢中で読んだ本です。 決して内容が軽いという事ではなく(笑)ただひたすら吸い込まれていった本でした。




『父が子に語る近現代史』の献本を受けて購入した「前編」 この中で説明されている「歴史観」あっての続編『父が子に語る近現代史』なので、やはり2冊揃えて読むのが正当だと思う。 面白く、納得できる歴史観が心地よい。
「ねえお父さん、教えて、歴史って何の役に立つの?」 こう、帯に書かれた問い掛けが、なかなか上手い。…




結局、前編の『父が子に語る日本史』も読んでしまったが、これはやはり2冊読んでこその本だと思う。著者と同年配の私に取っては「いまさらの事」が多かったりしたが、それでも次の世代の人達に読んでもらえる本としては、とてもよく出来ていると感じた。
著者いわく「図に乗って書いた」続編という事なので、『父が子に語る日本史』はよく売れたのだろう。が、…



面白いけれど、書く事が無い、、、という本であった。
書評を書くまでに21ヶ月もの時間が掛かったとは言うものの、読み終えるのに苦労した、という訳ではない…




「マンガで表現する」という部分の向上がめざましい。
「『心を育てる』感動コミック」もこれで5冊目。 今回は、沖縄にある、その名も『沖縄教育出版』と…





公共の場所では読まない方が良い。。。初老の男が電車の中で、マンガを手にして泣いているその様子は、いくらなんでも「そのままで素敵」とは言えないだろうから。
「『心を育てる』感動コミック」の第4弾を手にした。 このシリーズで最初に手にした作品は『愛…



この一冊に収録された物語のバリエーションだけでも、多くの本が書けるんだろうなぁ。。。才能さえあれば(笑)
「アンドルー ラング」の編纂による「世界童話集」は12巻あるそうだ。「色別の童話集」とも呼ばれるそ…




前作よりも更に「リナ&デッカー・シリーズ」と呼ぶに相応しい物語。 宗教とは、かくもありがたく、心地よく、そして便利なものなのか。。。
「リナ&デッカー・シリーズ」の2冊目。このシリーズの特徴は、警察小説なのに「家族」と「宗教」が大き…