「一見さんお断り」の勝ち残り経営




京都花街にある「一見さんお断り」という仕組みを軸に、京都花街が350年もの繁栄を続けてる理由を読み解き、そこから日本の経営がもつ、持ちうる可能性について書かれた、顧客を大切にしたい経営者にお薦めの本。
京都の「一見さんお断り」という【壁】は、綺麗な芸舞妓さんに会いたいという観光客に限らず、京都文化の…

本が好き! 1級
書評数:137 件
得票数:914 票
分野を問わず、好奇心の赴くまま、同時に数冊を読み進めてしまう、しかしながら、恐ろしく遅読のおぢさん。




京都花街にある「一見さんお断り」という仕組みを軸に、京都花街が350年もの繁栄を続けてる理由を読み解き、そこから日本の経営がもつ、持ちうる可能性について書かれた、顧客を大切にしたい経営者にお薦めの本。
京都の「一見さんお断り」という【壁】は、綺麗な芸舞妓さんに会いたいという観光客に限らず、京都文化の…


ワインや食についてのこだわりが強いワイン愛好家は、また、社会的な地位も高く見識も広い。そうしたワイン愛好家を結ぶ【ワイン会】を開催することで人生を成功させようという本だ。
ワインを趣味とする著者が、そのワインという「個性(Personal Identity)」を武器に、…




少年時代に夢中で挑んだ謎に初老の自分が再び挑む。エラリーお得意の「読者への挑戦状」にあっけなく敗れた事は思い出したが、今回は記憶を頼らずとも謎を解いたし、丁寧に推理小説を読み解く面白さも堪能した。
この年になってエラリークイーンによる「エラリークイーン」を読むと、これが実にハリウッド映画的な小説…




この、読み易い人材育成ガイドのおかげで部下を熟成させる意義の大きさを理解するほどに、ワインもまた、どれほどの愛情によって育まれているのかを知ることができる。
ワインが好きだ。もちろん風呂上がりのビールだって、バーで奢ってもらうカクテルやウヰスキーも大好きだ…



「なんとなく鉄道が好き」という人にとっては格好の入門書。
「鉄道大好き」あるいは「鉄道マニア」ではないけれど「鉄道に乗ることは好き」な人。新幹線ホームで「ド…




「無人島へ持って行くもの」と並ぶ、ひと柄をうかがい知ることができるこの命題も、いざ現実に選択の瞬間と向き合ってみると、そこには「人生そのもの」が浮かび上がってくる。
短くまとめれば「ホスピスにおける『食事の重要性』がテーマの本」というところなのだろうが、末期のがん患…




「ゼロからわかる」というよりも、「聞きかじりを補強する」入門書として面白い。
「絵画を鑑賞する」には、様々なアプローチがある。 【絵】そのものが与えてくれる感情、例えば「美しい!…



『頭の体操』から半世紀。「面白い人生」とは、きっと、出会った「面白い出来事」を憶えている人生、ということなのだろう。
著者が一躍有名になった名著『頭の体操』は、私が小学生の時に出版され、大ベストセラーになった。いつの…



「勤労者メール相談」で多くの人の苦悩と向き合った著者は言う。 「他人と過去は変えられない。だからあなた自身と今を変えよう」と。
「万病の元」と言われる風邪も、その最初の原因は【ストレス】だと言われている。医療現場で「初期診療(…



図らずも「自己啓発書が持つべき資質」を理解した気がする。
可愛らしく洗練されたカバーで、きっと若い女性が部屋において時折読むにふさわしいことだろう。五つの章…



【鉄槌】(英:Hammer) 1.大形のかなづち。ハンマー。2. 厳しい命令・制裁のたとえ。 原題は『VULCAN'S HAMMER』で、実に巧いタイトルだと思う。
フィリップ・K・ディックの、本邦初完訳がこの『ヴァルカンの鉄槌』。ファンとして大いなる期待とともに…


「こどもの」とあるが、ほんとうに「こどものための練習帳」だった。。。
その昔、駅前にあった大衆食堂には、こんなメニューが張り出されていた。 「カシ丼 ミン汁つき」 価格を…



独特の、妙に丁寧な表現で綴られるこのエッセイは、同時代を全く別の視点から再確認できる、不思議な変換装置のようだ。
お名前は随分以前から知っていて、時おり某SNSで「いいね!」してみたりして、少なからぬ親近感を抱いて…





「名ヴァイオリン職人」が謎を解くというので、安楽椅子探偵的な方向を想像していたのだが、むしろヒッチコック監督お得意の「巻き込まれ型」のような展開で、大いに面喰ったけど、ともかく面白かった。
冒頭に「半世紀以上もヴァイオリン職人兼修復師として仕事をしている」とあるので、少なくとも私より年上…



ドイツの著名(らしい)女性小説家「ケルスティン ギア」氏のラブコメディ。氏は時間ものファンタジーが得意なようで、これもまた(ある種の)時間旅行もの・・・だけどテーマは普遍的な『愛と戀』だ。
そのドイツで有名らしい著者は、こうした 朗読会 も行ったりしている。 「訳者あとがき」にタイトルに…

とてもよくできた「恋愛物語」でした。よくできた物語ですのでスラスラと読み進められましたが、読み終わったところで、おぢさんの私には特に「なるほど」とは思えませんでした。
読みながら「懐かしい」と感じていました。 主人公が勤めるのは六本木にある外資系のホテルで、隣にあ…




この本を「紙の本」で読むことには、実はあまり意味がない。この本こそ「電子書籍(文中で言うeBook)」で読み、その実験的でスリリングに感じ取れる「本の未来」を体験してみてほしい。
本書『本の未来』の「紙版」はA5版の大きさだ。 私は、この本と同じA5サイズの地図帳を持ち歩いて…



「自分の本当の魅力とはなに? その魅力にどうしたら気付けて、発揮することができる?」そう考える女性は多いだろう。そしてこの本には、ちゃんと、それが列記されている。
決して世界中を観て歩いたわけではないが、いまの日本ほど「可愛い女の子」が街に満ちている国は他に無い…





年初から映画で、春には新演出となる舞台で、いま最も注目されるフランス文学の最高峰『レ・ミゼラブル』。長く難解な原作を、誰にでも読める「版画挿絵本」で読み解くことで見えてくるその物語の本質とは。。。
「日本で最も『レ・ミゼラブル』に詳しい」鹿島先生による名著が文庫として復刊された。オリジナルは19…


悪筆で、自分が書いた文字が読めない私だが、子どもの頃に唯一通わされたのが「習字」だった。そのいわば手習いとして文字を書くことを覚えるのと、「書道」が、全く違うのだという事を思い知らされる本だ。
これは、著者の末廣博子氏が考案した『SHOアート』の本で、「書道」という芸術における新しい分野に関…