鬼にて候〈2〉 (YA!フロンティア)



保の成長振りを見守ることは楽しかったけれど・・・やはり周辺の状況描写がちょっとまどろっこしい印象がぬぐえなかった。ただ、この作者の文体は結構好きになったかも☆違う作品で再挑戦してみたいと思います♪

本が好き! 1級
書評数:574 件
得票数:1157 票
み~くまです。こぐまが2匹のおかあさんです。
ファンタジー、ミステリー、古典、歴史物から児童書まで、本なら何でも大好き♪
本との一期一会・・・今日はどんな本と出合えるかな☆



保の成長振りを見守ることは楽しかったけれど・・・やはり周辺の状況描写がちょっとまどろっこしい印象がぬぐえなかった。ただ、この作者の文体は結構好きになったかも☆違う作品で再挑戦してみたいと思います♪



一人の少年が、恐怖心と闘いながらもクラスメイトを助けるために立ち上がる姿は、とても印象的。でも・・・事件の中心に近づくまでの前置きがちょっと長すぎたかも☆




残念ながら前作にあたる「当惑」が見つからず、二作目からの出会いとなりました。でも十分に作品を楽しめました。最後に四人が交わした誓いが冒頭に収められた物語の場面とリンクして、思わず涙を誘いました。





重いテーマを扱った作品ですが、一つの物語としてスッと自分の中に入ってきました。この物語を読みながら、これまで自分が「死刑」について深く考えたことがなかったという事実に気付き愕然としてしまいました。
「死刑制度」について、以前の私は「賛成派」でした。 悪意を持って他者の命を奪った者は、自らの「死を…





物語が進むにつれその奥行きが広がっていき、気がついたらどっぷりと作品の中へ☆物語の前半で絶妙に張り巡らされた複線が後半で次第に浮き彫りにされていく様も快感でした♪ラストはちょっぴりジ~ンとしちゃった☆



最初はオカルトっぽいミステリーなのかと思っていたのですが、読み終わってみると、「命」について真剣に向き合った闘いの物語でした。母性について、生まれ来る命について、改めて考えさせられました。





一言で表現するなら「文句なしに面白かった!」メビウスの輪の上に居るような錯覚に陥りながらも、懸命に未来を変えようとする圭史と美緒。未来が見えないからこそ、日々懸命に頑張れるのだと改めて感じました。
もし自分の未来を告げられたら、あなたならどうしますか? 運命は変えられないのか それとも・・…





今回は事件発生直後に八雲が行方不明になってしまったため、これまでの物語とはかなり異なった雰囲気に・・・。でも、いつも孤独を抱えている八雲が、沢山の温かい絆に支えられていることを再認識できた物語でした。





下巻に入って、さらに物語は加速!!!あっというまに読了してしまいました!でも面白かったぁ~☆「活字だからこそここまで楽しめる」という場面がふんだんに織り込まれた作品。これをどう映像化するのか興味あり♪





結構ボリュームがあるので、もっと時間がかかるかと思いましたが、気づいたら読み終わってました。それにしても、頭の中で考えを構築する場面がとても多い!これをどうやって映像化しているのか、ちょっと興味あり☆





ついに読み終わってしまいました。ビックリの事件と、その顛末・・・この場面と出会うためにここまで読んできたような気がします。大人の本当の役割は、子供に「安心して失敗させてやること」なのかもしれませんね。
中学生の時、突然の事故で両親を失った夕士。 それ以来、叔父夫婦の家に引き取られて暮らしていたが、 …




いよいよ夕士も三年生。もうすぐお別れ。夕士は、長谷は、どんな道を選び取るのか。そして、妖怪アパートの面々との別れは?!いよいよ次は最終巻。ゆっくりと噛み締めるように読みたいと思います☆




最初はどこか生き急いでいる感が否めなかった夕士。でも、ようやく等身大の高校生らしくなってきましたね。千晶先生との絡みは、ほとんど悪ノリに近い感じになってきましたけど、こういうのって嫌いじゃないです。




万感の想いを込めて送り出す夕士たちを見て、「私も先輩たちをこんな風に送り出してあげればよかった」と今更ながら思ってしまいました。まり子さんに秘められた哀しい過去。同じ女性として、とても切なかったです。




今回は、「妖怪アパート」を遠く離れた場所で起こった事件。でも、冷静に対応する夕士の姿をみて、彼の確かな成長を感じました。できれば、修学旅行でこんな体験したくないなぁ~☆




青木先生ほど極端では無いにせよ、教師って何かしら「青木先生的な面」を持っているような気がします。私も子供たちに接する時、同じ過ちを繰り返さないよう気をつけたいと思います。千晶先生は本当に魅力的♪




「いまどきの若いもんは」って切り捨てることはいつでもできる。でも、本当にそれでいいのかな?大人も「ちょっとずつ前進」できることはまだまだ沢山あるのではないかと改めて考えさせられました。





「救えないこともある」・・・その言葉が胸に響きました。見捨てるのではなく、救えるものを救うために最善を尽くす・・・。思わず、背筋がピンと伸びるような気持ちになりました。





1巻に続いて、思わず一気読みしてしまいました。るり子さんのお料理が登場するたびに・・・思わずお腹が鳴っちゃいそうでした(///∇//) この先、夕士はどんな成長を見せてくれるのか、とっても楽しみです♪





もう、めっちゃ面白~い!!!読み始めたら止まらなくて、気がついたら最後まで一気読みしておりました。早く続きを借りてこなくちゃ~!!!