QED 六歌仙の暗号




大好きな平安時代が、実は深い闇を抱いていたことは知っていたけれど、こんな風にその闇だけを取り出して見せられると少し哀しくなってしまいました。今回は、ちょっぴり納得がいかない幕切れでした☆

本が好き! 1級
書評数:574 件
得票数:1157 票
み~くまです。こぐまが2匹のおかあさんです。
ファンタジー、ミステリー、古典、歴史物から児童書まで、本なら何でも大好き♪
本との一期一会・・・今日はどんな本と出合えるかな☆




大好きな平安時代が、実は深い闇を抱いていたことは知っていたけれど、こんな風にその闇だけを取り出して見せられると少し哀しくなってしまいました。今回は、ちょっぴり納得がいかない幕切れでした☆




たっぷりと百人一首を堪能しました♪タタルが解き明かした図もちゃんとページに織り込まれていて、著者の根気強さに思わず脱帽!QEDシリーズ第一作目にして、すっかりタタルのファンになってしまいました♪




地方の『私立病院』が抱える問題を、海堂先生らしいコミカルなタッチで描いた作品。物語を読み終わって「一億総クレイマー時代」という言葉が心に浮かびました。おそらく地方都市が等しく抱える問題だとおもいます。





スパイと聞くと「007」を思い浮かべてしまうのですが、この物語に登場するスパイたちはもっとクールでカッコイイ!その反面、ちょっと怖かったです。読了後に改めてタイトルを見てちょっとゾクっとしました。





年齢を重ねるとともに、人は誰しも死に向かって歩いているのだけれど、肉体の死よりも「記憶の死」のほうが数倍怖いと思いました。今この瞬間も、この病で苦しんでいる人が居ると思うと切なくて胸が苦しくなります。
佐伯雅行は、大手広告代理店に勤めるサラリーマン。 当年とって49歳。 若手に混じってバリバリと仕…





これだけ重いテーマをサラリと描いてしまうところが、浅田さんの凄さでしょうか。読みながらつい父の姿を思い浮かべてしまいました。時空を超えたミステリアスで切ない物語。しばらく物語の余韻を引きずりそうです☆
四半世紀ぶりに出席した同窓会の帰り道。 小沼真次は永田町駅のホームで物思いに耽っていた。 そこへ…




読み終わって思わず微笑んでしまうようなファンタジー♪最後まで読めば、きっとあなたも羽村氏や三色パンダのことが好きになると思います。そして、日常の中で忘れかけていた大切なことを想いださせてくれるかも☆





あっという間に読了してしまいました。もったいない!それにしても、どうして文庫化の際に「笑う警官」に改題してしまったんでしょう。この内容なら「うたう警官」のほうがピッタリだと思うのですが・・・☆





大好きなピーターたちのお話が堪能できる珠玉の一冊♪ もちろんイラストもカラーで収録されています。ピーターファンにとっては垂涎の一冊ですが・・・ちょっとお値段が高い!!!図書館で借りられただけでも幸せ~☆
私が今一番欲しいご褒美は、これ♪(*^ ・^)ノ⌒☆ 「ピーターラビットの絵本」シリーズ全…




今回は、那智先生が容疑者になるなど一層スリリングな展開も加わって、民俗学ファンだけでなくミステリファンとしても堪能させてもらいました。那智先生と三国のコンビは最高です♪



途中まで、かなりイライラしました。特に甚一の存在が許せなくて、何度読むのをやめようと思ったことか!!!でも、今はすごく満ち足りた気持ちです。久しぶりにハードボイルドな世界を堪能させていただきました☆





為政だけでなく、文武に秀で女性の扱いも天下一品!こんな男性が現代に居たらどんなアイドルも形無しです♪しかも、どれだけ浮気をしてもマリアへの愛は変わらない。こういうところが彼を王者にしているのかも☆





国を想い民を思う王。しかし、またしても国内から裏切りが☆統治することの難しさや人心の不確かさを感じずにはいられません。そんな中でも妻子には深い愛情を示すドン・ペドロ。その懐の深さに改めて惹かれました。




ここに記されている言葉一つ一つの重みを痛感しました。彼の言葉を追いながら、そこに「戦争」の本当の姿を垣間見た気がします。戦争を知らない同胞たちに、ぜひ読んでほしい一冊です。




古文大好き人間には堪えられない題材ばかり☆芭蕉の話も興味深いものでしたが、やはり圧巻は紫式部ですね♪先日「千年の黙」を読了したばかりですが、こちらを先に読めばよかったとちょっぴり後悔☆





ドン・ペドロを見ていると、冷酷に成らざるを得ない「王」の悲哀を感じずにはいられません。自分の中にある優しさや情を殺して王たらんとするドン・ペドロ。彼の行く末がますます気になります☆





国王としての威厳を増す一方、次第に冷酷さを増していくドン・ペドロ。確執の末にファドリケを殺してしまう場面では思わず涙がこぼれそうになってしまいました。頂点に君臨するものは常に孤独なのかもしれませんね。





若く情熱的な国王が、次第に冷酷さを帯びていく様はちょっとゾクリとするものがあります。そして・・・なぜあの時代に専制君主が生まれたのか、初めて理解できたような気がします。



犯罪とは、関わった全ての人を不幸にする行為。「罪を憎んで人を憎まず」というけれど、憎むことでしか救われないこともあるのだと改めて感じました。





思わず笑ってしまうような場面を巧みに盛り込みながら、「たった1つしかない命」の大切さと愛おしさを伝えてくれた物語でした。読み終わったあと、小さな胸の痛みとともに温かい勇気を与えてくれた作品です。
大学受験に失敗した青年 高岡裕一は、ふと気がつくと、なぜか断崖絶壁を登っていた。 理由もわからない…