アメリカーナ
純愛ストーリーに同時代性をプラス? バラク・オバマの大統領就任に涙したイフェメルは、今だったら何を書くだろう
気になっていたチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの作品をやっと読めた。2段組みで520ページを超える…
本が好き! 1級
書評数:61 件
得票数:799 票
小説・ノンフィクションさまざまなものを読みます。
純文学好きです。海外文学も好きです。
しばらくbooklog使ってましたが、書評書くのはこっち中心にしようか迷い中です。
純愛ストーリーに同時代性をプラス? バラク・オバマの大統領就任に涙したイフェメルは、今だったら何を書くだろう
気になっていたチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの作品をやっと読めた。2段組みで520ページを超える…
目指すは名人碁所、幻庵因碩と本因坊丈和の技と権謀術数を克明に描く
初めに断っておくと、この著者のことは、控えめに言っても嫌いである。ただ、今回はそういったことはさてお…
きれいでしなやかで丈夫 和紙ならではの折り紙の魅力を楽しめる
今や「Origami」という言葉で世界に通じるようになった「折り紙」。日本が誇る文化の1つだと思いま…
壮絶、いたたまれず しかし、そこに美しさがある
この作品、ずっと以前から読もうか読むまいか迷っていた作品であり、もう10年以上前からその状態であった…
あなたはゾンビになるやならずや!? 周到に書かれたゾンビのいる世界
ウィキペディアに「『オブ・ザ・デッド』で終わる作品の一覧」という項目がある。その概要のところには以下…
狭いところでも楽しめる多肉植物、いろいろ試してみたくなります
2年に1回くらい、伊豆のシャボテン公園に行く。動物ではカピバラが目当てだが、最後は必ずシャボテンと多…
この小説を読むには大人になりすぎてしまったのかもしれない
何十年か前に一度読んだことはあるが、どんな話だったかはあらかた忘れてしまった。覚えていないということ…
東京の町の風景と結びつく、昭和っぽい味の思い出
東京は広い。例えば山手線なら29駅あるわけだが、各駅がその駅の風景を持っている。そして、多分多くの人…
個人的には2015年に読んだ中でのベスト作品。スカーレットの激情に笑ったり怒ったり最後まで退屈する暇が全くなかった
『風と共に去りぬ』って、タイトルは誰でも知っているし、多分映画も1回は見たことがあるという人が多いと…
戦場にいるということの、恐ろしさ、惨たらしさ。今この時代にこそ読まなければいけない貴重な声がそこにある
何年か前に青山学院高等部の入試問題(英語)で、ひめゆりの塔で聞いた学徒の体験談が退屈だったという趣旨…
バッタに愛情を捧げすぎた男がバッタの謎を解き明かそうとする大冒険譚
最初に書いておこう。本書はここ数年間に読んだノンフィクションの中で、一番面白かった。著者の情熱と興奮…
究極のペペロンチーノを作るために、ありとあらゆる実験をした男の記録
アーリオ・オ-リオ・エ・ペペロンチーノ、通称ペペロンチーノは、パスタの基本である。名前はにんにくとオ…
皆川博子初期の作品集の復刻版。ワイルドな作風は今と大きく異なるが、倒錯した性に後年の作品への息吹を感じる
85歳にしてますます精力的に作品を発表している皆川博子。彼女が1974年に出した2番めの作品集を復刻…
壊れかけた家族はどうすれば再生できるのか、いじめをテーマにギリギリの状況の家族や子どもたちを鋭く描く。ときには暖かく、ときにはいたたまれないほどに
重松清さんの作品は、中学入試の国語の問題で一番使われているといった調査結果が何年か前にあった。それだ…
ちょっと不気味だけどライトなミステリー、ミステリー初心者でも読みやすい
中学1年生になる4月、ハルカは坂牧市に引っ越してきた。「ママ」と小3の「サトル」と一緒だ。ここはママ…
森鴎外は苦手、という人もちょっと読んでみたらどうでしょう。作品によっては読みやすいですよ
日本の近代文学の萌芽となった明治時代。その時期を代表する文豪といえば夏目漱石と森鴎外の二人は必ず名前…
『星の王子さま』の原点はここにある。サン=テグジュペリがサハラ砂漠で遭難して得たものは…
サン=テグジュペリといえば、ほとんどの人が思い浮かべるのは『星の王子さま』だろう。1943年に初版が…
旅の目的は? 人生の目的は? 失われた知識を求めるラゴスが最後に求めるものは?
どういう因果なのか、本書を読む前に読んでいたのが『 深夜特急 』だった。どちらも旅の話だが、『深夜特…
月日は経っても色褪せない魅力、しがらみを捨てて自由になる悦楽があなたを旅に駆り立てる
深夜特急の初版が刊行されたのは1986年のこと。もう30年近く前だ。香港はまだ中国に返還されておらず…
毎日砂を掻き出す、それもまた人生
ライトノベルやアニメなどで「落ちもの」と言われるジャンルがあるそうだ。この言葉を初めて知ったのは有川…