アンと幸福




美味しそうな季節の和菓子、そして今回はモフモフ達に思わず癒されてしまった。
高校卒業後進学も就職も選べず、デパートに出店してる和菓子の「みつ屋」でアルバイト生活を送る梅本杏子(…
本が好き! 1級
書評数:1633 件
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夏休み。久しぶりに1週間じっくり母と向き合えた気がします。




美味しそうな季節の和菓子、そして今回はモフモフ達に思わず癒されてしまった。
高校卒業後進学も就職も選べず、デパートに出店してる和菓子の「みつ屋」でアルバイト生活を送る梅本杏子(…




不可思議で心細い全寮制の学園での生活。読んでも読んでも夢の中…だった。
湿原が広がり空は灰色に覆われている。 完全に周囲から隔絶された全寮制の学園。 ここは「3月の国」…




最近、この間結婚したばかりだよね??って人が光の速さで離婚することが多いように感じるけれど。 年数を重ねた人間はかなりの覚悟を必要とする。
39歳の桐原まりえ。 夫・森崎から離婚を切り出され2年かけて悩んだ末それに応じ、二人で離婚届を出し…




この本。タイミングよく3月に読む事ができた。(けどそこにあまり意味はなかったなぁ・笑)
『待っている人々』『出雲夜想曲』『虹と雲と鳥と』『回転木馬』の4編。 それぞれの話は異なるものの、…





元々は大の動物好きだった男の変遷。
動物好きで、小鳥、金魚、犬、うさぎ、子猿などペットにし夫婦ともに可愛がっていた男。 中でも美しい黒…




ある団地に関わる町に暮らす人々に起きた日常であり、非日常であり。
『トワイライトゾ―ン』『蛍光』『ルミネッセンス』『宵闇』『冥色』以上5編の短編集。 読み進めるとお…





特定の個人に宛てた真摯な文章を全くの他人が読めてしまうなんて申し訳ないと思いつつ、人の内面が表れる手紙は興味深くて読むのがやめられない。
作家、詩人、劇作家など、昭和の初め以前に活躍した文学者たちの個人的な手紙を集めた物。 手紙の現物は…





広大な土地を持つ華族の屋敷にある枯山水。この庭に並々ならぬ思いを寄せた人々
東京市小石川区第六天町の高台にある武家華族吉田侯爵邸。 敷地面積1万6千坪の一般世間からは隔絶され…





アメリカの児童文学ってイギリスとはまた少し違った逞しさを感じる。 厚い本ではありませんが読みどころがたくさんあります。
『若草物語』、『トム・ソーヤーの冒険』、『大草原の小さな家』で知られる「小さな家」シリーズ、『小鹿物…





主人公は少年・ピップ。こんなに周囲の環境に翻弄される子どもながら、健気で真面目な子なのよね。
両親を亡くし20歳以上年の離れた姉とその夫・鍛冶屋のジョーと暮らすピップ。 ある日、匿名の人物から…





「お正月様」を迎える準備に忙しい名古屋の大正5年の暮れから、熱田神宮初詣に出掛ける大正6年のお正月の様子が丁寧に描かれる。 年が明けると1歳お姉さんの13歳になる姫子さんはドキドキしているw
慌ただしい大正5年の暮れから大正6年のお正月までの数日間が描かれる。 いいわぁ。 こんな風に丁寧…




今回の表紙が表していると思うけれど、暗く重い11巻。
文化祭のロミオとジュリエットの芝居が中断され、これまで優里ちゃんにのみ視認できた青野くんが全ての人の…





今読んでも、広い世代の人に楽しめる『アリス物語』。
この本が、興文社と文藝春秋社による『小學生全集』全88巻の第28巻として刊行されたのが1927年(昭…




文藝春秋創刊100年。勢いがあって無謀。キクカン見た目通りじゃぁないか。
大正12年(1923)1月、雑誌『文藝春秋』創刊。 まだかろうじて元気だった芥川龍之介も参加し、『…





樋口一葉亡き後、文学仲間たちが彼女を思い寄せた文章。
1896(明治29)年、わずか25歳で逝った樋口一葉(奈津)を偲んで、当時一葉の周辺にいた人々が寄せ…




良い人との出会いが心に傷を負った人々を癒していく。
小さな庭のある二階建ての一軒家。 東京の普通の住宅街にある一般家屋に見えるその建物の門には「椎木メ…



迎賓館<お道具(笑)付喪神たちがたくさん登場しあの頃を語ったり。
神戸芦屋の山手には、明治から続く閑静な邸宅が建ち並ぶ。 その中でも『三条の迎賓館』と呼ばれる邸宅で…





読み終えて、この作品が支持されるわけがわかった。
睦月・晦日のある雪の降る晩。木挽町の芝居小屋・森田座の裏通り。 唐笠を差した陰から見える美しい振り…





ルソーってそんなに日本人に愛されているのか?!(笑)
登録者数43万超YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」からの書籍化。 人物相関図&…





この本を読んでる間じゅう、ずっと私も客船に乗っていた。
映像化の際死者を出す事故が3度繰り返され「呪われた小説」とまで言われる『 夜果つるところ 』。 …