源氏物語 29 行幸【Kindle】
内大臣、玉鬘の件では源氏にヘコまされるが、家に帰れば~あったか家族が待っている^^
この帖ではいよいよ内大臣が、玉鬘が自分の娘だということを 源氏から聞かされる。 暮れも押し…
本が好き! 1級
書評数:235 件
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読むことも書くことも孤独な作業ですが、言葉はいつも語られ受け取られるためにあるものだと思っています。誰かに喜んでもらえる言葉を語ることができれば嬉しいです。できることならば…。
近・現代日本文学を中心に、外国文学、児童文学、医療・健康関係の本、必要に応じて読んだ実用書などについて書いていきたいと思っています。
不定期でアロマテラピーインストラクター、セラピストの仕事をしています。
内大臣、玉鬘の件では源氏にヘコまされるが、家に帰れば~あったか家族が待っている^^
この帖ではいよいよ内大臣が、玉鬘が自分の娘だということを 源氏から聞かされる。 暮れも押し…
源氏と夕霧の女性をめぐる雅な中にも緊張感に満ちた様子VS内大臣の凡庸な呑気さ… 両者の対比がエグイです。
秋を迎え、秋好中宮の御庭は「爽やかに面白く、心も遠く あこがれるよう」な風情で、季節の移り変わりは…
冒険するのもほどがある! 小さなチムの大冒険
子どものみなさん、夏休みになりましたね! 毎年言ってるような気もするのですが、夏休みは あらゆる…
篝火のごとく人知れず燃え上がるそれぞれの想い…嵐の前の静けさながら、秋の風情が美しい。
前帖でその兆しのあった、玉鬘の源氏への傾倒は、 この帖の冒頭ではっきりと記される。 玉鬘の…
はたして誰が本当に、女性たちを幸せにしてくれる男なのだろうか。
さて、前帖で娘の行方を気にし始めた内大臣だが、 それを察してかどうか、源氏もいよいよ、もし玉鬘のこ…
後は、孤独に耐えるのみだ。でもどうやって──?
この作家の作品で最初に読んだ『コンビニ人間』(2016年芥川賞受賞作品)が 面白かったので、続けて…
まだまだ続く。波乱の予感はあるものの光源氏の相変わらずの恋愛無双ぶり。
前帖の「胡蝶」では、夕顔の忘れ形見「玉鬘」をめぐる攻防?で、 源氏の怖ろしいまでの女性への執着と、…
「愛」という名の下に行われる人間の行為をどう受け止めるのか(拒否するのか)。
これまで数々の恋愛事件を起こしてきても、まだギリ、 「色男の若気の至り」で済ませられてきた源氏の行…
子どもが楽しみながら自然や社会について知り、さらにまだ見ぬ世界への好奇心を掻き立ててくれる、そんな絵本です。
以前このサイトでもご紹介した 『ゆきのひ』 の作者、 加古里子さんの作品です。 この『かわ』…
新年を迎え心新たに…と思いきや? ますます己の恋愛道を究め進む光源氏
さて、年も新たになり、恋多き美青年・光源氏も36歳になった。 現代の36歳なんてまだまだ青年という…
自分の中の負の感情とどう向き合って生きていくのか──そのプロセスを丁寧に描いた魂の記録。
購読している地方紙に著者の連載が掲載されていて、 その文章を読んで惹かれたので、まとまった作品が読…
また一人、女性の第二世代の登場~嵐の予感が外れることを切に願う。。。
さてこの帖、こんどは女性の第二世代の一人が主人公。 この物語の最初の方の帖(第6帖「末摘花」)のエ…
いよいよ第二世代へ。引き継がれる「宿世」と恋愛体質DNA…
前帖では、藤壺が亡くなり、冷泉帝は自分の実父が光源氏だと 知るところとなるなど、物語は大きく動き、…
徐々に限界に近づく紫の上の心──歌に込められたやり場の無い苦しい心の内が悲しすぎる;;
秋好中宮の後の斎院、朝顔斎院が父桃園式部卿宮の薨去によって 職をお下りになり、叔母にあたる女五宮の…
柔らかい筆致と色遣いで描かれた優しい世界、そして人々も動物も同じ場所で仲良く暮らす物語
冬が終わり、春を迎えたと思ったら、あっという間に暑くなる、 というのが最近の気候の印象ですが、本格…
親の世代の罪を贖うのは次世代の定め…この時代の人々はこの思想をどうやって受け入れていたのだろうか。
須磨・明石から都へ戻り、政治的復権とともに、 恋愛道の方も調子に乗ってきた感のある光源氏だったが、…
滅びの予感なんて完全に忘れてしまっているかのような、源氏の後宮整備計画(怒);;
さて「絵合」の帖で、その無双な才能・センスを周知し、 政治的にも栄華を極めつつある源氏の次なる野望…
光は光のままで終り、それが生み出した深い闇は、次の世代に因縁として引き継がれていくのだろうか──栄華の中に一瞬兆した滅びの予感。
『源氏物語』の世界が好き、といわれる方は、 おそらくこの物語に描かれているような平安貴族の雅な生活…
数少ない「源氏から逃げ切った」あの女性の気になる後日談(これで終わればの話だが)。
前帖に続いて、“本編”“本命”から離れた「あの人は今…」的な 短いスピンオフ回の「関屋」。 今回…
子どもたちが安心して辿ることのできる、一番古くて大きな「はじまり」の物語
4月になりました。 日本では新年度、新学期のこの時期は、お正月とはまた違った、 「はじまり」の月…