源氏物語 46 竹河【Kindle】
せっかくの玉鬘のスピンオフなのに…おそらくこれからずっと女性を翻弄するイカン男、薫の印象が強すぎる。
おそらく多くの読者が気になっていた、玉鬘のその後の物語。 周りの男たちの勝手な思惑に翻弄された(?…
本が好き! 1級
書評数:235 件
得票数:3891 票
読むことも書くことも孤独な作業ですが、言葉はいつも語られ受け取られるためにあるものだと思っています。誰かに喜んでもらえる言葉を語ることができれば嬉しいです。できることならば…。
近・現代日本文学を中心に、外国文学、児童文学、医療・健康関係の本、必要に応じて読んだ実用書などについて書いていきたいと思っています。
不定期でアロマテラピーインストラクター、セラピストの仕事をしています。
せっかくの玉鬘のスピンオフなのに…おそらくこれからずっと女性を翻弄するイカン男、薫の印象が強すぎる。
おそらく多くの読者が気になっていた、玉鬘のその後の物語。 周りの男たちの勝手な思惑に翻弄された(?…
小さな小さな思いやりが、巡り巡って戻って来る──調和的世界への憧れを思い出させてくれる絵本
寒くなってきました。 冬が近づき、雪のたよりがチラホラと届き始めると、 いつも、この絵本のことを…
またも行き違いの恋の予感…もつれた糸をときほぐす力を持っている人は誰なのか。
この帖の最初に登場する按察大納言については、 この人誰?…とすぐには思い出せなかったのだが、 「…
イカン男の進化系を、新たなライバルの構図とともに提示してきましたね…(驚)
光源氏出家の帖「幻」から8年が経過し、 源氏をはじめとした物語の第一世代が、相次いで世を去り、 …
紫の上の残した手紙のように、「千年の形見」として残る物語
紫の上が亡くなってから一年後、光源氏が出家を決意し、 準備を整えるまでの様子を描いた、源氏の歎きの…
本当にもう…出来た人、としか言いようがない紫の上。あんな仕打ちを受けたのに、どうしてこんなに良い人なの(涙)
ついにこの時がやってきてしまった…と源氏だけでなく、 読者も深い悲しみに包まれたことだろうと思う。…
女性たちの現世は憂き世…誰も叱らない夕霧に一矢報いたビッグママは…
この帖の前半で、スピンオフ主人公夕霧は、読者をさんざん ガッカリさせてしまったと思うと、こんな主役…
恋に慣れない男がロマンを追求するのは身の破滅。これもうストーカー事案だってば…;;
やれやれ…やっぱり怖れていたことが…(乳母談)。 せっかく式部様にスピンオフしてもらったのに… …
いたずらしても、失敗しても、夢があって仲間がいればすべてよし。農場主のペニーさんと愉快な動物家族の物語。
十月になりました。毎年この季節に読みたくなるのが、 収穫の絵本です。 この『ペニーさんと動物家族…
愛した女性たちとの心の隔たりにも気づかない源氏。終末へのカウントダウンがひたひたと押し寄せる。
柏木事件をめぐる源氏と夕霧親子の腹の探り合いで終わった前帖から、 季節は秋へと移っても、まだまだそ…
実の親子の間のヒリヒリするような腹の探り合い…この勝負は、どんな結末を迎えるのだろう。
柏木事件は依然として、源氏を始め周囲の多くの人の心に衝撃を与え、 その余波はまだまだ収まる気配を示…
愛憎、善悪、正邪…相反する感情と想いに彩られた深い心の襞を見る
前帖に引き続いて、女三宮との関係を光源氏に知られた 柏木の懊悩は続く。 こうなることは分かってい…
「女としては怺えられない、満足しがたいこの物思い」…紫の上の心の痛みに涙する;;
怒涛の展開の若菜の帖、下に入り、まだまだ怒涛は続く。 若菜上が源氏の四十の賀であれば、この若菜…
おつきさまの本当の「ともだち」はどこに居る? 「つきのぼうや」のともだち探しの大冒険
9月も終わりに近づき、やっと暑かった夏も終わり、 空と月の美しい季節がやってきました。 この絵本…
朱雀院が振った賽のもつ影響の大きさに心底身震いしてしまう(怖∞)
准太上天皇家と太政大臣家のそれぞれの子どもが結ばれ、 両家にとって、この世の春の時代がおとずれた感…
幾つもの目出度い縁を祝う美しくも妖しい紅葉の宴は、本当の終わりの始まりの儀式なのか…;;
春宮の元服の儀、そして明石の姫君の入内が決り準備がすすむなど、 目出度い出来事が続く中で、煩悶し続…
薫物に書に音楽に…慶事の折の雅な時間を愉しむ貴族たち。その中で、次世代の主人公たちの運命も動き始めた。
玉鬘騒動が一応の決着を迎え、久々に?ホッと一息、 平安貴族の優雅な雰囲気を味わえる出来事と、 そ…
目に見えない世界のもう一つの生命の力について、思いを広げてくれる作品です。
夏も半ばを過ぎましたが、立秋を迎えてもまだまだ暑い日が続きます。 毎日のように熱中症警戒アラートが…
玉鬘騒動、ついに決着。時代の風は新しい世代に吹き始めているのか。
どうなることやら…と思いながら、めくった次の帖は、衝撃の一文で始まった。 なんと、髭黒と玉鬘、すで…
別の力を持った色男(?)が先頭に出張ってきました。ますますカオスな玉鬘の運命。。。
玉鬘と内大臣、対面が叶ったものの晴れて親子の情愛を築き… という風にはならないところがこの時代、こ…