ことばの起源: 猿の毛づくろい、人のゴシップ

集団がある数を超えるあたり(150=ダンバー数)を境としてその集団を効率よく統率維持するために「ことば」が発明され進化したそうです。それは猿の毛づくろいにはじまりその学習内容はゴシップだそうです。
今から3000万年前に地球の気候が急激に冷却化しそれが200万年ほどつづいた。この変化によって原猿類…
本が好き! 1級
書評数:277 件
得票数:6066 票
これまで読んできた作家。村上春樹、丸山健二、中上健次、笠井潔、桐山襲、五木寛之、大江健三郎、松本清張、伊坂幸太郎
堀江敏幸、多和田葉子、中原清一郎、等々...です。
音楽は、洋楽、邦楽問わず70年代、80年代を中心に聴いてます。初めて行ったLive Concertが1979年のエリック・クラプトンです。好きなアーティストはボブ・ディランです。
格闘技(UFC)とソフトバンク・ホークス(野球)の大ファンです。

集団がある数を超えるあたり(150=ダンバー数)を境としてその集団を効率よく統率維持するために「ことば」が発明され進化したそうです。それは猿の毛づくろいにはじまりその学習内容はゴシップだそうです。
今から3000万年前に地球の気候が急激に冷却化しそれが200万年ほどつづいた。この変化によって原猿類…

私の調査したところでは低山とは標高1500m未満で以上が高山と識別されているようです。私としては70歳まで、低山登山をしようと思います。バリ山行ではなく。(笑)。
第171回芥川賞受賞作品です。予備知識もなく作品タイトルだけでイメージすると「バリ島で登山をする小説…

ある読書会で「オールタイムベストを紹介せよ!」が課題となりました。そこで手にした一冊です。
この作品は巷間伝わるようなビルドゥングスロマン、教養小説、成長小説、青春恋愛小説の一言でかたづけられ…

店名のキューブリックの由来は言わずもがなですが、昨今の若い世代には浸透していないということに驚きました。隔世の感です。
この本は、東京、大阪でファッションや現代美術の企画展示関係のサラリーマンをしていた著者が何故三十代を…

それにしてもムスビ屋の若い女の足のフェティシュな描写はいつまでも気になって仕方がない。(笑)。
戦後の、喰うものも、着るものも、履くものも、寝るところもない焼跡の闇市の市場にあらわれボロを纏ったそ…

著者のデビュー作であり、「矢吹駆シリーズ」の第一作です。40数年ぶりの再読です。
この作品の背景にあるのは著者が体験した60年代末から70年代の学生運動の帰結としての「連合赤軍事件」…

8月23日に開催される本屋さんブックスキューブリックの夜の読書会の課題本でもあり、恥ずかしながらはじめて読みました。読書会が愉しみです。
ドイツ語の原題を直訳すると『……それでも生にしかりと言う』、「心理学者、強制収容所を体験する」ほどの…

「ノイエ・ハイマート」とはドイツ語で「新しい故郷」を意味する言葉です。
この作品集は作者自身がそのあとがきならぬ解説で言っているように文学のインスタレーションのようである。…

最近のアメリカ大統領で在任中に戦争をしなかった大統領の一人であるトランプ前大統領がその座に返り咲き、ウクライナ戦争やパレスチナとガザの紛争を止めさせたとしたら……
この作品は2005年、米海兵隊に入隊後、広報担当として2007年1月から2008年2月までイラク戦争…

夏芙蓉の花に群れる金色の小鳥の鳴き声が仏の遣いでこの世の無常を教え諭すのである。
オジ、オバ、アニイ、「おうよ」、朋輩、ナカモトの一統、夏芙蓉………。そしてオリュウノオバ、礼如さん……

連日の猛暑を吹き飛ばすべく思わず「雪」というタイトルの本を読んでみました。
連日の真夏日である。猛暑である。もはや温暖化どころではなく沸騰化とも呼称される日本列島である。春夏秋…

「浜松はとても進歩的ですよ」 「と申しますと?」 「全裸になっちまうんです 浜松のスト リップ そりゃ進歩的です」 ではじまる『花の名』……これは面白い!
花の名/女の子のマーチ/鯛/大男のための子守唄/本の街にて/七夕/汲む/りゅうりぇんれんの物語/等、…

とにかく読んで損はない面白さと深淵さに圧倒されました。超絶なお薦め本です。(笑)。
この作品は、著者島田雅彦がその異端的なふさぎ虫的、中二病的病を小説家として成功することで乗り越えよう…

領土がないにもかかわらず国連に席を与えられ、百カ国以上と国交を結び国際的に認められているのか?日本では謎に包まれた存在である「マルタ騎士団」の全貌を現役日本人騎士が詳らかにする。
マルタ騎士団は、その正式名称を「エルサレム、ロードスおよびマルタにおける聖ヨハネ主権軍事病院騎士修道…

「どうしてオスがメスに近づいたのですか。いったい先生は何をしたのですか」 「ライチョウの習性を利用しただけですよ。(中略)飛んで逃げるギリギリまで距離を詰めました。僕はね。鳥の気持ちがわかるのですよ。」
この本は、絶滅が危惧され「神の鳥」と言われるライチョウの復活のために、前代未聞のプロジェクトを立ち上…

山の名前はほどなく判明した。 御巣鷹山。悠木は、その雄々しく気高い山の名に心を揺さぶられた。(中略)テレビ画面の御巣鷹山を見つめた。山も深く傷ついていた。引き受けたのだ。あの御巣鷹山が……本文より
1985年8月12日、東京羽田空港から大阪空港にむかう日航機123便が群馬県の御巣鷹山で墜落し、52…

最近登山をはじめた者として520名の墓標のある御巣鷹の尾根に登り、決してまつろわぬであろうその御霊前に心より手を合わせご冥福をお祈りしたいと思いました。
経済評論家の森永卓郎さんが末期癌の只中で、ジャーナリストとしての最後の矜持を賭してその魂魄を奮いたた…

ラストシーンは、吉本隆明が親鸞について述べた「往相」「還相」という考え方を想起した。何度も読み返したくなる稀有な小説である。
恒星タウ・セティをめぐる二重惑星アナレスとウラス──ウラスは長い歴史を誇り生命にあふれた豊かな世界だ…

この童話は、あの『ゲド戦記』の作者でアメリカSF界の女王としてリスペクトされるアーシュラ・K・ル=グウィンの作品でシリーズ化されており、そのはじまりの第一作のようです。
ジェーン・タビー母さんから生まれた4匹の子猫たち(セルマ、ロジャー、ジェームス、ハリエット)には生ま…

KAGAYA 制作の「銀河鉄道の夜」がレーザー光源を以前よりも2倍ほど光化した映像でプラネタリウムで映し出せるようになり6月まで上映されると聞き、再読しました。
気弱で孤独な少年ジョバンニと親友のカムパネルラが天上の銀河鉄道に乗って天の川を横目にみながらサザンク…