ウォッチメイカーの罠


ありがとうウォッチメイカー、さようならリンカーン・ライム
正直このシリーズに魅力を感じなくなっていた(『真夜中の密室』なんてゴミはもう耐えられなかった)し、円…

本が好き! 1級
書評数:318 件
得票数:5122 票
リコピンを取りすぎてしまったミステリファン。
主に翻訳ミステリのレビューを書きます。たまに洋書も読みます。2021年8月から開始。
レヴューは以下の内容で構成し、1000字程度になるように心がけます
♠️作家・書誌情報
♥️あらすじ・内容
♦️分析・評価
♣️雑談


ありがとうウォッチメイカー、さようならリンカーン・ライム
正直このシリーズに魅力を感じなくなっていた(『真夜中の密室』なんてゴミはもう耐えられなかった)し、円…



ゴキゲン愉快なSF私立探偵小説
♠️ニコラス・コーンウェルことニック・ハーカウェイは、パパとは正反対な痛快スピーディーなエンタメ小説…



最強ヒーローが考える副大統領の殺し方
♠️毎度お馴染み流浪の元憲兵ジャック・リーチャーが活躍する初期作。今回リーチャーのミッションは副大統…



ミステリ作家に掘出された童話
♠️本書はフランスのベストセラー作家ミシェル・ビュッシの2021年に出版されたCode 612 Qu…



邪悪な雪だるまは昼顔スレイヤー
♣️やぁ、僕オ〇フ。ぎゅ〜って抱きしめて! 今日はね、僕の生まれた北欧ノルウェーのもう一つの雪だるま…




ラスティ・サビッチの歴史は繰り返す
♠️本書はスコット・トゥローの出世作『推定無罪』の24年越しの続編だ。検事補から判事に転身したラステ…



本当のゲームの達人は誰? 青春コンゲーム小説
いろんな人がレビューしているので、手短に。 話題作ということでキンキンに冷えてやがる、悪魔…



生と死の饗宴。骨の髄まで、いただきます
♣️「くじらだよ」と本屋で娘が興味をもったみたいなので、買ってみた。読んであげたら、なかなかマニアッ…





兄貴はつらいよ、ノルウェー田舎ノワール極夜行
♠️50以上の言語で翻訳されるノルウェー史上最も成功したスリラー作家と言われるジョー・ネスボ。本作は…



炭疽菌島で会いましょう
♣️海外のミステリファンのブログを眺めては、面白そうなミステリの情報を仕入れるのだが2021年にAn…



これはいったいどーなっちゃうんだ〜!?
♣️早いもので師走。M−1の季節ですね。トム・ブラウンが決勝に残ったみたいで嬉しい。うちの息子は昨年…



レジェンドスリラー作家が描く南北戦争
♣️ジェイムズ・リー・バーク、久しぶりの翻訳作は2024年MWA長編賞受賞作。S・A・コスビー、コル…




目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で何が嘘か。〇〇の世界へようこそ
♠️ノーマン・ベロウは1902年イギリス、サセックス州で生まれたが、大半をニュージーランドやオースト…



盛りを過ぎたスパイマスター二人の最後の対決
♠️ジョージ・スマイリーとカーラ。二人のスパイマスターの対決を描く〈スマイリー三部作〉の掉尾を飾る作…




冒険小説を裏返しにした技あり作
♥1967年の年の瀬、精神科医のジャック・ミラーは顔と両手に重度の火傷を負い、記憶を失ったと主張する…



マシュウ・コリンズ・スカダー、人生の時の時
♣2023年に原書が出た時、これはもう訳されないだろうとボチボチ原書を読んでいたが、二見書房から出し…



わらしべ刑事の冒険譚
♠ショーン・ダフィシリーズ三作目は作者が島田荘司に触発されて書いた密室ミステリ。警察を辞めさられたダ…



ひとを呪わば穴だらけ
♠日本の新本格ミステリやラノベに大きな影響を受けて創作活動を始めた陸秋槎が、作風をガラリと変えて私立…




暗い迷路の先に希望の光が見える
♠中期の傑作群『ウィチャリー家の女』『縞模様の霊柩車』『さむけ』の前、1959年に書かれたシリーズの…


いまいちぱっとしない
♠『静かなる天使の叫び』以来15年ぶりのR・J・エロリー。本書は2023年に出版されたThe Las…